概要
デビルリバース・モーデン元帥が率いる、正規軍と敵対する軍隊。「反乱軍」とも呼ばれる。
反乱軍とあるように元は正規軍の一部だったが、クーデターにより正規軍から分離した。
そのため、モーデン軍は主にクーデターに参加した者達で構成されている。
モーデン軍の発端はまだモーデンが正規軍総帥だった頃にさかのぼる。
モーデン元帥は正規軍の腐敗を断罪すべく数年間かけて準備したクーデター計画を実行に移し、計画発令よりわずか170時間で世界の主要都市を制圧、その統制下に置いた。
しかし正規軍は残存勢力を集めてレジスタンスを結成、反攻作戦を開始。
以降長きにわたる正規軍とモーデン軍との熾烈な戦いが続いていくこととなる。
ほとんどの作品では敵として登場するが、一部の作品(『2』『X』『3』『6』)でのファイナルミッションではプレイヤーと協力して戦ってくれる場面もある。また、『3』の一部のコースでは氷漬け(所謂捕虜扱い)になっており、助けるとアイテムこそくれないものの、感謝の敬礼をしてそのまま去っていく。ミスせずにクリアした時にはちゃんと捕虜ボーナスにカウントされる。
一時は世界の覇権掌握を実現寸前にまで進めた強力な軍隊だったが、
当時の正規軍最新鋭戦車メタルスラッグの登場により反攻を許し頓挫。
その後幾度もクーデターを試みているがその都度正規軍に阻止されている。
未来の歴史にも名を残すほどに有名になっているらしく、
『7』『XX』では未来のモーデン軍も登場しており、服の色や兵器の色は青くなっている。
『5』に登場するプトレマイック・アーミーとは敵対関係にあり、
度々兵器を鹵獲されることから、モーデン元帥は彼らを「ハイエナ」と呼んでいる。
モーデン軍のモデルはドイツ軍で、シンボルマークもナチス・ドイツのものを参考にしている(『1』では鳥がドクロを掴んでいるシルエット、『2』以降はバツ印)。なお、モーデン軍の使用する兵器の中にはドイツ軍やアメリカ軍の物がモデルとなっている。(戦車に関しては大半がドイツ軍の戦車(一部アメリカ軍の戦車もあり)、戦闘ヘリや戦闘機あるいは爆撃機はアメリカ軍のものがモデル)
ちなみに、本編中で登場する兵士は男ばかりの男臭い一団であるが、女性兵もいる模様。
このうち名有りの女性兵は『MSA』にて多数登場する。
女性兵の中にはマーズピープルと恋愛を経て結婚した人物も存在しているというが…?
モーデン軍最高司令官『デビルリバース・モーデン』
大半のメタルスラッグのストーリーにおいては、この人物率いるモーデン軍と敵対する。
詳細はドナルド・モーデンの別項記事を参照。
『プリティ・モーデン』
『MSA』にて、プロフェッサーが作動させた細胞組み換え装置により、
あろうことか少女化してしまったモーデン元帥本人。
その見た目の可憐さからファンが急増してファンクラブまで立てられており、
愛用機であるスペースタンクもファンによってプリティにデコレーションされてしまった。
ただ、本人にとってはあくまでイレギュラーな姿であり、威厳が損なわれると落ち込んでいるが、
幸いにも少女化は一時的なものであったため、後日無事に元の姿に戻れたようだ。
この出来事をきっかけにプリティ・モーデンの姿を真似る女性兵士たちが現れたあたり、影響力はそれなりに大きかったらしい。
構成員
モーデン兵と共に登場する上官や名有りの兵士。
ほとんどが性格に一癖はあるが、それに見合った驚異的な火力と耐久力を持っている。
なお、特に記載がない限りはすべて『MSA』で初登場したものである。
1.アレン・オニール
『1』『2』『X』『3』『7』『XX』に登場する敵味方問わずに恐れられている男。
詳細は別項記事を参照。
(『4』で現れる彼は偽物で、アマデウスが精巧に作った機械兵である。)
2.アレンJr.
『アドバンス』に登場するアレン・オニールの実子。
不死身の肉体は父親ゆずりである。
ウォルターとタイラの上官に扮し、正規軍新兵のための模擬戦闘訓練で彼らを抹殺して正規軍精鋭の若い芽を摘み取るべくモーデン軍を送り込んだ。
一度倒されても立ち上がり、ナイフを振り回しながら襲い掛かるなど接近戦の技量にも長けている。
『2』『X』に登場するアジラビア革命派のリーダー。
頭に巻いたターバンと小太りの体型が特徴で、手に持った指揮刀を振りながら指示を出す。
部下がやられそうになると撤退して再起を図り、
何度倒されても立ち上がる不屈の闘志の持ち主だが、
切り札である巨大兵器が破壊される等で窮地に陥ると、
あっけなく白旗を揚げて降伏する。アジラビア兵は彼の部下である。
4.アビゲイル
モーデン元帥の参謀を務める女性士官。
北欧出身、身長160cm、体重55kg。
愛称は「アビィ」。レーザー兵器のスペシャリストで長距離強襲を得意とする。
数多の戦場を勝利へと導いた明晰な頭脳を持つだけでなく、モーデン元帥への忠誠心も人一倍高く(貫通レーザーを放つ際にレーザー兵器がシンボルマークを形作っていることがそれを物語っている)、例え世間がお祝いムードであろうと、元帥のため寸暇も惜しんで働くほど筋金入り。更には
直属の精鋭部隊「ACE」を率いているが部隊間で上下関係はないようだ。
その一方で愛する人の敵となることが彼女なりの最大の愛情表現であり、
学生時代のクラスメイトだった正規軍のトレバー・スペイシーに今でも片想いをしている。
専用機である「スペイシー・ノカーナ」を所有している。
ちなみに彼女の作るチョコレートは一流ショコラティエが唸るほどの出来だが、曰く「美味しい思い出だけじゃ、すぐに忘れてしまうでしょう?」とのことで、何を間違えたのかミサイルで想い人に送りつけようとしている。夏場に着る水着は特注品。妹のベアトリスに泳ぎを教えたいが断られている。
5.ベアトリス
アビゲイルの妹で、男性モーデン兵士にとってアイドル的存在の女性士官。
北欧出身、身長145cm、体重40kg。
愛称は「ベティ」。お世話用に黒子兵が2人ほどついている。
可愛らしいルックスとは裏腹に性格は氷のように冷酷で、
実姉のアビゲイル以外は凍ってしまえばいいと考えている(特に実姉の想い人であるトレバー・スペイシーを快く思っていない)。
その一方、軍の参謀という重役についている実姉をいつも心配しており、
何とか支えたいと思っているなど、実姉に対してはとことん甘い。
彼女の心を動かせるのは実姉だけとされており、故に贈り物も全て姉のためだけに用意している。
夏に飲むトロピカルジュースはブルーハワイにパイナップルと決めている。
実は浮き輪なしでは泳げないのだがこのことは姉に隠しているつもりのようだ。
寒冷地を主な活動拠点とすることもあってか、砂漠のような暑く乾燥した場所は苦手らしい。
戦闘では黒子兵から手渡されるフリーズガンを使って応戦するが、
緊急出動などで所持していないときは専属の親衛隊を指揮する。
専用機である「シスター・ノカーナ」を所有している。
とある事故で記憶喪失に陥った際には普段の性格と口の悪さが鳴りを潜めているあたり、元々は大人しい性格だったのかも知れない。
モーデン軍の中でもその存在を知る者はモーデン元帥とごく一握りの上層部のみとされる秘密諜報部隊「MRAW」の一員である女性。「エキストラ・レイヴン」はコードネームであり、本名は不明。
諜報員らしく変装の名人であり、人工筋肉と特殊繊維で作られた特注のコートを全身に巻き付けることでありとあらゆる人物に変装できる。
邪魔者が現れた時はコートを変形させ透明な刃を生成して攻撃する。
7.グラツィア
火炎を用いた兵器を主力とするブレイズ師団の団長。
彼女の持つ新兵器は燃焼性の誘導粒子を炎に織り交ぜることで炎の動きを自在に操ることができ、誘導されていく炎が地獄にいざなう龍のように見えることから敵からは炎龍と恐れられている。
設立されてまだ日が浅かったブレイズ師団を、軍内で屈指の戦力を持つ武闘派部隊の一つにまで成長させた実績を持っており、どこよりも良く燃える炎と、愛すべき部下達から寄せられる絶対的な信頼が、団長としての彼女の誇りである。
ベアトリスのライバルを自称しているが、アビゲイルからは妹の良き友人と思われており、
師団の設立から新兵器の配備まで様々な援助を受けているようだ。
8.ロレッタ
ブレイズ師団の副団長。普段は団長の後ろに控えているが、
とある上級幹部から直々にブレイズ師団への転属を要請されたほどの実力を持っている。
その頭のキレと抜かりない性格で何度もブレイズ師団を危機から救った経緯を持つ。
控えめな態度とは裏腹に、彼女の兵器から放たれる炎は戦場の敵全てを焼き尽くしそうなほど広域である。
9.ノラ
炎をムチのように扱うブレイズ師団の女性兵士。
以前はベアトリスのもとにいたが、ブレイズ師団設立の祝としてグラツィアに譲り渡された。
命令に忠実で仕事ぶりも優秀だが、ベアトリス仕込みの卑劣で無慈悲な言動は団長を悩ませている。
必殺技で炎龍を覆い尽くすように現れる青龍は、二人の上司の間で揺れる彼女の心を表しているようだ。
10.ディオン
アビゲイルが指揮する唯一の直属部隊「ACE」の副官にして、アビゲイルの右腕的存在。
元々はアビゲイルの諜報員だったがその優秀な仕事ぶりを買われ副官に任命された。
自由気ままな捕虜の監視に加え、多忙な上官や一癖も二癖もある「ACE」所属の兵士のサポートもこなすモーデン軍一忙しい男で、徹夜で書類作成をした翌朝に戦場に駆り出されることも珍しくない。しかし、彼が疲れた様子を見せたことは全くない。
フェンシングの達人で、接近戦が苦手な上官の護衛を務めることもある。
その優雅で洗練されたレイピア捌きを目撃した同部隊の女性兵士は、
彼のバックに薔薇の花が見えたと語る。
彼の素性は謎に包まれており、上官であるアビゲイルすら彼の本名を知らないという。
11.ロミー
アビゲイル直属の精鋭部隊「ACE」に所属する女性兵士。
自慢の黒髪のキューティクルを保つことに日々心を砕いていて、
たとえ戦場だろうと8時間睡眠とワカメのスープは欠かさない。
日差しの強い季節は髪が特に傷みやすく、
髪のキューティクルを維持するためのヘアクリームも持ち歩いている。
彼女の操る新型の試作大型兵器は照射装置がそれぞれ独立しており使いこなすのは至難の業。
12.クリームヒルデ
アビゲイル直属の精鋭部隊「ACE」に所属する女性兵士。
元々はナオミ率いる航空団に所属していたが、とある任務で敵の襲撃を受けた際、
非常に困難な状況の中たった一人で任務を遂行した実績を買われ、
