概要
メタルスラッグシリーズに登場するボス兵器。『1』のミッション5のボスとして登場。
正式名は万能射程戦闘車「アイアン・ノカーナ」。
元々は移動要塞的な役割を担っていた大型輸送車だったがモーデン軍によって接収され、車体下部にヘキサゴンアームズ社製のフレイムスロアーを追加装備された上で、ゲルハルト市の守備隊に配備された。
主な兵装として追尾ミサイル砲台、連射可能な戦車砲を装備。
フレイムスロアーを用いる際には一度車体を持ち上げる必要がある。
また、車体後部のデッキには戦車を搭載することもできる。
赤い塗装のオリジナルは『1』『M2』に登場しており、
緑色の塗装のマークⅡは『X』のミッション1のボスとして登場。
宇宙人の侵略軍が用いていた青い塗装の機体は『外伝』に登場している。
モデルはおそらく旧ドイツ軍の8輪重装甲車Sd.Kfz.232と思われる。
攻撃手段
第一段階
- 主砲から砲弾を発射(1とXでは光弾、外伝ではギリダ・Oと同じ砲弾、M2では火炎弾)
第二段階
ある程度ダメージを与えるとタイヤがパンクし、車体が支柱で持ち上がる。
- 第一段階と同じく主砲から砲弾をぶっ放す
- 下部のフレイムスロアーから火炎放射(フレイムスロアーを破壊すれば捕虜3人出現。M2ではフレイムスロアーの代わりに機銃)
- 砲塔上部にあるミサイルランチャーから誘導ミサイルを発射(M2ではミサイルを撃ってこない)
- ノカーナの後方に行くと荷台のギリダ・Oが砲撃
メタルスラッグディフェンス
オリジナルとマークⅡが登場しているが、ギリダ・Oを積んでおらず、上部の支柱もない。
通常攻撃が主砲をぶっ放してくるのは同じだが、特殊攻撃が異なっており、オリジナルは火炎放射であるのに対し、マークⅡはミサイル(軌道は一定)を数発発射するようになっている。
後にアップデートでアイアンが、コラボユニットとしてアイアン・ノカーニャが登場した。
メタルスラッグアタック
オリジナルとマークⅡ、アイアンに加え、後述のプロトタイプ・アイアン、プロトタイプ・アイアンⅡ、プロトタイプ・アイアンⅢ、アイアンⅡ、スペイシー・ノカーナ、シスター・ノカーナ、ゴールデン・ノカーナ、スパイラル・ノカーナ、アブル・ノカーナ、SPACE ノカーナが登場。
基本は『MSD』と同じだがオリジナルはスキル解放で特殊攻撃で誘導ミサイルや主砲を同時に放つようになり、マークⅡは火炎放射を同時に放つようになる。
関連兵器
太字はモーデン軍が所有する兵器である。
「アイアン」
『4』のミッション3に登場するボス兵器。正式名称は万能射程戦車改良型「アイアン」。
アイアン・ノカーナをベースに改良を施したアマデウス軍の戦車。だが、攻撃手段は1つを除いて別である。
こちらは機動性に富むものの武装に乏しく、それを補填するためにマクスネルが援護攻撃にやってきたり(しかも倒しても無限に出てくる)、サイボーグが化けたモーデン元帥の偽者が車内から身体を出してバズーカを撃ち込んできたり、カッターを出して攻撃、アイアン自ら体当たりで攻撃したりしてくる。
『MSA』では紫色の塗装の改良型「アイアンⅡ」も登場した。
「プロトタイプ・アイアン」
『MSA』に登場。アイアン・ノカーナをベースにしたアマデウス軍の試作型戦闘車両。
車体は青いアイアン・ノカーナだが、車輪はシュー&カーンのキャタピラで、フレイムスロアーはドラゴン・ノスケのものになっており、荷台にはミサイルランチャー(オリジナルが上部に装着していたもの)を積んでいる。主砲や火炎放射の射程が長いのが特徴。
紫色の塗装の改良型「プロトタイプ・アイアンⅡ」や、
強酸化ガスを搭載した緑色の塗装の「プロトタイプ・アイアンⅢ」も存在する。
