概要
講談社の漫画雑誌、モーニングにて連載されていた、漫画家榎本俊二による、ギャグマンガ。全9巻。
ほぼ全編にわたって下ネタ(R-18含む)が展開される上に、異常なまでにハイテンポかつハイテンションでストーリーが進む、そしてネタも大抵不条理なものが多い。
一話丸々サイレントで送られる回も多い(これらの回は別の話が続いていようが容赦なく挟み込まれ、かつ全くもって関連のない非常にナンセンスな下ネタワールドストーリーである)。
その過激かつハイスピードな作風は合う人はとことんハマる傾向にある。このテの漫画には珍しく、女子キャラ人気が高いのも特徴である。
登場人物
- 清掃課メンバー
前田郷介(まえだ ごうすけ)
主人公。バカで、デブで、クズな、ロクデナシ中年オヤジ。
元々TSURA社の課長を務めていたが、『つかえない』との理由から、二転三転して、清掃課に配属された。
非常に性欲が強く、同課の葛原を始めとして、様々な女性に激しいセクハラを繰り返す。たとえ、こっぴどく仕返しされたとしても、決してめげず、再び同じ行いを繰り返す。これらの行動はよく同課の田村と共に行われる。
さらに、誰に対しても非常に暴力的でもあり、会社の人間だろうが、実の息子だろうが、容赦なく暴行する。その生き様は、息子のみちろうにもしっかりと継承されてしまっている。
そんなスタイルのためか、嫁には逃げられてしまっており、一度再婚を迫ったが、結局かなわなかった。
「Its my son!」
田村政和(たむら まさかず)
豪介の清掃課仲間。小柄で、一見物腰穏やかな中年男性といった様相だが、その実、盗撮盗聴マニアかつ、郷介同等の性欲を持ち、女性陣に容赦ないセクハラを仕掛ける外道。
自身の気に入った、『飾らないセリフ』とやらを『名台詞』とし、収集する癖も持ち、時に自分の発言すら録音している。
他人の醜態を別の人物に見せつけることも好み、娘の亮子がおもな犠牲となっている。また、このことから、嫁には、たびたびむごい制裁を受けている。
「名言中の名言だ‼」
葛原(くずはら)
清掃課の元紅一点。清掃課唯一の良心と言っても差し支えない、巨乳と泣きぼくろが特徴の無口なクールビューティー。
郷介&田村から、日々様々なセクハラを受け続けるが、仕事中ならたとえ乳をもまれようとも、ビクともしない。しかし、コンプレックスの巨乳について触れられたり、元々持っているサディズムが刺激されると、たちまち女王様モードに入ってしまい、得意のムチさばきでその場の全員締め上げる。
「いいですよ、へるものじゃないし」
菖蒲沢ひろみ(しょうぶさわ ひろみ)
尿と郷介をこよなく愛する、スーパーアクロバティック変態OL。元々、同社の総務課に勤めていたが、郷介への愛で強引に清掃課に転属してきた。
それなりに美形なはずなのだが、羞恥の観念が全くなく、下着の露出などに一切の抵抗がない。そのため、非常に好色なはずの郷介にも完全に煙たがられてしまっている(郷介曰く、「男は追い回されるより、追い回したい」らしい)。
「前田さ~ん!」
日比ススム(にっぴ すすむ)
元、清掃課のメンバーの、重度の老人性愛家。自身の男性機に、老婆の乳房を巻きつけるプレイを好む。
途中、インポテンツに陥ってからは、治療のため各地を転々とする生活を送るようになり、ひろみと入れ替わるような形で、あまり清掃課には顔を出さなくなる。このインポ治療をめぐる珍道中が、他の清掃課の面々をも巻き込んだ、物語後半の壮大(?)な物語へと繋がっていく。
「ロールミー!」
打戻タミ(うちもどり たみ)
日比の愛人の老婆。自身の伸びきった乳房を、ムチのように操り、物を掴んだり、相手のモノに巻きつけ絶頂させることができる。物語後半に、清掃課へと加わり、日比を探し求める日々を送る。
「ロールユー!」
- 前田家
前田みちろう
郷介の一人息子。父親に似て、非常に凶暴であり、小さい子や、クラスの女子などにも容赦なく手を出したり、悪乗りを強要する。
極度のおばあちゃんっ子であり、たとえどれだけ拒絶されようとも、ばあちゃんへのラブは止まらない。
「ばあちゃ~~~ん!!」
ばあちゃん
前田家の祖母。みちろうが大好きな人物で、最初は殺人チョップにて迎撃し続けていたが、次第に折れ、カレーを作ってあげるなど、愛情を見せる面も出てきた。たった一言の指示でみちろうを操り、おもに郷介をシメるなど、絶妙なコンビネーションを見せる。
じいちゃん
ほぼ寝たきりの前田家の祖父。寝たきりのくせに性欲だけはすさまじく、よく浮気してはばあちゃんの怒りを買う。
- 村田家
田村香織(たむら かおり)
田村の妻。旦那同様小柄で、穏やかそうな人物だが、他の主婦に暴言を吐いたり、店の店主に嫌がらせをしたり、旦那の悪事には拷問による制裁をもって答えるなど、やはり危険な人物。ただ、娘からの信頼は厚い。
田村亮子
田村の一人娘。この漫画では珍しく、悪乗りもせず、他人に迷惑をかけない人格者だが、そのため他の人々から受ける仕打ちが散々であり、特に父から受ける、彼氏のオナニー動画見せつけ攻撃には、毎度むせび泣く。
- その他の人物
森さとる(もり さとる)
TSURA社の社長。物語途中、菖蒲沢に、自身の男性機を切断、拉致され、それを取り戻すべく奮闘するも、ペニスは自決、あえなく女性になってしまった。
秘書
森の秘書。主に森の生処理要員としてこき使われ、自身もその役割に誇りを持っている模様。ただ、森が女性になってからは、ぺ二バンを使った性処理がヘタだと言われ、あげくやけを起こして襲ったほかのOLにも「ドヘタ」と言われてしまった。
関連イラスト
R-18も多いが、原作が既にアレなのでむしろ普通、あるいは大人しいほうかもしれない。
また、パロディイラストが多い傾向にもある。