アビゲイルに引き抜かれる形で現在の部隊に転属した。
逆境にめげず、どんな困難な任務も最後までやり遂げようとする並外れた精神力の持ち主。
軍の試作兵器「Armed Tiltrotor」を装備して戦う。
13.カタリナ
紫色の前下がりショートヘアと、ノーフレームのメガネが特徴の女性科学者で、
精鋭部隊「ACE」の一員。とても分厚く重い古書をいつも持ち歩いている。
自身が研究しているエネルギーを利用した大型戦車に実験も兼ねて搭乗している。
14.ドレロス
卓越した兵士の扱いと策略をアビゲイルに買われ、
ベアトリス直属の部隊に配属された古参の女性士官。
黒子兵たちの教育係も担っている。モーデン元帥を妄信的に慕っており、
彼から直接指示を受けるアビゲイルをライバル視している。
元帥を慕う乙女の表情に惹かれてファンになる兵士も多いが、
当の本人はステキなオジサマ以外は相手にしていないようだ。
15.ヴィッキー
モーデン軍のカリスマアイドル的存在であるベアトリスを崇拝し、
自らも魔法少女「まじかる☆ヴィッキー」として売り出し中の女性兵士で、
自他ともに魔法少女として軍内での地位を確立している。
ちなみに振り回しているスティックは魔法の杖ではなく氷塊戦車を操るリモコンである。
最近になって後輩のフラッフィが現れたことでいつもより気合が入っており、新調した手作り衣装を身に纏って一緒にライブを行っていた。
16.フラッフィ
ヘアピンなどでカラフルに飾り付けたシニヨンヘアーが特徴の女性メカニック。
見た目通り天真爛漫で、空気を読まない性格。
ネヴィ局長の助手であるエマと同じ部署に配属されており、
端材や巨大兵器の残骸を再利用して新兵器を開発するなどその腕前は確かなものだが、
ベアトリスやヴィッキーに憧れを抱いており、隙を見つけてはアイドル活動に勤しんでいる。
他のアイドルにはないオイル臭や危険な戦場でもステージに立つひたむきさは、一部のマニアックな男性兵士の心を鷲掴みにしているようだ(ある男性兵士はその独特な香りと粗削りな早着替えから、大物になるかもしれないと思っている)。
ステージ兼用の専用機「フラッフィ・ラニアン」を所有している。
とある任務でライブをした際は、敵であるはずの正規軍兵士さえ幾人も虜にしたとされる。
17.デストラーデ
露出度が高い服装に巨大な装甲グローブを装着した女性兵士で、アレン小隊の副隊長。
元は傭兵として名を馳せていたがアレンにスカウトされモーデン軍に身を置くこととなった。
日々肉体の強化に励み続けており、その鍛え抜かれた体はアレン軍曹も認める所である。
見た目通り姉御肌で面倒見が良いが、尊敬するアレン軍曹と敵対する者には過剰な怒りを表す一面も見せる。
18.フラカン
巨大なボウガンで後方からの攻撃を得意とする女性兵士で、アレン小隊の一員。
未開の森に住んでいる首長の娘だが、モーデン軍の侵攻を一人で阻んだほどの戦闘力を誇る。
一族に介入しない事と引き換えにモーデン軍に助力することになったが、
戦闘が大好きな彼女にとっては願ってもない事だったのかもしれない。
19.コニー
類まれな身体能力と数多の死線を潜り抜けてきた経歴から、
アレン小隊にスカウトされた白兵戦の猛者である女性兵士。
対戦車ライフルを軽々と振り回して戦場を駆け、
ゲリラ兵戦術を用いたトラップを仕掛けて敵を翻弄する。
超大型爆弾「80tM107」を投下して敵に向かって転がす戦術は彼女の代名詞である。
20.ナント
アレン小隊に配属された新米の女性兵士。
猪突猛進な性格だが純粋な心の持ち主で人を疑うことを知らず、
「不死身のアレン」の異名を持つアレン隊長を妄信的に英雄視している。
彼女の乗る戦車はモーデン軍の最新技術を反映した爆撃機能と、
ジャミングによる防衛機能を兼ね備えていて攻守ともにバランスがいい。
21.パドワ
最近になってアレン小隊に転属してきた女性兵士。
かつて補給物資が届かず燃料も枯渇した戦場で、
兵器が全く動かなくなり白兵戦を余儀なくされた際、
当時史上最大の戦車の車輪を手に暴れまわりモーデン軍を勝利に導いた功績を持ち、
その褒賞として貰った車輪を自分で改造し武器として愛用している。
とある作戦会議にはシルフィーからSNS投稿用のツーショットを頼まれたことがあったが、電子機器に疎い彼女にとってはSNSが何なのかさえ分からないようだ。
口癖は「どんな大きい戦車も、動かなくなったら終わり」。
22.オルガ
アレン小隊に所属する女性格闘家。
戦車も殴って破壊できるほどの超高性能パワーガントレットを装備して戦う。
あのアレン・オニール軍曹に喧嘩を売るほどの喧嘩好きで、
様々な格闘術に精通しておりその腕前はかなりのものだが、喧嘩早い性格が災いしてよく問題を起こすため公式な試合記録は残っていない。
それでも上司であるデストラーデは活きの良い部下ができたと喜んでいるようだ。
23.ヴァージニア
アレン小隊の一員である女性兵士で、冷気を操り敵を氷漬けにする戦法を使う。
清廉潔白で人望に厚く、アレン軍曹に忠誠を誓っている。
過去にアレン小隊の陸曹として宇宙軍の大陸凍結作戦の阻止に大きく貢献した実績を持つが、
冷凍爆弾の処理中に起きた事故に巻き込まれた影響で、周囲の熱を吸収し凍結させる吸熱体質となってしまった(その体質たるや専用スーツ無しではただいるだけで周囲が一瞬で氷漬けになってしまうほど)。
これが原因で長らく一線から退いていたが、彼女の冷気を制御する専用スーツが完成したことで戦線復帰と相成った。
彼女の護衛兼監視を目的として設立された部隊がアイスヘル独立部隊である。
24.ジュリア
ウェーブがかかった金髪にサングラスが特徴の女性士官。
軍用車両を運転しながらマシンガンを乱射するという、
見た目からは想像もつかないパワフルな戦法は、
行動を共にすることが多いアレンJr.の影響を受けているようだ。
破壊される装甲、降り注ぐバズーカの砲弾、容赦ない言葉の嵐と、
他人からすれば暴君極まりない行為も、
彼女を溺愛するアレンJr.からすれば可愛いわがままに過ぎない。
二人の親密な関係を周囲に疑われる事も多いが、実際のところは不明。
お揃いの赤いベレー帽がトレードマークの女性兵士二人組。
筋肉質の大柄な女性がグロースで、華奢な体つきで小柄な女性がクライン。
クラインの小さな体を生かした素早い小太刀の攻撃と、
グロースの驚異的な怪力から繰り出される大技の見事な連携で敵を追い詰める。
見た目も性格も正反対な二人ではあるが、仲はとてもいいようだ。
26.アレーシャ
三度の食事よりもバイクが好きな女性兵士で、バイク部隊の期待の新人。
愛車の大型バイクにまたがり、ネヴィ局長特製のエレキブレードを手に戦う。
ハイスピードのコーナリングテクニックに、軍の中でもファンが多い。
27.シズカ
東国につてを持つアブル・アッバースが自身の警護のために雇い入れた用心棒。
あくまで金で雇われたに過ぎず、アブルの事は心底嫌っており、敵対した相手にわざと彼を痛めつけさせる事も。
忍術「闇影流」を継承した正真正銘のくノ一で苦無による暗殺術を極めている。
後に闇影流と火薬仕込みの武器を組み合わせた戦術を編み出し、たった一人で敵を殲滅するほどの超火力を得た。その腕は毒舌なベアトリスをして強いと言わしめるほど。
衣装を新調した際に髪に飾り付けた「死鈴」はその音を聞いた者に死の縁を知らせるという不吉な言い伝えがあるという。
同郷ながら彼女を置いてプトレマイック軍についたヨシノとは浅からぬ因縁があるようだ。
実は大の甘いもの好きで、暇を見つけてはスマホを取り出し新作スイーツを検索している。
28.アイシャ
踊り子のような風貌をしたアジラビア革命派の新入りの女性兵士。
家柄は高貴であったが、それゆえにしがらみも多く嫌気がさして失踪。
アブル・アッバースの掲げる野望に共感し、自ら志願して加入した。
華麗な舞と剣技を得意としており、見た目からは想像もつかないほど高い戦闘力を有する。
その妖艶な舞に見とれた者はいつの間にか懐に飛び込まれているという。
思い込みが激しく直情的な行動が多いため、周囲を困惑させてしまうこともしばしば。
29.ナオミ
モーデン軍航空司令部所属、航空団の運用担当官。
優秀で失敗のないクロエのことを可愛がっているが、他の航空団の兵士からは鬼教官と呼ばれ恐れられている。
ただでさえ訓練兵や若い兵士に厳しい態度をとるのに、近眼故に眼鏡を外すと目つきが悪くなってさらに恐いともっぱらの評判。
構造欠陥のある超大型戦車を空挺運用で実戦投入する手腕を見せている。
かつては正規軍のパイロットでソフィア・グリーンヴィル少佐とも面識があったが、
モーデン元帥の第一次クーデター発令時、ともにクーデターに参加してモーデン軍に寝返った、いわば最古参の一人。
30.ラピート
モーデン軍の輸送部隊を率いる女性士官。
電車の運用においては右に出るものはなく、彼女の作り出した路線図や時刻表は一分の隙もなく正確だと評判高いが、
その反面私生活は隙だらけで浮いた噂が絶えず、軍の中でも隠れファンは多い。
気に入った子には「私の電車に乗るかい?」とナンパして電車に連れ込もうとする。
本来戦闘は専門外だが彼女の乗る電車も兵器として投入されている。
31.クロエ
モーデン軍輸送部隊に所属する女性士官。
ユニオンを基に製造された新型兵器に搭乗するために必要な、優れた平衡感覚と計算処理能力を持つ希少な人材。
他の追随を許さない完璧な操縦で新型兵器さえも軽々と乗りこなす。
非常に神経質で妥協を許さない完璧主義者ゆえに整備士陣との喧嘩が絶えないが、
輸送部隊を率いるラピートを尊敬しており、何とか仲良くなりたいと思っている。
本来正規軍のニキータとは関連性がないはずだが、なぜか一部界隈では彼女と組ませた二次創作が流行っている。
32.ウィータ
先の戦いで仲間を全て失い、自身も重傷を負ったところを、ネヴィの手によってサイボーグ化され一命を取り留めた女性兵士。
無意味に命を散らした仲間の死に花を手向けるため戦場を彷徨っている。
前述の通り、左半身に消えない傷を負っている(具体的に言えば髪がちぎれて色が抜け、左手と左足が義手義足になっており、胴も義体になっている)。近接攻撃の他に片目からレーザーを撃つ。
何気に巨乳だがこれは義体によるもので、生身だった頃は今より胸が小さかったらしい。
未来のクローン兵士「ノーヴァ」は彼女が基となっている。
33.ネヴィ
