概要
リオネス王国先代聖騎士長。二大聖騎士長の一人、ドレファスの実兄(厳密には異母兄弟)。ギルサンダーの父親でもある。
本編では故人。享年49歳。
歴代最年少の20歳という若さで聖騎士長に就任した、銀髪の美丈夫。その実力はメリオダスをもってして「勝てる気がしない」と言わしめるほど。ただし、剣技だけでみるとザラトラスよりドレファスの方が勝っていたらしい。
また、外伝「エジンバラの吸血鬼」のラストで幼いギルサンダーを肩車しているなど、息子のことをよく可愛がっていたことが窺える。
ヘンドリクセン曰く、「ザラトラスほど清廉な魂の持ち主はいなかった」。
ドルイド族の血を引いており、ドレファスとは異母兄弟であることから、恐らくドルイド族のハーフであると考えられる。
魔力は浄化(パージ)。自然ならざる魂を消し去る、ドルイド族特有の魔力。
国王や<七つの大罪>達から深く信頼されていたが、10年前の王国誕生祭の朝、聖騎士長の座を欲した実弟ドレファスと彼に協力したヘンドリクセンの手により殺害される。
ただし実際には、ドレファスに憑依したフラウドリンの策略により、脅威として排除された。
その後、<十戒>メラスキュラの死者の未練を増幅させて甦らせる『怨反魂の法』により復活。
甦った要因は「魔神に操られているドレファスとヘンドリクセンに気付けなかった自分への恨み」と自己分析している。
本人が明かしたところによると直接の死因は毒殺だったらしい。回想では厳格な印象があったが、仕事を離れるとユーモラスな性格だったことが明らかになった。