概要
メタルスラッグ7およびXXにて後半に戦う敵。
ビッグゲートを通じて、現代のモーデンを助けるためにやって来た。
彼らがどれだけ先の未来から来たかは不明であるが、その存在はモーデン軍が少なくとも彼らのいた時代までは存続し続けている、という事を意味する。
軍服や兵器の色は明るい青色が中心であり、服はヘルメットにアンテナが2本追加されるなど一部デザインが変わっている。
固有名詞のある人物
ノーヴァ
初出は『MSA』。クローン技術の発展に成功した未来のモーデン軍がウィータを基に開発したクローンサイボーグ兵士。
銃器を持たずに現代では見かけない格闘術を駆使して戦う。
四肢の装置で未来エネルギーを動力に変換して破壊的威力を有する攻撃を繰り出す。
なお、彼女の技名やスキル名はラテン語になっている。
未来兵
現代兵と同様に基本的に攻撃1発で倒せる。
ただ、細かいところで行動パターンが変わっている者が多い。
1.ノーマル兵
遠距離ではヘルメットからのレーザーボム、
近距離ではスタングローブによる電気ショックで攻撃する。
レーザーボムはこちらとは逆の方向に走りながら発射する。
2.バズーカ兵
レーザーバズーカから速度の遅いレーザーを発射して攻撃する。
地上にいる者は真横にしか撃たない。ジェットパックで浮遊している者もおり、
こちらは上空を横切りつつプレイヤーを狙って撃ってくる厄介者。
3.ビースツ兵
ジャンプ斬りの要領で電気ショックを仕掛けてくる。
現代ビースツ兵とパターンは同じだが、シールドを張っている者もいるため油断しないように。
4.シールド兵
エネルギーフィールドを展開して身を守っている。
シールドを破壊すると逃げる点は現代シールド兵と同じだが、その前の行動パターンは異なり、ノーマル兵と同じ、ビースツ兵と同じ、その場から動かないが近づくと電気ショックを行うの3通りである。また、シールドは全身を覆っているため背後からの攻撃や貫通する攻撃によって一撃で倒すこともできない。
5.ミサイル兵
現代のロケット爆弾兵と地雷兵を足して2で割ったような兵士で、
伏せて背中のリュックからミサイルを出す。
ミサイルは少し時間が経つと地形に沿って動く。ミサイルの速度は速いが破壊可能。
ちなみに近距離では電気ショック攻撃を繰り出す(バウンド弾兵も同じ)。
6.バウンド弾兵
現代のコロコロ弾兵のような兵士でこちらに背を向けた後リュックからバウンド弾を発射する。
バウンド弾は破壊できず、他の攻撃と組み合わされるとかなり避けにくくなる。
なお、弾はプレイヤーのデブ時のドロップショットをオレンジ色にしたものである。
兵器
現代にもある兵器は本編では現代版と性能がほとんど同じである。
ギリダ・O
未来でも愛されるデザインのようだが、車体は青色になり、ラインはオレンジ色になった。
弾は水色の豆状の形をしている。
ジィ・コッカ
エネルギー砲を装備してパワーアップした。
車体は水色になり、弾は水色のエネルギー弾となっている。
現代版と異なりリモート運転にでもなったのか、撃破しても中から操縦員は出てこない。
R・ショーブ
青紫色になっている。投下するものがエネルギー弾になっているが、攻撃で破壊できる。
対戦車ミサイルも撃ってくるものもある。
マクスネル
性能、コストがどちらも上がった。配色は未来ギリダ・Oと同じ。弾丸の色は水色になった。
MV-280C
相変わらず視界が悪い。車体、弾丸の色はともに水色になった。
突進はせず、マシンガンで攻撃を行う。
なお『MSD』で初登場した兵器であり、本編には未登場。
パトロールロボット Type-F
塗装が青紫色になっており、侵入者を焼き払うレーザーが大幅に強化されている。
『MSA』で初登場した兵器であり、本編には未登場。
レベルウォーカー
※画像右下の赤い機械
小型で軽快な動きが特徴の新兵器。口からのナイフを共通装備として備え、
機体毎に口からのビーム弾、左右に取り付けたランチャーから発射するミサイル、
背中から発射される砲弾、サテライトからの射撃のいずれかで攻撃する。
近接攻撃が効くものの、体力が高く手強い存在。
ちなみに『7』ではビッグゲート戦前のみの登場だが、
『XX』では敵配置の変更により、ビッグゲート戦後でも戦うことになる。
『MSA』では緑色の塗装のマークⅡも登場した。
クラブロプス Type-F
未来エネルギーを活用した兵器を新たに搭載した。塗装は青紫色。
『MSA』で初登場した兵器であり、本編には未登場。
ビッグゲート
現代軍のものである可能性が高いが、未来軍と関わりの深い兵器のため、ここで記載する。
スクラップ島に出現したどこかで見覚えのあるゲートで過去と未来をつなぐ。これを通じて未来軍は現代に来た。プロフェッサー曰く「モーデン軍のとっておきの兵器」。
動かすには大量の未来エネルギーが必要であり、「MSA」のアナザーストーリーではネオ・マーズ・ピープルが含有しているものを利用して動かしていた。
『7』『XX』のファイナルミッションの中ボスでエネルギー弾や未来軍の召喚で攻撃する。
撃破するとモーデン元帥を吸い込み、後述のクラーケンを放出して消滅した。
『MSA』では黄金色の塗装に赤いポータルの「ゴールデンビッグゲート」も登場した。
究極兵器「クラーケン」
未来からやって来たモーデン軍の究極兵器で溶岩も弾く強固な装甲に包まれている。
『7』『XX』のラスボスで脚を全て破壊した後に戦闘となる。
こちらの攻撃を弾くサテライト弾、底から投下する溶岩弾、
足場を破壊するミサイルや溶岩機雷、ハッチを開けて落とす爆弾、
突進するエネルギーポッドの放出機能を備え、
それ以外にも溶岩への飛び込み、飛び出しでも攻撃してくる。
『MSA』では攻撃性能が飛躍的に向上した赤い塗装のマークⅡ、現代のモーデン軍がカスタマイズした黄金色の塗装の「ゴールデンクラーケン」、更なる強化版である「マスタークラーケン」も登場した。
その後
ビッグゲート撃破後、クラーケンを除く未来軍の兵士や兵器は消え、
クラーケンも破壊されたため現代から未来軍の存在は消えた…
と思われたが、エンディングの一場面で未来兵の姿が確認できる(このとき逃げるモーデン元帥と現代兵、追いかける正規軍は誰一人としてその存在に気づいていない)。これが次回作の伏線となるかどうかは不明である。
『MSA』での描写を加味すれば、ビッグゲートを修復し動かすことができさえすれば未来軍はいつでも現れられるようで、その後も何度か未来軍が出現しているようである。