モーデン軍科学研究所の女所長。兵器開発局局長も兼任している。
元々は薬品の研究に没頭していた一所員だったが、
瀕死で運ばれたウィータを半機械化し蘇らせた功績により現在の地位に就いた。
戦闘ではアンプルに仕込んだ様々な種類の薬品を、戦況に合わせてガスガンで散布する。
火星研究を行っていた前所長のプロフェッサーとは同じ職場に居ても感性が相容れず不仲だった。
34.エマ
どんな窮地でも決して諦めない不屈の精神と、軍には珍しい倹約の精神を併せ持つ、
新鋭の女性発明家で、特製のリサイクルボックスで様々な武器を合成する。
彼女の画期的な発明は上層部から高い評価を得て、遂にはネヴィ局長の助手にまで上り詰めた。
彼女のいる開発室からはスクラップが一つも出ないため、予算が浮いているのだとか。
35.ミルフィー
巌王の開発者兼操縦者で、モーデン軍一の引きこもり体質の女性。
見るからに不健康そうな容姿をしているが、こう見えてもシルフィーの姉である。
プロフェッサーがモーデン軍にいた時から最近に至るまで、
ずっと戦車の中に引きこもって生活していた(曰く「暗くて誰もいなくて快適」)ため、
スクラップを探していたエマに発見されるまでは、周囲から彼女の存在が忘れられていた。
かつての上司だったプロフェッサーからネットバンキングに振り込んでもらっていたらしく、
プロフェッサーがモーデン軍を離れたことを知った際は落胆し、やむなく働く羽目になった。
自ら開発した巌王には思い入れがあるようで、
巌王のことになると早口になり熱弁し始め、目力もすごくなるらしい。
36.シルフィー
ファイトキャブの開発者兼操縦者で、ミルフィーの妹。
姉とは対照的に社交的で、SNSにも精通している。
健康にも気を使っているが故に、容姿もきちんと整っている。
タレ目であることを気にしており、なため眼鏡でそれを補っている。
37.イザベラ
モーデン軍の監獄を管理する女性監獄官。
懲罰に関する一切の権利を認められているが故に、誰もが恐れている存在。
見た目通りサディストの一面を持っており、
気に入った囚人に対してはついついサービスとして余計に痛めつけてしまう悪い癖がある。
同期のネヴィとはお互いよく知る関係で、馬が合うようだ。
38.ジェーン・ドゥ
謎の隕石落下の影響により意思を持ったままゾンビへと変貌してしまった女性兵士。
元々は衛生兵だったこともあり、病院で目覚めた際に拝借したナース服を愛用している。
ゾンビ化した際に会得した特殊なフェロモンを使ってゾンビを意のままに操る能力で、
敵の輸送や補給を阻害する戦法を得意とする。
その容姿からか、ハロウィンの時期に包帯コスチュームへと着替えた際には、
様になり過ぎて、基地内に本物のゾンビが発生したのかとパニックに陥る兵士が続出した。
ゾンビになると同時に人体造形の美に目覚めてしまったようで、気に入った身体のパーツを取り込んでおり、美しいものを見るとゾンビに変えて保存しようとする。
今はアレン軍曹の肉体を(もちろん物理的な意味で)狙っているらしい。
39.エイトエイト
輸送トラブルにより火星由来の金属細菌がジィ・コッカに感染した結果、偶発的に生まれた意志を持つ戦車。その精神は生まれたて故に子供並みで情操教育が必要と判断され、世話係兼護衛役の整備兵(「エイトエイトの世話役」と呼ばれる名称不明の兵士)と行動を共にしている。
意志を持つためか、戦闘能力が飛躍的に向上しており、機械のアームが付け加えられている。
名前は車体に書かれてある番号が由来で、名付け親は前述のエイトエイトの世話役である。
40.エッダ
身の丈ほどの武器を軽々と振り回す隻眼の女性剣士。とある人物に復讐すべく旅をしていたが、その人物の情報と引き換えにモーデン軍に傭兵として雇われた。
ネヴィが開発したオーラブレードを気に入っており、戦うこと、強くなることを至上の喜びとしている。戦いが進むごとに威力を増し、色を変えていく大剣はまるで彼女の高揚感を表しているようでもある。
復讐心に囚われ孤軍奮闘していた彼女が、戦いの中で仲間を労わる一面を見せるようになったのは、厳しい修行の中で出会った優しい人々の影響かもしれない。
彼女のデビューイベントであるEXTRA OPS『UNITED FRONT THE 6TH』のストーリーパートが衝撃的であり、モーデン軍がプトレマイック・アーミーを撃滅する為に、プレイヤー部隊が招集されるも、敵の新兵器「ゴールデンサンドマリン」の前になすすべなく敗退。そこから到着したエッダの圧倒的武力によってサンドマリンは沈み、形勢逆転が成る。という、まさかのプレイヤーが噛ませ役で引き立て役という、不遇ポジに回される。
裏返せば、エッダを強者たらしめるエピソードであり、この上ない、新ユニットの宣伝。要は無双枠である。
41.マクバ
『1ST MISSION』『2ND MISSION』に登場する兵士で、階級は中佐。
特殊アーマーを装備した白兵戦のエキスパートで、特殊部隊「ファントム」を率いている。
完璧に気配を消して標的に近づき、野獣の如く襲い掛かる恐怖の暗殺者である。
主に中ボスとして登場し、ナイフ投げで攻撃してくる。
肌は緑色だが亜人種なのか、ボディペイントなのか、特殊アーマーによるものなのかは不明。
42.ヒルデ・ガーン
『1ST MISSION』で起きた事件の黒幕で、階級は大佐。
ゲリラ戦の名手で、武器を秘密裏に集め、新兵器の密造も行っている。
正規軍兵士に追い詰められた際にはメタルストライダーに乗り込み自ら戦っている。
43.ワイヤード
『2ND MISSION』に登場する兵士で、階級は中尉。
ステージボスとして登場する。ジャングルハットをかぶり、
アサルトライフルを二丁構えた筋肉質の軍人で、特殊部隊「ファントム」の副長。
通常はアサルトライフルで銃撃するが、一度倒されてもパワードスーツを装着し、
設置地雷や手榴弾を投げたり、8方位ワイヤー攻撃を行う。
44.カナン
『2ND MISSION』に登場する軍人で、階級は准将。
モーデン軍とマーズピープルの関係を強化するための会談の責任者としてロケットを建造した。
ドリルのような形をしたUFOに乗り、ラスボスとして立ちはだかる。
45.ソウスケ・N・カガミハラ
パチスロ版メタルスラッグに登場する兵士で、階級は一等兵。
ヘルメットを被り、タンクトップを着たド根性そうな見た目をしている。
「てつゆき」を操り正規軍兵士の行く手を阻む。
46.ヴァッサー・グーテンシッフ
パチスロ版メタルスラッグに登場する兵士で、階級は伍長。
敬語で丁寧な人当たりで野蛮な者が気に食わないらしい。
「ヘアバスター・リバーツ」の操縦者である。
47.レタ・カニコージャ
パチスロ版メタルスラッグに登場する女性兵士で、階級は准尉。
名前が示すかのように、カニのような髪型をしている。
モーデン元帥を敬愛しており、最後は彼に看取られたいと思っている。
「谷王」を操縦しており、正規軍スラッグを「オモチャ」呼ばわりする。
48.セーガン・ゲイル、ローガン・ゲイル
パチスロ版メタルスラッグに登場する兵士の兄弟で、
階級はセーガンが軍曹、ローガンが伍長。
兄弟仲は良好で、息の合った攻撃で敵を追い詰めていく。
「シュー」と「カーン」にそれぞれが乗り込み行く手を阻む。
関係者
以前はモーデン軍に所属していたが、何らかの理由で現在は離脱している人たち。
(ハリオットだけは例外的に未だモーデン軍に在籍しているようだが、現在は所属的には火星軍寄りである。)
1.プロフェッサー
元モーデン軍の科学者にして、モーデン軍科学研究所の前所長。
自身が行っている火星の研究のためマーズピープルたちに加担した。
クローン技術を自在に操るため本人の年齢性別は不明だが、一人称は「僕」であることからおそらく男性と推測される。
モーデン軍を去るには軍のことを知り過ぎていたために抹殺の対象にされており、アビゲイルによってクローンの肉体を予備含め破壊されてしまう。
ここで死したかに見えたが、彼は失敗作として研究所の奥深くに隠していた肉体に咄嗟に意識を移し、「プロフェッサー・アイオニオン」として復活を遂げる。
2.ペルシェ
プロフェッサーの助手を自称する少女。元々はモーデン軍科学研究所で薬品研究を行っていた所員だった。
想い人であるプロフェッサーの後を追ってモーデン軍を離脱、火星までやってきた。
想い人が関心を示すマーズピープルに嫉妬しており、対抗すべく特注のマーズピープルの着ぐるみを身にまとっている。
プロフェッサーからは「めんどくさい存在」と認識されているらしい。
3.アリアドナ
元モーデン軍女性士官で、アビゲイルにとっては元指導教官にして憧れの人。
戦場で受けた傷が元で意識不明の重体に陥っている間、プロフェッサーに目を付けられ実験の被験者にされてしまった。
その後しばらくはモーデン軍にいたが、超人的な力を得たことにより、人間同士の争いに対する興味を失ってモーデン軍を離脱、火星へとやってきた。
特殊な電子信号を送られることで超人的な力を発揮する。
モーデン軍にいたころは規律に厳しい軍人だったが、離脱した現在ではしがらみから解放されたような朗らかな一面も持ち合わせている。
4.ハリオット
気ままでサバサバした性格の女性軍人。
モーデン軍のスパイでありながら、火星軍の戦士も兼業する異色の経歴を持つ。
離反者であるプロフェッサー達を追って火星軍基地に潜入するも返り討ちに遭い、
マーズピープル達に勧誘されて彼らに味方することになり、環境破壊を繰り返す人類に制裁を加えるため火星軍の戦士となった。一時期は裏切り者としてモーデン軍に追われる身となっていたようだが、アビゲイルにスパイの任務を一方的に押しつけられた事で落ち着く。
自らの複雑な立場をものともせず、のほほんとして見えるのは、彼女が物事を深く考えない性格であることに起因していそうである。
宇宙に散らばるスペースデブリを回収する重機を戦闘用に改造したものに搭乗している。
この機体は火星の技術が使われているためか、破壊されると液状化して消滅する。
5.リオニー
元モーデン軍新米兵士にして元「ACE」候補生だった女性。
記念すべき初任務において、不運にも自身の乗る共同作戦用戦車を巨大触手型インベーダーに乗っ取られ、
そのインベーダーが戦車と融合して分離不可能な状態になってしまったため、宇宙生物に詳しいプロフェッサーに助けを求めてきた。
