テュカ・ルナ・マルソー
てゅかるなまるそー
概要
CV:金元寿子
日本側から特地と呼ばれる異世界に住む金髪碧眼のエルフの娘。外見は10代に見えるが、実年齢は165歳(初登場時)。音楽神ルナリュー信者。特地のエルフ種の中でも希少な精霊種のエルフで寿命と言う概念は無いらしい。
母はすでに亡く、父ホドリュー・レイ・マルソーと二人でコダ村に近い森にあるエルフの集落で生活していたが、炎龍の襲撃をうけて森と集落は壊滅。父のホドリューもテュカを守る為に炎龍と戦ったが、炎龍が去った後に伊丹耀司率いる第3偵察隊が森に入った際に助け出されたのは、父により井戸に落とされていたテュカだけだった。伊丹らがコダ村の難民を炎龍から救った際に、賢者カトーの弟子「レレイ・ラ・レレーナ」や、暗黒神エムロイの使徒にて亜神「ロゥリィ・マーキュリー」と知り合い、伊丹の協力もあって難民らと特地の自衛隊駐屯地の近くにアルヌス生活協同組合を設立した。主に森の管理や開拓の適した土地探しを担当。
彼女のルックスはエルフという種族柄もあり、文句なしの美少女。ヤオや栗林には流石に及ばないもののスタイルもよいモデル体形。スレンダーな精霊種エルフの中では巨乳の部類に入るらしい。
伊丹率いる自衛隊の第三偵察隊に保護されるまでは、特地のエルフの民族衣装を着て普通に生活していたが、井戸から引き上げられた際に着替えとして渡された無地の白いTシャツとジーパンを着て以来、エルフの民族衣装よりも地球の洋服を好んで着るようになったようである。
精霊魔法を得意とし、相手を眠らせたり弓矢除けの風を起こしたり、炎龍ですらダメージを受けるほどの雷を落としたり、スカイダイビング時に精霊の声を聴いたりしている。弓の腕にも自信をもっており、テュカの細見の身体ではひけないだろうといわれたコンパウンドボウを「背中で引く」といって簡単に引いて見せた。
伊丹らに救出されて回復した後は見た目は何も問題無いように見えたものの父が亡くなった事を認識できずパーソナル障害にまで陥った事がある。その精神失調のため、一時期は無意識に脳内で伊丹を実父ホドリューのポジションに据え付け、伊丹をホドリューと思い込んでしまっていたが、伊丹や仲間達と共に炎龍を退治した事がきっかけて障害そのものは落ち着いた。その呼び方に慣れてしまったため、炎龍討伐以降も伊丹の事は「お父さん」と呼んでいたが、帝国と日本の戦争が終結して以降、同じく伊丹を異性として想うロゥリィ、レレイ、ヤオの存在もあり、伊丹への呼称を「お父さん」から「ヨウジ」にシフトし始めた模様。
自他とも認めるバイセクシャルで、好きなのは伊丹と女の子である事を公言している。
特に後者(女の子好き)はまだ伊丹たちと出会う以前からのものらしく、父のホドリューも『こんな調子でちゃんと恋人ができるのか?』と心配していた模様。
元々は、自省する意味で伊丹の事を「お父さん」と呼んでいたが、とある出来事でその箍が外れ、以降はヤンデレにも似た積極性を見せる事もあるようになった。その為、男に関しては伊丹以外は眼中になく、栗林志乃により伊丹の股間に大ダメージがあたえられた際に、栗林が「不能になっても困る人はいない」と言うと「私が困る」と言い返し、同じ精霊種エルフのイケメン達が大群でアルヌスにやってきた時も全く興味を示さず、無理に連れて行かそうなると伊丹の後ろに隠れて「この人の子供を産む」と宣言していた。
ちなみに、同性の好みのストライクは“長身で優しいお姉さん”。この為どストライクの黒川茉理を最初、好みすぎて直視できなかった。本人やその同僚の栗林は逆に「苦手に見られている」と勘違いしていた。最初に見破ったのはロゥリィである。
また、薔薇騎士団によって広められた「緑の人の炎龍退治譚」では、腐女子連中が自分たちの趣味をぶち込んだため「エルフの少年」(男)にされてしまった。このことが顔から火が出るほど恥ずかしいらしい。
モデル
火山の火口での炎龍との戦いが、どうみても「ロードス島戦記」のシューティングスター戦な為、キャラクターのモデルは同作に登場するハイエルフ「ディードリット」ではないかと思われる。主にOAV版の。
これはロードス島戦記などの作品群が属する“フォーセリアのエルフ”の特徴でそうなっているため。ちなみに日本の創作物における初期のエルフ像を確定したものでもある。
ちなみにフォーセリアでより彼女似のキャラもいるにはいるが、ハーフエルフである(本人曰く「恵体は母親(人間)の血によるもの」)
ただ、テュカが原作のかなり初期で金銭に関する発言をしている為、マウナモデル説も生きてくる。フォーセリアのエルフは本来、俗物的な金勘定には興味がないが、ハーフエルフのの彼女は銭ゲバもといしっかりした金銭感覚があるため。
マウナをちょっといじってテュカに→フォーセリアつながりで「ロードス島戦記」ネタという可能性も捨てきれない。