概要
『サイレントメビウス』とは、『月刊コミックコンプ』(角川書店刊)にて1988年から連載された麻宮騎亜による漫画作品のことである。
1990年代にPCゲーム化。1991年8月17日には劇場版アニメが公開され、翌年1992年7月18日にも2作目の劇場版アニメが公開された。さらにTVアニメ化もされ、1998年4月7日から同年9月29日までテレビ東京系にて放送された。(TV版を基にPSでのゲーム化もされた)
本編は全12巻。さらにこれの前史で、第0巻にあたるMöbius Klein(メビウスクライン)全1巻と、キャラクター個々のサイドストーリーと最終的な完結を収録したサイレントメビウス・テイルズ(Silent Möbius Tales)全2巻がある。オリジナルシリーズの後世代の話であるサイレントメビウス ネオスが2005年末より連載が開始される予定だったが、作者の入院そして雑誌自体の発刊中止により、執筆は行われていない。
人口は増加の一途をたどり、環境破壊が進行した近未来のTOKYO。そこでは、人知を越えた不可思議な事件が起きるようになっていた。3rd-AT(サード・アトラクション)と呼ばれ一般人に秘匿されていたそれらの事件は、妖魔(ルシファーホーク)と呼ばれる異世界(ネメシス)の住人たちが引き起こす事件であった。2023年、頻発する妖魔事件に対し、ラリー・シャイアンは Attacked Mystification Police Department(対妖魔用特殊警察、通称AMP)を組織、これに対抗する。
2013年7月、続編新作の「サイレントメビウスQD(クアドリガ)」が2013年8月12日発売の月刊ヤングマガジンにて新連載決定した旨が作者より発表された。