このままではモーデン軍に戻れない(曰く「戦車を取り返すまで、モーデン軍には戻れません!」)と悟った彼女は、なんとかして戦車からインベーダーを除去する方法を模索するため、しばらくの間プロフェッサーの元で世話になることを決めたそうだ。
6.チュン・ユウテツ
『1』の裏設定の相関図のみ登場した、アイアン・ノカーナの操縦者。
正規軍のハルト大佐の部下だったが、モーデン軍に娘を人質に取られ、
モーデン軍への加勢を余儀なくされた。
そのため、モーデン元帥に対して明確な殺意を持っている。
マルコ達にアイアン・ノカーナを破壊された後の消息は不明。
モーデン兵
モーデン軍に所属する一般兵士で、黄緑色の軍服を身に纏う。
基本的にどんな攻撃でも1発で倒せる。個々の能力は大したことではないが、
数や地形を利用して攻めたり、戦車等と組むことで多少厄介になる。
こちらに気づいていないときは炊事や談笑、もしくはゲームをやっている。
『awakening』での説明によると、毎月のように多数の兵員を募集して補充しているようだ。
また、数ある敵の中で唯一「オーバーキル」を起こす。
地上にいる状態でハンドガンやヘビーマシンガンなどの弾丸系の武器で倒した時、
地面に倒れるまでの間こちらの弾丸を余計に受け止めてしまうため、
後ろにいる敵への攻撃がわずかに遅れる事がある。
得点が余計に入ることはないが、『6』『7』でいうラッシュブラスターのゲージは上がる。
1.ノーマル兵
最も出くわす敵兵で、手榴弾もしくはナイフで攻撃してくる。
2.バズーカ兵
ノーマル兵と同じくよく登場する。8方向にM20A1B1スーパー・バズーカを撃ってくるが、
匍匐タイプとジャンプしながら登場するタイプは前方のみ攻撃してくる。
パラシュートでの降下など、様々な登場の仕方をしてくる。
3.シールド兵
盾を持っている兵で、M1911もしくはマチェットで攻撃してくる。盾を破壊すると逃げる。
4.ライフル兵
マウザーKar98Kを構えた兵。遠距離で射撃、接近すると出の速い格闘攻撃を出してくる。
5.ビースツ兵
ジャンプ斬りをしてくる兵でモーデン兵の中では一番厄介である。
なお、スラッグに乗っていると『1』ではへばりつき攻撃をしてくるが、
『2』以降はノーマル兵の挙動に切り替えることが多い。
また、一部作品ではジャンプ斬りと手榴弾の両方を行う者もいる。
6.迫撃砲兵
迫撃砲を撃ってくる兵。マップにあらかじめ配置されていて、
こちらを正確に狙う迫撃砲を撃ってくる。
7.爆発物取扱い兵
ペンシルロケット、地雷、コロコロ弾で攻撃してくる兵。
全ての武器をランダムに使う兵もいれば決まった武器しか使わない兵もいる。
特にペンシルロケットが厄介だが地形によってはコロコロ弾も厄介になる。
なお、上記の物に加えて手榴弾を投げる者もいる。
8.ガトリング兵
M134を担いだ兵。水平方向に、やや散乱する軌道の弾速の速い弾を3連射する。
9.バイク兵
バイクに乗っている兵。こちらに向かっては突然バイクを乗り捨てるタイプ、
ミサイルを背負って直進してくるタイプ(通称ミッカー・ホーン)、
サイドカーからロケットランチャーを撃ってくるタイプがいる。
『MSA』では黄金色のバイクに乗ったゴールデンバイク兵も登場した。
10.浮き輪兵
うきわで水上に現れ、上に向かってバズーカを撃ってくる兵。『1』と『アドバンス』に登場。
11.アクアラング兵
水中装備をしている兵でミサイルもしくは爆雷で攻撃をしてくる。
前者は水面から飛び出し、一定の位置でミサイルを放った後水中に消えていき、
後者は水中に落ちてきて、こちらが一定まで近づくと自爆し、背中の爆雷から火炎弾を出す。
12.雪中歩兵
『1』のミッション3のある1場面のみ登場。雪玉を転がしてこちらを轢こうとする。
なお移動速度は2種類あり、時折速い人が前の遅い人を巻き込む光景が見られる。
13.アジラビア兵
『2』『X』で登場する、中近東風の装束や武器で身を固めたアブル・アッバース率いるアジラビア革命派の構成員。
普通に剣を振ったり手榴弾代わりに投げて攻撃してくる通常の兵士、剣を振り回しながら複数で突撃してくる突撃兵、こちらの銃撃を剣で防ぎながらラクダに乗って銃撃してくる馬賊兵がいる。
『MSD』では「アラビア兵」表記で、新たにエリート兵も登場、
『MSA』ではさらにエリート突撃兵やエリート馬賊兵、
ゴールデン突撃兵や馬賊長も登場した。ゴールデン突撃兵は勇者を意味する黒金の衣を纏っており、馬賊長は輸送用果実に特別な燃焼剤を塗りこんで緊急用の武装として使っている。
14.黄色兵
『1』『2』『X』『3』『アドバンス』に登場する黄色の服を着た兵。
数は少なく、やや階級の高いエリート兵とされている。
倒すと武器もしくはアイテムを落としていく。ただし『アドバンス』ではボス戦でのみアイテムを落とす。
『MSA』ではあらゆる戦況に適応できるよう、特殊な訓練を積んだ特殊部隊兵として登場している。
15.赤兵
『3(一部移植版のみ)』『アドバンス』に登場。
『3』ではモーデン兵を操作するミニゲームの主人公として登場。
一方『アドバンス』では普通の敵であり、『MSA』ではブレイズ師団所属の一般兵として登場している。
16.青兵
『4』『アドバンス』に登場。
『4』ではアマデウス軍の兵長であり、一部はマシンガンによる銃撃を行う。
一方『アドバンス』ではモーデン軍の兵士で赤兵と同じく普通の敵である。
ちなみに『MSD』『MSA』に出る正規軍兵士と比べると色は濃い。
また、『MSA』に登場した時は正規軍兵士との混同を避けるためか、服が紫色になった。
17.白兵
本家では『4』のミッション3にのみ登場。
『4』では雪山に合わせて色を変えたアマデウス兵でステータスに差違はない。
一方『MSD』『awakening』では雪山で任務を行うモーデン軍の一般兵という設定であり、
『MSA』ではモーデン軍女性士官ベアトリスの護衛任務にあたる親衛隊という設定になっている。
親衛隊は後述の黒子兵同様ベアトリスからの扱いはぞんざいだが、それでも士気は高く他の兵より強くなっている。
18.黒子兵
『MSA』に登場。全身黒ずくめの軍服を着た兵士で、ベアトリスの世話係。
わがままな性格のベアトリスからの扱いは基本的にぞんざいで、度々氷漬けにされたり、爆弾を投げつけられたりしている。
それでも彼らは今日もベアトリスの身の回りの世話に一生懸命勤しんでいる。
ドレロスは彼らの教育係を担っている。
19.特殊空挺兵
『MSA』に登場。ジェットパックを装着した航空部隊の女性兵士。
日頃からナオミ教官のスパルタ訓練を耐え抜いてきた成果からか、寸分の狂いもなく戦場を飛び回ることができる。
とある任務の際には重要機体の援護を任せられていた。
20.アイスヘル独立部隊兵
『MSA』に登場。ヴァージニアを護衛する白い防寒着に身を包んだ黒髪の兵士たち。
部隊設立当初こそ吸熱体質を持つヴァージニアに恐怖を感じていたが、
行動を共にするとその清廉な心に惹かれ不安はすぐに払拭された。
今では隊員全員が彼女への尊敬と親愛の念を抱き全力で任務についていることから「ヴァージニア親衛隊」とも呼ばれている。
21.プリティ・モーデン ダブル
『MSA』に登場。プリティ・モーデンの影武者。こちらはモーデン元帥とは別人であり、
プリティ・モーデンの姿を真似た女性兵士たちで構成されている。
とある作戦では敵をかく乱させるべく様々な戦場に出没した。
22.ゾンビ兵
『3』『4』に登場。
その名の通りモーデン兵がゾンビ化した姿。飛び付き攻撃しかしてこないが、
攻撃を受けると他のゾンビ系統の敵と同じようにプレイヤーがゾンビ状態になってしまう。
しかし、メタスラにおけるゾンビ状態は(操作にいくつかの制限が掛かるものの)やけに高性能だったりする為、あえて攻撃を食らいゾンビ状態でミッションを攻略する人も少なくない。
23.溶岩特戦兵
『awakening』で登場。赤兵と似た装備にガスマスク装備の兵士。
溶岩地帯での活動に特化した防火装備をしているが、溶岩の熱に対しては気休めでしかない。
24.穴掘り先駆兵
『awakening』で登場。ヘッドランプを付けた探検スタイルの兵士。
25.防毒兵
『awakening』で登場。プトレマイオス軍のエリート兵同様のガスマスク装備。
モーデン軍の兵器
モーデン軍の使用する兵器や乗り物は総じて耐久度が高い。戦車は轢かれただけでもミスになる。
『5』に登場する兵器についてはプトレマイック・アーミーの項を参照。
4号主力戦車:ギリダ・O
モーデン軍の主力戦車で、汎用性の高さを主眼に置いて開発された。
戦車砲から曲線を描いて飛ぶ砲弾を撃ってくる。
開発当時は正規軍の新型戦車に対抗する性能を求められていた。
そのためか様々な場所で登場する。歩兵との連携攻撃が厄介である。
色は緑とジャーマングレーの2色。
『MSA』ではジャーマングレーの機体がマークⅡとして登場している。
モデルはおそらくアメリカ軍の戦車M24である。
2号戦車:ジィ・コッカ
ギリダ・Oより大きめの戦車で、機動部隊で最も生産台数が多い車両。
正規軍の標準戦車「セントサイモン」を基に設計された。
155mmの主砲から真っすぐ飛んでいく砲弾を発射する。
これ単体なら問題はないが、他の攻撃が加わると厄介な存在になる。
倒しても乗員がRPG7で攻撃してくることもある。
色は銀色とカーキ色の2種類。『MSA』では黒い塗装のマークⅡや、
黄金色の塗装の「ゴールデンジィ・コッカ」、
砲塔がロボモーデン(両腕が砲台)に換装された「モーデン戦車」も登場した。
エイトエイトのベースとなった戦車でもある。
モデルはアメリカ軍のM4シャーマン戦車。
爆弾ヘリ:R・ショーブ
モーデン軍が対戦車目的で開発した単座の戦闘爆撃ヘリ(設定画ではP・R・ショーブ名義)。『awakening』ではショーブの部分が『菖蒲』表記になっている。
上空から地上にM31爆弾を落として攻撃する。
『2』以降では横からTOWミサイルを撃ってくるタイプもある。
機首にバルカン砲を積んでいるが、粗悪品なのかこちらでは攻撃してこない。
ちなみにパイロット間では手紙を携行するおまじないが流行っており、その多くが恋文だったという(破壊時に得点アイテムである手紙を落とすことが多いのはこのため)。
モデルはアメリカ製のボーイングAH-64アパッチ攻撃ヘリ。
なお、赤色のものは「R・R・ショーブ」でこちらは爆撃性能がさらに向上している。
2号戦車b型:メルティ・ハニー
