曖昧さ回避
概要
名前の由来は「蚊母」から転じたもので、漢字にすると大蚊となる。
市街地やちょっと古いマンションの階段などでよく目にする、蚊を一回り大きくしたかのようなあの虫である。
見た目のインパクトから初見だとトラウマになりかねないレベルでビックリするが、人に直接害を与える事はなくオスもメスも主な食料は花の蜜である。
それどころかちょっと振り払っただけで瀕死に陥る程のダメージを受ける、細長い足や羽根はちょっとした衝撃ですぐにもげるなど、とにかく見ていて悲しくなる程に弱い。
羽根があるので一応飛行はできるものの、空を飛ぶ姿ですらフラフラと危うい軌道な上にスピードも簡単に捕まえられてしまうレベルで遅いなど、どこまでも頼りない(極稀に飛行スピードが強化された個体が確認されるらしいが……)。
幼虫時代は地中や水中で生活し、植物の根を主食にしている為、害虫扱いされる事も。
かと言って成虫になって上記のような弱々しい生態になったから問題がなくなるのかと聞かれればそんな事もなく、工場ではその脆い身体が異物混入にも繋がりかねないのでやっぱり迷惑をかける。