概要
メタルスラッグ「2」及びマイナーバージョンの「X」に登場するボス兵器で、正式名は『水陸両用殺戮蹂躙車両「ビック・シェイ」』。
外見が戦艦大和そのものにキャタピラとマフラーを付けただけなため、陸上戦艦大和という別名で呼ばれていた。
モーデン軍が所有する大型兵器でミッション4のボスである。
攻撃方法は第一段階で副砲で攻撃し、第二段階で主砲と副砲の両方で攻撃してくる。更にダメージを与えると副砲が全て壊れ、主砲のみで攻撃するようになる。
実は「1」のミッション5にこれに似た艦船が停泊している(背景であるが)。また、「6」のミッション4でもこれらしき戦艦を確認できる。
設定
前述の通り、キャタピラやマフラーを装備した水陸両用の戦艦。
沿岸より艦砲射撃を行い敵戦力を疲弊させてから上陸、上陸後は適当な場所に陣取り、上陸部隊の指揮をとる要塞として機能する。
もっとも、艦船にキャタピラを装備するというその巨体は、ただ地上を走行するだけで小規模の都市なら壊滅させることができる。
通常の外観はただの戦艦にしか見えないが、艦首部分に巨大な榴弾砲塔が収納されており、使用時には艦首がスライドして姿を現す。
メタルスラッグディフェンス
Ver1.5.0でNPC専用ユニットとして登場。当初はアナザーワールド1-6-4のボスを務めていた。通常攻撃は副砲の一斉射撃(貫通)、特殊攻撃は主砲での砲撃となっている。実装当初はシェイ自体の強さに加え、ユニットの少なさ、レベル上限の低さ(20まで)、捕虜補正もワールド2の分までということもあって、当ステージはアナザーワールド1最難関となっていた。しかし、アップデートを重ねて自軍が強くなり、安定してアナザー1-6-4をクリアできるようになると、MSPの稼ぎ場として使われるようになった(全ステージ中、出撃ポイントに対する獲得MSPの比率が一番高い)。
後にVer1.32.0でプレイアブルユニットとなったが、ノックバックしやすいことや、特殊攻撃は隙の大きさと範囲の狭さ、発動がキャンセルされることもあるということで使い方にはコツが必要であった。
メタルスラッグアタック
クローズド時代からステージ2-5のボスとして登場していた。特徴はディフェンス時代と同じだが、序盤のボスということでかなり弱い。思わず拍子抜けした人もいるだろう。
後にVer1.9.0でプレイアブルユニットとなった。こちらはNPC専用のものと比べ、動きが大幅に遅くなった代わりにそれ以外の部分が大きく強化された。特に抵抗(ノックバックのしにくさ)が高い点、特殊攻撃が広範囲+発動中はのけぞりやスタンにならない点は大きなアドバンテージである。スキルを解放していくと特殊攻撃の弾丸の速度が上がり、回避されにくくなる。
Ver2.2.0では後述の「ゴースト・シェイ」が登場した。
関連兵器
メタスラシリーズでも珍しい戦艦型の兵器だからか、似たような兵器がいくつか存在する。
「2nd Misssion」の「地上空母」ステージのボス。武装は砲台4門(シェイの副砲と同じ物)のみだが、フライング・タラを発進させることもある。
「3D」のMISSION6のボス。シェイの副砲と同じ砲台に加え、誘導ミサイルやガトリングなども搭載している。なお、ゲーム中では前述のボスの他にもう1隻が確認できる。
「アドバンス」のMISSION2のボス「エヴィン・ヴッハ」。戦車ではあるがキャタピラや主砲はシェイのものと同型であり(後者はシェイの副砲とデザインは同じだが発射される弾の種類は異なる)、背景を移動する点や砲台にしかダメージを与えられない点が共通している。
「MSA」で登場した「ゴースト・シェイ」。正規軍との戦闘で撃沈され、所在不明となった巨大戦艦という設定。所属もモーデン軍からその他勢力に変化し、海賊兵(GHOST)の母艦となっている。スキル4解放後の特殊攻撃は主砲2連射になり、新たに姿を消して相手の攻撃を回避する能力も身につけた。