車体の装甲を前面だけにした歩兵戦闘戦車で、
多くは前方にトゲのついた盾を取り付けており、これはかなり耐久力が高いが、本体は脆い。
追尾機能のあるミサイルを撃つ。色はカーキ色とグレーの2種類。
『3』では小型飛空艇に輸送された「空挺メルティ・ハニー」も登場。
『MSA』ではより装甲が頑丈になった黒い塗装のマークⅡや、
ブレイズ師団専用の「ブレイズメルティ・ハニー」も登場した。
『4』ではこれにバルカンを取り付けた乗り物「メタルクロウ」が登場し、
盾で敵の攻撃を3回防いだり、追尾ミサイルを撃ったりと結構強い。
局地爆撃機:フライング・タラ、イーカ・B
モーデン軍の主力爆撃機。
フライング・タラは陸上部専用で機体に取り付けた爆弾を宙返りしながら投下する。塗装は緑色。
『2』以降に出てくる機体は「フライング・タラII」で、こちらは外観をそのままにフライバイワイヤの導入で飛行性能が向上している。
フライング・タラと同一の塗装の「ストライク・タラ」もあり、こちらは機体に取り付けたミサイルで攻撃する。
一方のイーカ・Bは海上部専用機で機体に取り付けたミサイルで攻撃する。
形状はフライング・タラと同じで、塗装は青色。『2』以降に出てくる機体は「イーカ・BII」で、経緯はフライング・タラIIと同様。
モデルはいずれもSBDドーントレス。
『MSD』で登場したフライング・タラは機体の色がやや黒くなっていたが、
『MSA』では「フライング・タラ(改)」、つまり改良型として登場しており、
ナオミ率いる航空団が保有するシャークマウスが描かれた機体も登場した。
3号戦車:ブル・チャン
山岳地帯などの極端に足場の悪い場所での運用を想定して開発された戦車で、
キャタピラや駆動系の性能が高いのが特徴。
崖の上から戦車砲を撃つ。落下しての押し潰し攻撃もしてくる。
潰されると、メタルスラッグでも一撃で破壊されてしまうぐらい凶悪である。
『X』ではザ・キーシⅡとの連携攻撃が実に厄介な存在でもある。
『3』のミッション3では海底で打ち崩れてなお、機雷で攻撃してくるという渋とさも持っている。
モデルはドイツ軍のパンサー戦車。
『MSA』ではブレイズ師団専用の機体も登場した。
5号戦車:アイアン・イソ
守備力強化を目的に開発された防御用戦車で、長射程のキャノン砲を撃ってくる。
開発された当初は製造コストが高く、配備率が伸び悩んでいたらしい。
ナンバリングではキャタピラこそあれど移動は一切しないが、『3D』では移動を行う。
モデルはドイツ軍戦車のキングタイガーだと思われる。
『1』『2』『4』に登場。色はカーキ色とグレーの2種類。
『MSA』ではさらに性能の上がった青い塗装の「アイアン・イソⅡ」や、
黄金色の塗装の「ゴールデンイソ」も登場した。
工作車両:ダラリン・ダラダラ
ダンプ式の荷台を搭載した工作作業用兵器。
積んでいる鉄骨を落としてくる。足回りはギリダ・Oを流用している。
ちなみに乗っている足場を破壊すると落ちていく専用グラフィックが見れる。芸が細かい。
『1』のファイナルミッションにのみ登場する。
『MSA』では改良された灰色の塗装のマークⅡや、
大幅に機動性を向上させた紫色の塗装の「デロリン・デロデロ」も登場した。
ハイネックNop03型戦車:サルビア
『2』から登場。バリケードのような縦長の作りになっており、地面を転がる弾を撃ち出す。
足回りはジィ・コッカのものを流用している。
元々は榴弾を発射する予定だったが、背が高すぎるあまりに発射時の反動をすべて吸収してしまい、むなしく転がるだけになってしまった。それでもその分厚い装甲を生かし、主に歩兵支援で活躍している。
『MSA』では紫がかった塗装のマークⅡや、黄金色の塗装の「ゴールデンサルビア」も登場した。
余談だがメタルスラッグの特殊弾「アーマーピアサー」(AP弾と表記される鉄鋼弾)のみの破壊アニメがある。しかし「アーマーピアサー」自体殆ど出ない上、出たとしてもサルビア自体が居ないこともあり、殆ど見ることは出来ない。
マクスネルMH-6s軽攻撃ヘリコプター
『2』から登場。戦闘ヘリで上空から銃撃してくる。5機編成の「5連マクスネル」もある。
モデルはOH-6(というよりAH-6もしくはMH-6)。尚、5機編成の物は先頭の赤い塗装の機体(おそらく隊長機)を最初に倒す事により後続の機体を連鎖的に破壊でき、ボーナス点も加算される。
ミサイル戦車:M-15A型(M-15Aブラッドレー)
『2』から登場。大型のミサイルランチャーを搭載した自走多装発射機。
曲線を描いて飛ぶミサイル(超短距離対戦車ミサイル)を撃ってくる。
『4』ではこれにバルカンを付けた乗り物「ブラッドレー」が登場し、
しゃがみながら攻撃ボタンを押すと、真横にミサイルを撃てる。しかも盾兵かせぎができる。
が、攻撃食らった直後の無敵時間が無いため、バルカンや直弾を食らうとあっけなく大破する。
こちらもサルビア同様「アーマーピアサー」での破壊アニメがある。
多目的ジープ:MV-280A
様々な武器を装備できる4輪駆動のジープで、後述のヘビィ・BやMV-280Cとは同型の車両。
これ自体は武器を搭載しておらず、体当たりで応戦する。
ゲーム中には直接登場しないが、ヘビィ・Bのランチャーを破壊するとこの姿になる。
武器以外も装備可能で、『3D』ではパラボラアンテナをつけた車両が登場した。
攻撃ジープ:へビィ・B(MV-280B)
ミサイルランチャーを搭載したジープで、もちろんミサイルで攻撃する。
ランチャーは破壊可能で、破壊するとMV-280Aに変化する。
『MSA』では装甲と足回りを強化した黒い塗装のマークⅡも登場した。
この人とは無関係と思われるが、『MSD』のあるミッションでは共演を果たした。
大型武装トラック:M-3パーストラック
『3』『4』に登場する、荷台部分に大型の擲弾機のような物を連装した大型トラック。
進路を塞ぐように配置され、パラシュート付の爆弾(破壊可能)かモーデン兵を交互に発射する。
爆弾は斬ることができる。因みに『3D』ではボスとしても登場する。
本編では影が薄く場合によっては見たことがないという人がいるぐらい地味な兵器だが、
『MSD』では…
M34 3tトラック
『2』から登場。幌付きの軍用トラックで兵器ではない。モーデン兵を運搬して来る。
幌には大きくモーデン軍のシンボルが描かれている。
移動しているときに当たると轢かれてミスになる。
4tトラック:ランド・シーク
モーデン兵や戦車を運搬するハーフトラックで兵器ではない。
移動している時に当たれば当然轢かれてミスになる。
『MSD』では後方にバルカンを装備した状態で登場した。
高速ミサイル艇:ジェット・ハンマー・ヤン
モーデン軍の水上部が使用するミサイルボートでミサイルで攻撃してくる。
乗員は銃で攻撃すると倒れるが、ボートは破壊しない限りそのまま平然と動き続ける。
万能乗員船:ハンマー・ヤン
『1』『3』『4』で登場。モーデン軍の水上部が使用する兵員輸送船。
ロンベルトブルグ市の観光用遊覧船を接収、武装化したもの。
船自体に攻撃手段はないが中からモーデン兵らが出撃してくる。
船を破壊するとモーデン兵が出て排水用ポンプで排水しだす。
この状態で放置していくと脱出していくモーデン兵達が見れるが、
一定時間経つかさらに攻撃を加えると沈没する。
スペースタンク
『2』『3』『6』で登場するマーズピープルの技術を用いて作られたと思われるモーデン元帥専用の戦車。上半分がダイマンジの様な姿をしている。
使用する前に破壊されるため、『MSA』以外では戦う事は無く、宇宙空間の飛行や脱出くらいにしか使われた例がない。
車体はジィ・コッカのものを流用している。
『MSA』ではさらに性能が上がった赤い塗装の機体や黄金色の塗装の機体も登場した。
『M2』では足回りが小型のクラーケンの下部に換装された機体が登場した。
高射砲:T・ナーベ、エ・マーツェ
※右がT・ナーベ、左がエ・マーツェ
いわゆる固定砲台で、T・ナーベは放物線を描く大砲で、エ・マーツェは直進弾で攻撃してくる。
また、エ・マーツェに形状は似ているが、中にバズーカ兵がいてバズーカと砲台による高さの異なる砲撃を行う複合タイプの砲台もある(正式名称不明)。
これらは『1』と『4』に登場する。
『アドバンス』では見た目は複合タイプだが、砲台による射撃しか行わないもの(行動パターンはエ・マーツェに近い)が登場する。
『MSA』では誘導性のある迫撃弾を発射する黒い塗装の「T・ナーベ(改)」、
黄土色の塗装の「T・ナーベ(改ノ弐)」も登場した。
装甲コンテナ
『1』『3』『4』に登場する輸送車で、中にモーデン兵が潜んでいる。移動は一切しない。
二回りほど大きい改良型の「装甲コンテナ(改)」も存在しており、こちらは『MSA』で正式登場している。
攻撃ジープ:MV-280C
※フロントにマシンガンが取り付けられているのがMV-280C
『6』『7』『XX』で登場するジープ。体当たりを繰り返しつつ、停車時にマシンガンで攻撃してくる。
『6』では恐らくFLYING PARASITEに憑りつかれた中国兵が運用していたとされているが(背景にモーデン軍のシンボルマークがあるが、ステージにはモーデン兵は一切出てこない)、『7』『XX』ではちゃんとモーデン軍が使用していた。
モデルはUAZ-469と言うロシア製のジープと言われる。
毛伝バス
『2』『X』で登場。
モーデン軍が異国で使用しているダブルデッカーバスで兵器ではない。
移動は一切しないが、中にはモーデン兵が沢山乗っている。
電車
『2』『X』のミッション5に登場。見たまんまの電車である。
ニューゴドーキン市の市営地下鉄「ニューゴドーキンライン」の鉄道運営コンピューターをハッキングし、無人列車を遠隔操作で操って兵器に転用させたもの。
耐久力がかなり高い上にそこそこあるスピードでこちらを押し潰そうとする。もちろん、押し切られて潰されればミス。
暴走を止めるには破壊する他なく、さらに後の電車ほどスピードが速い上に援護も来るので同時に対処しなければならない。
『MSA』では爆薬とミサイルを満載した「弾丸特急」も登場した。弾丸特急の塗装は車体下部に藍色、ドアが青色、車体に青いラインが入っている。
『awakening』では稼ぎコンテンツ内の一つで登場し、3両を破壊してコアパーツを稼げる。重傷または凍結の状態異常が有効なので、これらを使える武器を持っていくべき。
