罪は許されるのか―
概要
この作品の前のアニメ版デモンベインが厳しい評価となったニトロプラス、作品によって出来にムラのあるGONZOのタッグという事で前評価は高くなかった。
作品としてはハード路線で難民問題なども絡めそれなりに話に深みがありアクションも優秀だったのだが、
1話でのゲルトの活躍と三年寝太郎な主人公のジョセフにより
回が進むごとにゲルトが主人公の方が良かったのでは・・・という意見が趨勢をしめるように。
結果として最終話で死んだ人間の妄想に謝る主人公というワケのわからないオチも相まってネタ作品として扱われる事が多い。
そのような事からか、しばしばネタ絵(主にジョセフとゲルト)を見かける事も少なくない。
なおストーリー構成を虚淵玄がつとめており、インタビューなどでこの作品でアニメ作品への参加の楽しさを知ったと公言しており、
後の虚淵アニメ作品を生み出した原点としては忘れてはならない作品となっている。
ストーリー
近未来のドイツのとある市街。
そこでは死体が突如「デモニアック」と呼ばれる悪魔を思わせる怪物に変貌するという事件が多発し、XAT(ザット)と呼ばれる組織がこれらに対応していった。
そんな中、デモニアックの戦闘に巻き込まれ半身不随に陥った元バイクレーサーのチャンプで英雄と呼ばれた男『ゲルト・フレンツェン』は生きたままデモニアックに変貌、他のデモニアックを倒していく。
ゲルトが再び英雄として祭り上げられる中、彼を別の目で見ていた者がいた。
物語はここから加速していく。
登場人物
- ジョセフ・ジョブスン
デモニアックを狩り続ける正体不明の青年。一応作品の主人公といえる人物なのだが、劇中ではあまり活躍せず、他のキャラクター達が活躍し続ける中、自分は寝てばっかりの姿が多く見かけられたため、ネタキャラの地位も確立してしまった。
- エレア
CV:花澤香菜
ジョセフが乗るバイク「ガルム」の端末を介して登場する妖精かつ悪魔の様な姿が特徴の少女。
「美しくないわ」が口癖。
- ゲルト・フレンツェン
CV:石塚運昇
バイクレースのチャンプだったが、1話でジョセフとデモニアックの戦闘に巻き込まれて半身不随になってしまう。その後、謎の女性から渡された謎の薬によってデモニアックに変身する力を得る。
1話では完全に彼が主人公の様に描かれているため、主人公は彼だと勘違いした人も多い。
以後も序盤の主人公的な存在として活動を続けるのだが・・・
ちなみに、あっちのゲルトとは何の関係もない。
- ヘルマン・ザルツァ
CV:三宅健太
XAT第2班に所属する赤毛の男。以前はゲルトの所属していたバイクチームのレーサーだった。親友でもあるゲルトを尊敬しており、彼の事となると周りが見えなくなる事も多い。
ゲルトオオオオオオオオオオオオ
- アマンダ・ウェルナー
CV:伊藤静
XAT第2班に所属する女性。ジョセフを初めとする多くの人物に関わりを持つため、彼女を真の主人公と捉える人もいる。スーツのサイズが合わないせいか、胸元は常時はだけっぱなし。