元は『4』の没兵器である。
「アイアン・ノカーニャ」
『MSD』に登場。にゃんこ大戦争とのコラボで期間限定ユニットとして購入できた。
車体こそプロトタイプ・アイアンと同一だが、荷台にはにゃんこ拠点を積んでいる。
そのため、特殊攻撃はにゃんこ拠点からのにゃんこ砲となっている。
ちなみにプロトタイプ・アイアンはアマデウス軍所有なのに対し、こちらはモーデン軍が所有している。
「スペイシー・ノカーナ」
『MSA』で初登場した、アビゲイル専用機として開発されたアイアン・ノカーナ。
車体は水色(足回りは緑)で、荷台にはアビゲイルが搭乗している。
彼女の得意な長距離強襲を可能とするために、フレイムスロアーがレーザー兵器に換装されている。カラーリングや機体名は彼女の強い希望によって決定されているのだが、想い人を彷彿とさせる。
「シスター・ノカーナ」
『MSA』で初登場した、ベアトリス専用機として開発されたアイアン・ノカーナ。
車体は白(足回りは緑)で、荷台にはベアトリスが搭乗している。
実姉の愛機スペイシー・ノカーナとお揃いの機体がどうしても欲しかったベアトリスが、
開発部に押し入って強引に開発させた、いわば文字通りの姉妹機。
フレイムスロアーをフリーズガンに換装するなど、彼女好みのカスタマイズが施されている。
「ゴールデン・ノカーナ」
『MSA』で初登場した、黄金色の塗装が施されたアイアン・ノカーナ。
戦場で目立つこともあって、荷台にはアレン軍曹が搭乗している。
アレン軍曹が存分に暴れまわれるように装甲の強化が施されている。
「スパイラル・ノカーナ」
『MSA』で初登場した、プトレマイック・アーミーが開発したアイアン・ノカーナ。
車体は黒色(足回りは緑)で、車体下部には伸縮可能なドリルが搭載されている。
ちなみに予算の半分はトワの強い要望により、ドリルの強化に使われている。
「アブル・ノカーナ」
『MSA』で初登場した、アブル・アッバースが直接指揮するアイアン・ノカーナ。
車体は紫色(足回りは緑)で、様々な改良が施されている。
フレイムスロアーは電撃を放つ砲塔に換装されている。
「SPACE ノカーナ」
『MSA』で初登場した、プトレマイック・アーミー開発のアイアン・ノカーナ。
車体は青緑色(足回りは緑)で、音波装置が搭載されている。
音波装置は地面に振動を送ることで人工的な地震を発生させることが可能。
ちなみに音波装置はスクリーマーに搭載されている装置を改良したものである。
小ネタ
『1』のミッション5では、ボスの少し手前に出現する中ボスであるカーンを倒さずに誘導してくると、何とボスまで連れて来ることが出来る。ミッション4のボスとミッション5のボス夢の共演である(カーンは倒さなくてもクリア可能)。
ちなみにフレイムスロアー破壊後、カーンがノカーナの下に入り込むと、カーンが勝手に破壊される。尤も、ゲーム的には難度が跳ね上がるのでネタとしてやる場合以外ではやらないほうがいいだろう。
『X』のミッション1で登場する際にはキャメルスラッグとメタルスラッグを両方持ち込み、上手い事操作すると何とアイアン・ノカーナの上に乗ることが出来る。
他にも、ある特定のタイミングでアイアン・ノカーナを破壊するとアブル・アッバースが攻撃に巻き込まれて死亡してしまう(どうやら旗を振るモーション中にボスの攻撃に対する当たり判定ができるらしい)。
ただ、こちらはほとんど知られていないためか、『MSD』『MSA』を始めとした他作品ではアブル・アッバースが生存しているという設定で登場している(あの時攻撃に巻き込まれたのは影武者だとすれば一応の説明はつく)。
…何かとネタが多いボスである。