パトロールロボット
『3』『4』『7』『XX』に登場。
軍の機密を守るために開発された対侵入者用のロボット。
レンズからレーザーを発射して攻撃する。レンズは弱点でもあり、そこを攻撃すれば破壊可能。
『MSA』では戦場において重要機体の警護を行う「パトロールロボット(改)」や、高性能の学習プログラムを搭載した「ゴールデンパトロールロボット」が登場した。
前者は対侵入者用と見分けがつくよう、上半分が赤、下半分が茶色に塗装されている。
後者は同タイプの機体とは常にネットワークで繋がっており、戦闘データを学習するほどセキュリティがより高まっていく。
エネルギーポッド
『7』『XX』に登場。
空中に浮いており、攻撃の際には3色に光りながら体当たりを繰り出す。
ユニオンやクラーケンから射出されることもある。見た目は機械系だが、ラルフでなくても近接攻撃が通用する。
レーザードローン
『7』『XX』に登場するドローン。
こちらが乗っている足場の裏に張り付き、足場を貫通するレーザーで攻撃してくる。
少数なら楽に対処できるが、多数出たり他の敵が出てくると厄介な存在になる。
中型潜水艦:U25Uレベルウーボート
『3』に登場する潜水艦。グレーと茶色の2色があるが、茶色の方がより強力。
数パターンあるエネルギー弾による攻撃を行う。
Uボートをモデルにしたと思われる。
小型潜水艦:ミニ・サブ88レベルマリナー
『3』に登場。魚雷を放って攻撃してくる。モデルはデルタ級潜水艦と言われている。
実はレベルウーボートとレベルマリナーは遠隔操作やAI操縦らしい。
バロール
『アドバンス』に登場する潜水艦。
本来海中で運用するものだが一部は地上の戦力不足を補うため、クレーンで吊り下げられて固定砲台として運用されている。
乗員のRPG7による砲撃や魚雷で攻撃してくる。
主にミッション2に登場するが、ファイナルミッションでもルート次第では登場する。
ミサイル砲台
『アドバンス』に登場する固定砲台。ホーミングミサイルを発射して攻撃する。
デザインはカーンのミサイル発射装置と似ている。
スクラップ砲台
『7』『XX』に登場する固定砲台。
スクラップを再利用して作り上げた砲台で、直進弾を発射する砲台タイプと、放物線を描く弾を発射する高射砲タイプの2種類ある。
前者は兵士が蹴ると弾を発射する。後者は外見が2種類存在する。
『MSA』では赤い塗装のマークⅡや、紫色の塗装のマークⅢも登場した。
スクラップ砦
『7』『XX』のミッション1に登場する砦。スクラップ砲台と同様にスクラップを組み上げて作られたバリケード。
2階部分にある砲台で攻撃してくるが、強化銃で瞬殺されることも多いため見る機会は少ないだろう。
『MSA』ではブレイズ師団が一丸となって建造した「スクラップ砦(ブレイズ)」も登場した。
こちらは様々な部品にブレイズ師団特注の素材が使われている。
レベルアーマー
モーデン軍が開発した一人乗り用の二足歩行兵器。
腕部は兵装ポッドといった趣で、用途に応じて様々な火器を搭載でき、これとは別に生身の人間では扱えない高威力のグレネードランチャーも装備している。
背部にはジェネレーターとブースターパックがレイアウトされており、電源供給とジャンプのアシストを行う。
ブースターパックは小型かつ必要十分な推力を備えており、15m程度の跳躍、滑空ができる。
本来は認証セーフティにより機体に登録された特定の乗員しか運用できないが、
初期生産品はセキュリティの不備によりそれがなく第三者によって操縦される危険性があった。
『MSA』ではブレイズ師団専用の機体「ブレイズアーマー」や、
黄金色の塗装の「ゴールデンレベルアーマー」、
氷結兵器を装備して座席もひんやりしている青い塗装の「フローズンアーマー」、
長時間飛行が可能な黒い塗装の「飛行レベルアーマー」が登場した。
乗り物としての詳細はメタルスラッグの乗り物の項を参照。
ボス兵器
高津770式爆撃機残骸要塞「てつゆき」
初代メタルスラッグにおける記念すべき最初のボス。
高津重工製の巨大爆撃機だったが、モーデン軍の手によって要塞に改造されてしまった。
取り付けられた砲台からエネルギー弾、這地弾、レーザーを撃つ。
最初のボスだけあって攻撃はいずれもよけやすく、初見で撃破した者も多いのではないだろうか。
ちなみに改造された機体は旧正規軍第三特別巡視隊のものらしい。
かつては空では「地獄の蛾」、海では「マドロス・タイタン」などと呼ばれていたようだ。
『サバイバーズ』にも登場するが、何の機体を改造したかは不明。
偽装砲台「ミニ・バタ」
『1』のミッション2の中ボスとして登場。移動手段が線路なので早い話が列車砲である。
モーデン軍がロンベルトブルグ市を制圧した後、外敵の侵入に備えて街中に配備した砲台で、
その多くは民家や広告塔などに偽装されて設置されている。プレイヤーが戦う機体も民家に偽装されて設置されたもの。
何故か撃ち出される砲弾の弾速がやたら遅い。一部は地上防衛線の要として運用すべく輸送されていたようだ。
長らく他作品に出演していなかったが『MSA』でようやく再登場。
その際には巨大ジャッキが内蔵され、高さを変えて高所からの攻撃も可能になった。
開発途上大型機「ヘアバスター・リバーツ」
『1』ではミッション2のボスとして、『3』ではファイナルミッションの中ボスとして登場。
旧型のレシプロ機をテストベットにモーデン軍が開発している大型爆撃機。
スーサイド級ミサイル発射装置、交換可能な武装ポッドなどを装備している。
エンジンはジェット推進式に換装することができる。
大型機なので沢山の乗組員がいるが、よく揺れるため乗り心地はあまりよくないようだ。
『1』ではモーデン元帥が、『3』ではアレン軍曹が搭乗している。
『MSA』では激化する戦いの中で安全に沢山の乗組員を護送するため、装甲と砲台が強化された赤い塗装のマークⅡや、ナオミが搭乗する黒い塗装の改良型が登場した。
超弩級自走砲「谷王」
『1』のミッション3のボスとして登場。
モーデン軍がケイトヒルト基地で開発、実験中の広域掃射用大型自走砲。
主砲にはHTB粒子を放出する凄まじい威力のアンドローキャノンを搭載しており、これはケンイチ・安藤博士の唱えた「安藤の勘違いの法則」を応用したことに由来。
車体前部および後部には地雷敷設装置や対人用のガトリングガンを装備。
『サバイバーズ』にも登場するが、こちらは多少色が濃くなっている。
『MSA』では性能の向上と調整を施された橙色の塗装のマークⅡも登場した。
見た目こそ威圧感あるが、あるテクニックを使うと…
共同作戦用戦車「シュー&カーン」
『1』のミッション4のボスとして2台1組で登場する戦車。
『1』のミッション5ではカーンが、『X』のミッション5ではシューがそれぞれ中ボスとして登場する。
モーデン軍にこの人ありと謳われた、グレイ・シェルポ博士が設計した大型戦車。
博士の奇抜な兵器の一つなのだがデザイン自体は至って普通。
だが強固な装甲を追求するあまり車重が重くなりすぎて巡航速度がわずか時速15キロしか出ず、
さらに戦闘速度の30キロで走行するとキャタピラが外れて地面にめり込むトラブルも起き、失敗作の各印を押され製造が一時的ながら中断されていた。
このこともあってこの戦車はグレイ・シェルポ博士の「偉大なる酔狂」と称されている。
ただ、失敗作なのはあくまでも当初の開発目的である「迅速な都市制圧」にはそぐわなかっただけのことである。その強固な装甲と巨体に見合う火力、鈍足ながらも移動能力を備えたその性能は移動橋頭保や拠点防衛兵器としては優秀で、再評価されたのかその後もたびたび製造されては主人公たちへの迎撃に投入されている。
どちらの戦車なのかはミサイル発射装置のデザインで区別できる。発射台型がシュー、サイロ型がカーンである。
『MSA』では改良を重ね遥かに高性能となったマークⅡが登場した。
シューは機動力に優れ通称「風神」と呼ばれ、カーンは攻撃力に優れ通称「雷神」と呼ばれる。
万能射程戦闘車「アイアン・ノカーナ」
『1』ではミッション5のボスとして、『X』ではミッション1のボスとして登場する戦闘車。
主砲、ミサイル、フレイムスロアー、積んでいるギリダ・Oの主砲で攻撃してくる。
『MSA』ではアビゲイル専用機である「スペイシー・ノカーナ」や、
ベアトリス専用機である「シスター・ノカーナ」、黄金色の塗装が施された「ゴールデン・ノカーナ」、アブル・アッバースが指揮する「アブル・ノカーナ」も登場した。
詳細は当該項目を参照。
二次放出攻撃ヘリ「ハイ・ドゥ」
『1』と『3』のファイナルミッションに登場する戦闘ヘリ。『1』ではラスボスとして、『3』では中ボスとして登場。
ロシチェン連邦崩壊時に売りに出されていた、中古の輸送ヘリをモーデン軍が購入、改造した爆撃ヘリ。
ベースとなった輸送ヘリは「オレワナko-42hザキーシ」である。
機首には20ミリガトリングガンと熱感知ミサイルポッド、また機体内部には高速爆弾投下装置を装備している。
装甲の厚さから要人輸送にも用いられており、『1』『3』どちらにおいてもモーデン元帥が乗り込んでいるが、
後者はマーズピープルが化けた偽物である。
『サバイバーズ』にも青い機体が登場するが、こちらはモーデン元帥は乗っていない。
『MSA』では赤い塗装のマークⅡや、黒い塗装のマークⅢも登場した。
垂直離着陸大型爆撃機「ザ・キーシⅡ」
『2』ではミッション1のボスとして、『X』ではミッション3の中ボスとして登場するVTOL機。
機体の種類は「オレワナKP-61ザ・キーシⅡ」で、恐らく旧ロシチェン軍が払い下げたものを買い取ったものだろう。
離着陸の方法として4基のエンジンによる垂直離着陸を採用している。
推進機にジェットエンジンを搭載した輸送機で、多数の兵員と大量の爆弾を輸送することができるが、
何故か爆撃は使用せず、攻撃の際はジェット噴射を用いていた。
『X』ではブル・チャンを搭載しており、ジェット噴射に加えてブル・チャンの砲撃や投下で攻撃してくる。ジェットエンジンをある程度攻撃するとボーナス点が入る。
『ソルジャーズ』では青い機体が登場。こちらはガトリングガンで武装されているほか、機動性も向上している。
『MSA』ではブレイズ師団専用の「ブレイズ・キーシ」が登場した。
超弩級岩盤掘削機械「アッシ・NERO」
『2』『X』のミッション2のボスとして登場。
