ばくだんいわとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。
爆弾岩と表記されることも。
概要
大きく丸い岩に、いかつい顔が付いたモンスター。
物語中盤以降から出現する中級モンスターであることが多い。
通常の攻撃面は大したことがなく、初期の作品では基本的に何もしてこない。
DQ4でやっと自発的に動き始めたが、それでも攻撃頻度は低い。
一方で防御面は見た目通り頑丈で、簡単には倒せない(初期の作品では防御力0という驚愕の数値だが、HPの高さによって頑丈さを表している)。
初見からすればよく分からないモンスターだが、古参ファンからすればまさにトラウマモンスターの代表のような種族。
その理由はある程度ダメージを与えると、【自分の命と引き換えにすべてを吹き飛ばす】自己犠牲呪文メガンテを使いこちらのパーティ全員を道連れにしようとするから。
更に怖いのは殆どの場合群れで出現すること。グループ攻撃や全体攻撃などで中途半端にHPを削ると全滅まで一直線である。
ただHPが減っていなければ上記のように安全なので、攻撃力が高くない場合は半端に攻撃せずにさっさと逃げ出すに限る。また一応ニフラムが有効だったりするので、こうした「ダメージを与えずに倒す攻撃」を仕掛ける分には危険はない。
……しかしDS版の『DQ6』ではHPが減っている影響からメガンテのボーダーラインを容易く下回るようになり、特攻仕様のごとくメガンテを目にする機会が増えた。
『DQ5』『DQ6』では仲間にすることが可能であり、一匹目の名前は共通して「ロッキー」となる。
二匹目以降は、5のSFC版が「ドッカン」「よんいち」「がんすけ」、PS2版以降が「ドッカン」「ヌマージ」「コジマン」、6が「ヤマーナ」「マック」「いわお」となる。
ステータスはどちらも力とHPが高め。
『DQ7』では、過去のルーメン編に「ロッキー」という名前のばくだんいわが登場する。
4コマ劇場などの二次創作では、ラスボスも裸足で逃げ出す最強のモンスターと設定されることが多い。
「モンスター物語」ではバラモスが自らの居城を築いた際に、余った石材に対して魔力によって命を吹き込んだという出生になっている。ちなみに、このお話のラストは魔王が生み出した存在にもかかわらずちょっといい話。
不思議のダンジョンシリーズではHPが少なくすると動きを止め、さらに少なくなると自爆する。
巻き込まれるとモンスターやアイテムは全て消滅し、自分はHP1になる(HP1のときに巻き込まれると死亡)。
その他に、亜種としてメガザルロックとスマイルロックがいる。