概要
CV:高野麻里佳
『戦国無双 ~真田丸~』から登場するプレイアブルキャラクターの一人。
専用武器は、豪奢な装飾が施された巨大な簪(かんざし)。シリーズでは数少ない左利きで馬上攻撃も左方向で行う。
浅井家当主・浅井長政と織田信長の妹・お市の娘で、「浅井三姉妹」の長女。後に豊臣秀吉に保護され、彼の没後は豊臣家の人間として覇権を狙う徳川家と対峙することに
性格
母にも似た見目麗しい顔立ちも然ることながら、名家の姫君としての気品も併せ持った人物。
一方で、その不幸な生い立ち故か他者を寄せ付けぬ雰囲気を持つが、本質は人を見捨てられない優しい心の持ち主でもある。
口下手で言葉が足りず、相手を慮っての言葉であっても、誤解や不快な思いをさせてしまう事も多い。
旧浅井家臣である藤堂高虎や大谷吉継らとも会いもしないのも、浅井関係者が集まることで二人に無用な疑いが向けられるのを避けるためである。
真田幸村とは幼少時代に安土城で出会っており、彼らとの交流を経て次第に心を開いてゆく。
ガラシャと交流を持ち、大阪に軟禁状態の彼女を外に連れ出してあげたいと考えている。
二度の落城の経験から、「強くなければ全て奪われる」という思想を持つようになり、姫でありながら武術の心得を身につけている。
シリーズ経験者ならお気付きかもしれないが、茶々の性格的特徴は石田三成とよく似ている。実際、三成が清正や正則と対立を深めると、彼を「孤高を気取っている」と批判するが、直後に「私が言えたことではなかった」と反省している。
容姿
既にPC化している両親同様に端正な顔立ちだが、ツリ目であるなど気の強さを窺わせる容貌をしている。髪は父と同じく淡い金髪で、滑らかなストレートヘアー。髪の一部を編み込みハーフアップ風に後頭部でまとめて唐輪を結い、前述の簪で飾っている。髪の長さは幼年期はショートボブ、青年期はロングヘアーに変化している。
衣装はいずれも姫君らしい豪奢な着物姿だが、幼年期はスモッグやワンピースをおもわせる帯なしの着物、成年期は過去タイトルのお市の着用していたものにも似たスカート風の着物となっている。
カラーリングは浅井家のシンボルカラーである水色を基調としつつ、母であるお市に合わせ各所にピンク色の意匠や花を象った装飾もみられる。
PC化以前の茶々
『戦国無双2』では、秀吉の妻・ねねのシナリオのイベントムービーにおいて、遠征中の秀吉が彼女を恋い焦がれるという形で名前だけ触れられている(キャラクターとしては登場しない)。
『戦国無双4Empires』ではエディットでの固有デザインを持つ姫武将の一人として登場。こちらでの名義は「淀殿」。同名である島左近の妻・お茶々との差別化のためとおもわれる。
100万人の戦国無双
GREEのソーシャルゲーム『100万人の戦国無双』では、三姉妹揃って固有デザインのキャラクターとして登場。同じくお市に比較的近い容貌の美女だが、乱世を憂い涙を流した表情で描かれている。髪はお市と同じ茶髪で地に着くほど長い。衣装は淡い紫色の着物の上に白い羽根(もしくは花弁)を彷彿とさせる羽織を纏っている。
その他
なお、これまでシリーズでは史実における茶々と秀吉の子である豊臣秀頼が一般武将として登場しており、TVアニメ版では先行して固有デザインのキャラクターとして描かれているが、『真田丸』において秀頼は登場しておらず、他の一部武将同様に子供の存在が濁されている傾向がみられる。
これに関しては、現在の感覚で側室(一夫多妻)制を明確に描写することを避けたかったとも、主人公・幸村との関係を強調しようとしたとも解釈されている。そのためか、公式HPにおける人物相関図においても、秀吉と茶々の関係は「保護」とだけ表記されている。