モーデン軍が地下秘密基地を造るべくアジラビア地下遺跡に運び込んだ巨大な掘削機械。
蛇のようなフォルムを持っており、口内に装備したレーザー砲で岩盤を破壊、崩れ落ちた土砂を飲み込んでさらに細かく砕き、胴体後部から排出しながらトンネルを掘り進む。
他にも油圧エネルギー弾や削岩ミサイルといった武装も持っている。
『MSA』では当初は地面に潜っており、敵に接近するとレーザー砲を放ちながら出現するようになった。
改良された灰色の塗装のマークⅡや、電磁集束砲の出力を強化された紫色の塗装のマークⅢも登場した。
『タクティクス』では遺跡エリアのボスとして登場。史上初めて頭部を横に向けるようになり、さながら巨大なコブラのような見た目。
2ターンおきに電磁集束砲を溜めて発射。発射までに鉄の遮蔽物に隠れないと即死する。
広域焦土化脚立戦車「ドラゴン・ノスケ」
『2』『X』のミッション3のボスとして登場する戦車。車体には「MORDEN」の文字があり、
主砲塔に焼夷弾砲、車体下部には接近戦兼対人用の火炎放射器を装備しており、短時間で広域を焦土化できる能力を持つ爆撃蹂躙戦車。
通常の戦車のキャタピラにあたる部分に伸縮式の支持脚を装備しており、攻撃時には最大で12m車体を持ち上げることで遠距離まで攻撃可能。
また、この特性を対空監視任務に生かせるようバルカン砲も装備している。
ちなみに脚部はタイヤのような車輪で支えられている。
『MSA』では支持脚の長さを調整された「ドラゴンノスケ(改)」、黄金色の塗装が施された「ゴールデンノスケ」が登場した。
水陸両用殺戮蹂躙車両「ビッグ・シェイ」
『2』『X』のミッション4のボスとして登場。文字通り水陸両用の巨大戦艦である。
『MSA』では緑がかった塗装のマークⅡや、黄金色の塗装の「ゴールデン・シェイ」なども登場した。
詳細は当該項目を参照。
隠密行動潜水艦「穂積」
『2』『X』のミッション5のボスとして登場する潜水艦。
艦体自体は旧式のものがベースになっているが、その中央部に重力磁場の変更により、2モードの攻撃が可能なアンドローキャノンを搭載している。
外見こそ古色蒼然とした潜水艦ではあるものの、クリープ航法や吸音材、電波吸収材など最新のステルス技術がふんだんに盛り込まれており、その名のとおり「見えない潜水艦」と称されている。
『2』『X』のファイナルミッションでも、造りかけの物が背景に登場している。
『外伝』や『ソルジャーズ』にも登場。
前者はアンドローキャノンの他に銃弾を放って攻撃する。後者は灰色と青の塗装になっている。
『MSA』ではバーニアを大量に装着する改修を行い、陸戦を可能にした「穂積(改)」「穂積(改ノ弐)」「穂積(雪式)」「穂積(ゴールド)」が登場した。
改の塗装は上半分が青、下半分が黒。改ノ弐の塗装は上半分が灰色、下半分が黒。
雪式の塗装は上半分が白、下半分が黒。
ゴールドの塗装は上半分が黄金色、下半分が黒となっている。
開発途上超巨大戦車「デンチュリオン」
かつて戦場となったパラス島で用いられたものと同型の戦車。
『3』のミッション1のボスであるヒュージ・ハーミットが背負う形で残骸が登場していたが、
『MSA』にて残骸でない完全な状態の姿形が明らかとなり、後に名前も判明した。
左右にある副砲からは火炎弾を、内部に格納されている主砲からは、桟橋を破壊する威力を持つ砲弾を発射する。
上述したように戦場に投入されたことはあったが、開発途上故に巨大砲塔を支える下部機構が未完成で、地上を満足に走れない状態にある。
しかし、ナオミ率いる航空団によって空挺運用される形で実戦投入に漕ぎつけている。
超巨大護衛ロボット「ジュピターキング」
『3』のミッション3のボスとして登場する巨大兵器。
『MSD』では小型のミニジュピターキングや、紫の塗装のマークⅡも登場、
『MSA』ではさらに黄金色の塗装の「ゴールデンジュピター」や、
紫の塗装をした小型のミニジュピターキングマークⅡも登場した。
詳細は当該項目を参照。
飛行型超巨大護衛ロボット「スカイジュピターキング」
『MSA』で初登場したボス兵器で、
空中戦にも対応できるように改造されたジュピターキング。
小型飛行兵器の「ジュピキンヘッド」を搭載しているほか、
大型ミサイルの発射機構が完備された。
派生機としてウイングを取り付けた「ジュピターウイング」も存在する。
詳細はジュピターキングの項目を参照。
超巨大ロボット戦車「ジュピタータンク」
『MSA』で初登場したボス兵器で、ジュピターキングをベースとした巨大砲撃兵器。
両腕が巨大砲台に換装されているほか、肩にも砲台が付け加えられ、足回りもより戦車然とした形にグレードアップしている。後継機のマークⅡも存在している。
詳細はジュピターキングの項目を参照。
超巨大究極戦闘ロボット「パーフェクトジュピターキング」
『MSA』で初登場したボス兵器。
長く続く熾烈な戦いに決着をつけるべく、戦況を変える決定打としてモーデン軍が開発した究極兵器。
画面内に収まり切らない程に巨大で、立派な両腕と両足を持ち、背中にウイングを装着と某ロボットを彷彿とさせるフォルム。
詳細はジュピターキングの項目を参照。
脚立装甲列車「アイアンキャブ」
『6』のミッション1の中ボスとして登場。
モーデン軍の補給線を担う神出鬼没な装甲列車で、自立走行が可能な足を持つため多くの地形で運用できる。一部の車両の大砲からホーミングミサイルを撃ってくる。
中ボスではあるが破壊しなくても先へ進める。
『MSA』ではレーザー砲が新たに搭載されたほか、フリーズガンを搭載した青い塗装の「フローズンキャブ」や、ブレイズ師団専用の「ブレイズキャブ」も登場した。
武装発掘車両「ブル・ドリル」
『6』のミッション1のボスとして登場。
モーデン軍がインベーダーの地下基地へ向かうべく開発した発掘車両。
メイン装備のドリルはもちろん掘削用だが、武器として使うこともできる。ブレードも取り付けられており、こちらはキャタピラ付ミサイルや迫撃砲を搭載している。また、岩石を噴出しての攻撃も可能。
『MSA』では戦闘向けに開発された黒い塗装のアレン専用機「サージェントドリル」や、
その改良型である赤い塗装の「レッドサージェント・ドリル」、
黄金色の塗装の「ゴールデンサージェント・ドリル」も登場した。
ミサイル装甲戦車「アイアン・センチネル」
『6』のミッション2のボスとして登場。
マーズピープルとの共同開発で造られた超巨大ミサイル戦車…なのだが、見た目や攻撃からしてとてもそうとは思えない。
主砲からの大型ミサイルや側面の誘導ミサイル、大砲で攻撃してくる。
機体上部の主砲が破壊されると、フォームチェンジして巨大ミサイル発射台が出てくる。
この際、側面の誘導ミサイルや大砲は使わなくなり、代わりに巨大ミサイルで攻撃する。
なお、巨大ミサイルを発射する際は大量の弾幕が飛んでくる。
『MSA』ではこれの量産化を目指してモーデン軍が単独で開発した、赤い塗装の「アイアン・ヴァーミリオン」も登場した。
地底拠点型掘削機械「アイアンデスワーム」
『7』『XX』のミッション1のボスとして登場。
スクラップ島に潜伏したモーデン軍が持ち込んだ虫型兵器。地下資源の採掘から、敵拠点への地下攻撃など汎用性に優れている。
機体は先端部や最後部を含めて9つの節で構成されている。ちなみに六番目の節にはモーデン元帥が搭乗している。
モーデン軍のシンボルマークが描かれた二番目の節は自走式カッターの射出装置であり、
自走式カッターは射出されると天井に沿って移動しながらスクラップ弾を落としつつ、地面に降りてこちらに向かってくるので、鬼避けか撃ち続けての破壊で対処する必要がある。
また、三番目と五番目と七番目の節は兵士の詰所になっており、四番目と六番目と八番目の節は光弾を発射する二連装砲が格納されている。
この他にも天井や地面をドリルで削ってスクラップ弾を放出したり、ドリルを使っての体当たり攻撃も繰り出してくる(回転中のドリルに触れるとダメージ)。
先端部と最後部以外の節、つまり二番目から八番目までの節を全て破壊すると撃破できるが、先端部と破壊済みの節と最後部を打ち続けて耐久力を削りきることでも撃破は可能。
撃破後のデモでは二番目と六番目の節の残骸がビッグゲートに吸い込まれたところを見るに、機体の外装は後にクラーケンの触腕に応用されたようだ。
単眼蟹型ロボット「クラブロプス」
『7』『XX』のミッション2とミッション3のボスとして登場。巨大甲殻類メカとも呼ばれている。
頭と足は分離可能で、分離後は足の部分が大砲を出してくる。
極めて珍しいミッションを跨いで登場するボスで、ミッション2では分離前の状態で、ミッション3では分離後の状態で襲い掛かってくる。足が壊れても頭は活動可能で、その逆も同様。
何気に『7』のパッケージに描かれていたりする。
猿型巨大ロボット「鉄腕飛猿・鳴滝」
『7』『XX』のミッション4のボスとして登場。
巨大な2本の鉄腕であらゆる地形を踏破する大型兵器で、肩の砲台から弾を放てる他、内部には電磁集束砲も搭載している。
スクラップ島の遺跡に潜入しようとする正規軍に対抗するため投入された。
本体は滝を登りつつ肩の砲台から放つ弾を放つほか、頭部の外装が破壊された後は電磁集束砲を放つようになる。
それだけでなく、乏しい武装を補うように滝に格納された固定砲台が援護攻撃をしてくる。
固定砲台はガラスカバーの向きによってレーザー、ミサイル、砲弾のいずれかで攻撃する。
撃破した際は電磁集束砲でプレイヤーを遺跡に吹き飛ばすが、戦闘中に放つ時とは異なりあくまで演出扱いである。
分離式大型兵器「ユニオン」
『7』『XX』のミッション5のボスとして登場。
スクラップ島に潜伏したモーデン軍が開発した巨大兵器で、分離と合体を自在に行いながら攻撃を繰り出してくる。
頭部を形成する戦車のユニオン01、背部を形成するVTOL機のユニオン02、後部を形成する戦車のユニオン03から成っている。
それぞれに付いたコアが弱点だが、同時にエネルギー弾を放つ武器でもある。
他にもユニオン01は正面および側面からのミサイルや砲台、ユニオン02はガトリング砲やレーザー、ユニオン03は爆撃ランチャーで攻撃してくる。
また、ユニオン02はエネルギーポッドも射出してくる。
ちなみに名前が判明したのは『タクティクス』であり、『MSA』でもこの名前が使われている。
また、『MSA』ではこれを基に開発された「U-002 Naglfar」「U-003 Naglfar」も登場した。
