概要(通常)
外部からのエネルギー供給などを一切必要とせずに、「運動」をし続ける事の出来る機関である。
第一種永久機関は、外部へ何らの変化も残さないで周期的に運転して外部に運動をする機関。
第二種永久機関は、エネルギーを熱として受け取り、これを運動に変えるだけでほかに変化を残さない機関。
すでに、第一種・第二種ともに、つくることは不可能であることが証明されている。なぜなら、それらは、その存在が熱力学の法則に反しているからである。
エネルギー保存の法則(熱力学第一法則)により時間の前後によってエネルギーの総量は変化しない。もし第一種永久機関が存在するならエネルギーが無限に増加することになりエネルギー保存の法則に反する。
第二種永久機関が存在した場合エネルギー移動の方向性(エントロピー)を人間が自由に決められることになるが、実際にはそうではない。例えば70度のお湯と10度の水を同量混ぜた場合40度のぬるま湯になるが、40度のぬるま湯を70度のお湯と10度の水に「ほかに変化を残さずに」分離することは不可能である。これをエントロピー増大の法則(熱力学第二法則)という。
しかし永久機関が完全に否定された現代においても「永久機関を発明した」と主張する人間は数多く、それだけなら笑い話であるが詐欺に使われることも多々あるので注意が必要である。
フィクションの世界では、数多くの作品で永久機関が登場する。
(様々な意味で)自給自足のことをジョーク・ネタとして永久機関という場合があり、
pixivでもいくつかそういった文脈でのタグ使用がある。
なお熱力学の法則をマネーのゲームになぞらえ
a収支トントンにはならない
b無から有は生まれない
cこのゲームからは誰も逃げられない
と説明するミチオ・カクは
「この法則は世界の絶対法則ではない」
という可能性を提示している。
概要(R-18)
水分+エネルギーを男性の口から補給し、それを男性の精力へと変換し、射精へと繋げ、女性の性器から精液を注入していくという機関のことをエロい意味で指す。
より現実的なパターンに、授乳→口内射精&飲精→授乳という永久機関も存在する。
関連タグ
アントニオ猪木(詳細は「ネジを一本締め忘れた」の迷言で検索)
人間・・・人体は自らゼンマイを巻く機械であり、永久運動の生きた見本である。
(ド・ラ・メトリ著「人間機械論」より)