CV:庄司宇芽香
概要
『ひろがるスカイ!プリキュア』第24話に登場した謎の存在。名前は同話EDクレジットから。
本編開始1年前にスカイランドに顕現。
国王と王妃の2人に「スカイランドは滅亡の危機に瀕している。滅びを防ぐためには運命の子を育てる必要がある」「この子をどれだけ愛しても、然るべき時が来ればあなたたちの元から離れる運命にある」「あなたたちは『かりそめの親』に過ぎない、それが受け入れられないのであれば他の養育者を探す」という神託を告げ2人の前に赤ん坊を出現させる。
国王夫妻は一番星に託された「運命の子」を見て、たとえ「かりそめの親」と言われても精一杯愛を注ごうと決意した。
その赤ん坊こそがプリンセス・エルだったのである。
恐らく、この国王夫妻との出会いの日が「エルの誕生日」になっていると思われる。
とはいえ、作中ではスカイランドに関する言及しかしていない為、ましろ達の世界…ソラシド市の干渉が無い事に疑問を抱く視聴者がいた(尤も、元々スカイランドとソラシド市は時々つながる事があるというだけの関係で行き来が容易でなかった上にエルがソラシド市にやってくる事になったのも半ば偶然で予想できなくても仕方がないと言えば仕方がないのだが)。
後に第44話にて登場したアンダーグ帝国の首領・カイゼリン・アンダーグの目的がスカイランドへの復讐である事が明確になり、ソラシド市はたまたま巻き込まれただけで狙われる道理が全くない事が明らかとなった。
演者について
演じる庄司宇芽香女史はプリキュアシリーズ初出演。
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正体(ネタバレ注意)
以下は第47話のネタバレを含みます
その正体は300年前のスカイランドを治めていた王女・エルレインであった。
かつて、エルレインは当時のアンダーグ帝国を統べていた皇帝・カイザー・アンダーグ率いるランボーグ軍に壊滅された街並みを見て平和の祈りを捧げたその時、プリキュア・キュアノーブルへと覚醒した。
スカイランドでも当の昔に忘れ去られた古い伝説では「それは嵐の晩の事だった。闇の世界の魔物がスカイランドに攻め込んできた。空は黒い雲に覆われ、絶望的な戦いが始まった。スカイランドの姫は祈った。『ヒーローが現れて青い空とみんなの笑顔を取り戻してくれますように』と。姫の祈りに応えるように勇敢な戦士が現れた。その名はプリキュア。プリキュアは闇の世界の魔物を打ち払い、スカイランドを救った」とあった。
第5話においてヨヨが語った言い伝えに登場したプリンセスとは彼女の事であり、プリンセスがプリキュアを呼んだのではなく実際はプリンセス自身がプリキュアだったのである。
やがて、第45話にてキュアノーブルとカイザーの戦いを制そうとしたカイゼリンの自己犠牲が両者の心を動かし、スカイランドとアンダーグ帝国は互いに和平を結んだ。
その後、エルレインはカイゼリン父娘と度々交流していたが、ある時アンダーグ帝国は一方的に国交を断絶してしまう。
これを機に胸騒ぎを感じたエルレインは万が一の事態に備えて自分の力をマジェスティクルニクルンとして分離した。
相当長い時間をかけたらしく、肉体は次第に滅び残る魂は「一番星」へと姿を変えキラキラエナジーを蓄えながら来るべき日に備え続けていた。
エルレインの危惧は現実となり、現代にてアンダーグ帝国が蘇った。
一番星はアンダーグ・エナジーの急激な高まりを感じ取り、とてつもない脅威が迫ってくると予期して300年もの間溜め続けた力でエルを生み出しスカイランドの国王夫妻に託す。
すなわちエルの正体はエルレインの分身・転生体とも言える存在で、一番星は「エルレインの魂」であり第47話にて「これまでずっとソラ達の様子を見守ってきた」と語る。
そして、エルレインは自身の最後の力をエルに与えて急成長させた後、事をソラ達に託して消滅した。
一方スキアヘッドを失ったカイゼリンは「キュアノーブルは私達を裏切り、お父様を手にかけたのだ!」とエルへの復讐心を抱いていたが、これは「カイゼリンは今まで「スカイランドとアンダーグ帝国の和平を好ましくない」と判断した黒幕に偽りの記憶を植え付けられた」というのが真相だった。