こちらは新たにレーザーが搭載されたが搭乗するには優れた平衡感覚と計算処理能力が必要。豪雪地帯での戦闘を優位に進めるためU-002 Naglfarを改良した、
青い塗装の「フローズンナグルファル」(コードネーム「プロキオン」)も存在しており、
こちらはシステムのオート化が進み一般兵でも操縦できるようになっている。
青い塗装にはわがままなベアトリスの意見が取り入れられているようだ。
巨大戦闘ロボット「レベルギガント」
『7』『XX』のミッション6のボスとして登場。
モーデン軍が開発した戦闘ロボットで、アレン軍曹が搭乗している。
巨体からは想像もできないような機動性を誇っている。
腕部からのミサイルや操縦席近くのロケットランチャー、股間部からの機雷といった武装も搭載している。
『MSA』では性能の向上とともに乱暴な操縦にも耐えられるようにカスタマイズされた、比較的明るい塗装のマークⅡや、緑がかった塗装の「ローグギガント」、
ローグギガントを改良した紫色の塗装の「エレメントギガント」、騎士の兜型の頭部をした赤い塗装の「レベルギガント・ソードマスター」も登場した。
エレメントギガントはモーデン軍の中でも希少な、炎と氷の両属性を扱う兵器である。
レベルギガント・ソードマスターは開発部が浪漫だけを追求して開発された機体で、運動性能と火力は群を抜いて高いが、操作が複雑すぎる関係で開発部の操縦班3人が搭乗している。
この機体は秘密裏に開発されたが、上層部に目を付けられたことで出撃の機会を得た。
連結型装甲車両「K-O3」
『MSA』で初登場したボス兵器で、モーデン軍が単独で開発した輸送車両。
補給物資を安全に戦地へ輸送するとともに、兵器としても運用できるよう、専用の連結砲台を装着している。
電気連結装置により複数台が連結して走行することができ、非常時には切り離して一両編成で走行することも可能。
黒い塗装の改良型や青い塗装のラピート専用機も存在しており、前者は過酷な戦場に適応できるようあらゆる機能が改良された他、
敵を毒に侵す特殊な弾が装填されている。
超大型攻城要塞戦車「フォートラニアン」
『MSA』で初登場したボス兵器で、エマ主導のもと開発された要塞戦車。
他の大型兵器の残骸から部品を再利用しているため開発費はかなり抑えられている。
脚部を折りたたんで要塞モードになると高い防御性を発揮するほか、内部に搭載された爆熱破城槌の威力は凄まじく、並大抵の兵器を一撃で破壊するなど攻撃面でも優れている。
その特徴的なフォルムから早くも軍の女性兵士の間で人気が高まっているとか。
進路の除雪に長けたブレイズ師団専用の「ブレイズラニアン」や、フラッフィ専用のホバリング機「フラッフィ・ラニアン」も存在している。
フラッフィ・ラニアンは機首から大型ミサイルを放つように改造されているほか、フラッフィのライブステージも兼ねるが故にスピーカーや照明も取り付けられている。
本来はボディもカラフルにデコレーションする予定だったが、急務が入ったため間に合わずそのまま出動することとなった。
超重装甲戦車「巌王」
『MSA』で初登場したボス兵器で、ミルフィーが開発した巨大戦車。谷王をベースに設計されている。
ミルフィーが長い期間この戦車の中に引きこもっていたことから、一応内部で生活できるくらいには設備が充実しているらしく、また逃げ遅れた現地の人を内部に匿うことも可能。
特殊な量子エネルギーを利用した次元拡散螺旋撃滅砲は、マーズピープルたちが持つ科学力に深く影響を受けているようだ。
装甲がより分厚く頑丈になった茶色い塗装の改良型や、極地防衛戦用に調整された白い塗装の極地仕様の機体も存在している。
極地仕様の機体は三元素融合吸滅砲を放つことができる。
大型航空母艦ヘリ「ペイントスロープ」
『MSA』で初登場したボス兵器で、防御力特化の航空母艦。
機首に取り付けられたシールドは並大抵の攻撃をものともしないほど非常に頑丈。
重量の関係で大型武器は搭載できず、艦載機であるフライング・タラによる爆撃と、あり合わせで作った毒ドラム缶で武装している。
姉妹機である「クリークスロープ」も存在しており、こちらは飛行レベルアーマーを搭載し、シールドの形状が雪かき型になっているほか、機体側面にガトリング砲台を取り付けており対地攻撃力が強化されている。
旋風戦車「マリネスク」
『MSA』で初登場したボス兵器で、カタリナが実験も兼ねて搭乗している戦車。
前輪が巨大なそのフォルムは、自転車のオーディナリー号を彷彿とさせる。
エネルギー粒子と圧縮された空気を織り交ぜることで、半永久的に高密度なエネルギー放射を可能にしている。
黒い塗装の改良型も存在している。
超広域焦土化溶銑戦車「ボルテックス」
『MSA』で初登場したボス兵器。ロレッタが保有している。
燃焼性の誘導粒子を溶銑に織り交ぜることで発生する、超高温の炎「溶銑炎」を搭載した巨大戦車。
敵を地の果てまで追い焼失させるべく、より広範囲に火炎が届くよう、グラツィアが所有する玉座付きの砲台を参考として車体に改良が施されている。
元々はブレイズ師団のために開発された戦車だが、豪雪地帯制圧用に開発された青い塗装の「フローズンボルテックス」も存在しており、
こちらは空気中の水分を凍らせることができる低温のビームを放つ。
中型装甲戦車「ファイトキャブ」
『MSA』で初登場したボス兵器で、シルフィーが開発した戦闘車。アイアンキャブをベースに設計されている。
履帯を4輪のタイヤに換装し、フロントに超重発射台を装着することで圧倒的な破壊力と機動力を両立させている。ちなみに超重発射台には後にクラーケンに応用されたと思われる機械触腕が内蔵されている。
新型戦闘ヘリ「RJ・ビショーブ」
『MSA』で初登場したボス兵器で、大型化した爆撃ヘリ。
R・ショーブをそのまま巨大化させたようなフォルムをしているが、バリア機能を搭載している他に多彩な広範囲爆撃攻撃によって周囲を一瞬で焦土化できる。
クロエはこれを使いこなして敵の最前線を殲滅させる突撃戦法も編み出した。
重装備戦車「アクセルキャノン」
『MSA』で初登場したボス兵器で、敵軍の基地制圧を目標に開発した巨大戦車。
砲塔はデンチュリオンを、足回りはマリネスクを参考に設計されている。
主砲による広範囲攻撃は敵が密集しているほどより大きな効果を発揮する。
新型試作氷炎戦車「イグナイテッド」
『MSA』で初登場したボス兵器で、モーデン軍でも数少ない炎と氷を両方扱う兵器の一つ。
機首はアイアン・センチネルを、足回りはビッグ・シェイを、2基ある操縦台はエヴィン・ヴッハを参考にしている。
砲台から放つ氷と炎を組み合わせることで、見た目も美しい高威力な攻撃を可能としている。
潜行突撃砲「暗土竜」
『MSA』で初登場したボス兵器。モーデン軍の作戦を裏で支えている地下攻略部隊の兵器。
機体は先端のドリルと中央部の砲塔(内部に主砲が格納)、後部の推進機構で構成される。
平時は塹壕や地下坑道の建設を行っているが、地下からの強襲作戦では先陣を切る。
反乱軍スラッグ「フォウォール」
※真ん中の戦車がフォウォール
『アドバンス』のミッション1のボスとして登場。
モーデン軍が開発したスラッグ。正規軍スラッグの約3倍ほどの大きさだが、ウィリー走行や大ジャンプができるなど、機動力は高い。
『MSA』では赤い塗装の「フォウォール(改)」や、黄金色の塗装の「ゴールデンフォウォール」、白い塗装の「フローズンフォウォール」も登場した。
共同作戦用殺戮蹂躙車両「エヴィン・ヴッハ」
『アドバンス』のミッション2のボスとして登場。
2両1組で行動する戦車で、「ツインズ」とも呼ばれている。2両でそれぞれ塗装が異なり、一方が緑、もう一方が赤である。
主砲からの砲撃や兵士によるバズーカで攻撃してくる。緑色の機体は移動速度が遅いが、赤色の機体は移動速度が速い。
砲弾は着弾するとその場にしばらく炎が残るので厄介。
最初に緑色の機体が登場し、緑色の機体を破壊すると赤色の機体が出てくる。
『MSA』では耐久性に優れた青い塗装の「ドラッヘ・ヴッハ」、攻撃力に優れた黒い塗装の「ティガー・ヴッハ」も登場した。
列車砲「カラドボルグ」
『アドバンス』のミッション3のボスとして登場。
レーザー砲を搭載した軍用の列車。
攻撃は谷王と似ているが、レーザーによる攻撃が垂直だけだったり、耐久力が減ってくると地雷が横へ飛んだりと谷王と異なる点もある。
また、地雷敷設装置とガトリング砲は別々に装備されている。
垂直離着陸局地爆撃機改良型「ザ・キーシⅢ」
『アドバンス』のミッション4のボスとして登場するVTOL機。
局地でも活動できるように改良された爆撃機で、左翼と右翼にガトリング砲を装備している他、内部には大型ミサイルも内蔵している。もちろん、兵士の輸送も可能。
『MSA』では赤い塗装の「ザ・キーシⅢ(改)」も登場した。
巨大秘密兵器「カブラカン」
『アドバンス』のラスボスとして登場。大地震を起こすとされる、モーデン軍の秘密兵器。
機体下部のハッチから「カブラカンポッド」を出したり、極太レーザーや弾を放つ他、赤いコアからレーザーを放つことも可能。
コアは弱点でもあるがバリアを張って守ることもできる。
『MSA』では灰色の塗装のマークⅡ、赤い塗装のマークⅢ、黄金色の塗装の「ゴールデンカブラカン」、
ベアトリスの部隊が使役する青い塗装の「フローズンカブラカン」も登場した。
マークⅡは搭載されたカブラカンポッドも独立型になっており、
マークⅢやゴールデンカブラカンは搭載されているポッドが自爆ポッドとなっている。
機械怪獣「紅雷」
『ウォリアーズ』のミッション3のボスとして登場。
モーデン軍が徹底した殲滅力の向上を目標に開発した巨大兵器。
腕を伸ばして放電を行うエレキアーム、口部からの粒子砲、股間部のバルカン砲、背中からのミサイル、大ジャンプからの踏み潰しで攻撃してくる。
ちなみに名前は『タクティクス』で判明した。
ほかにも、名称は不明だが以下の兵器が登場する。
『ファイターズ』:ミサイル突撃戦車、蜘蛛型ロボット、四脚戦闘ロボット、飛行要塞
『ウォリアーズ』:大型武装輸送機
『M1』大型削岩機、強襲用ホバークラフト
余談
『4』に登場する敵はテロ組織「アマデウス」なのだが、
旧作ファンから見ると、どうみてもモーデン軍にしか見えない。
(一応、銃を手元でくるりと回してから射撃する兵士など、モーデン軍と違う者もいる)