概要
目を傷つけられたらその傷つけた相手の目を傷つけてもよく、歯を傷つけられたら歯を傷つけてもよい、という意味で、やられたらやり返せ、もしくは、やられた分だけはやり返しても良いという意味で用いられる言葉。
『ハンムラビ法典』に書かれていることで有名だが、本来は“被害に対してはそれと同等の報復・刑罰を与えるべきである”という「同害報復(タリオ)」の原則を示したものであり、あくまでも倍返しを禁止する意味とされる。(確かに自力救済としての復讐を容認してはいるが、仕返しを推奨してはいない。)
ただ、「望まぬやり合いを強いられた」という意味で、やられた側の被害の方が大きいため、やられた側に若干不利な話ではある。
『重甲ビーファイター』の主題歌の詞にも登場するが、よくよく考えるとこの語がそこで登場する意図は謎である。
悪役の事を言ってるとすると、本作の悪役はやられてもいないのにやる普通の悪役であるため不自然であり、ヒーローの事を言ってるとすると、ビーファイターは復讐の戦士では無いし、ましてこれを「愛の掟」と表現している事にもなってまた不自然である。