幕府陸軍

ばくふりくぐん

幕府陸軍とは、江戸幕府が所有していた西洋式の陸軍隊である。

概要

江戸幕府が整備し所有していた、西洋式軍備の陸上戦闘を主とする軍隊、いわゆる陸軍である。海軍(幕府海軍)と総称して単に「幕府軍」と呼称される場合もある。

幕府の軍制改革により、諸外国からの国家防衛と、国内の体制維持を目的として、大政奉還の5年前である文久2年(1862年)にすでに創設されていた。

有名な長州征討や、主に水戸藩の尊王攘夷派で構成された『天狗党』を討伐した天狗党の乱などで動員され、上述した大政奉還が行われた後も、所属部隊の多くが戊辰戦争で活躍した。

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