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地獄の沙汰も金次第の編集履歴

2017-09-23 22:43:38 バージョン

地獄の沙汰も金次第

じごくのざたもかねしだい

「地獄の沙汰も金次第」とは、日本のことわざの一つ。

意味

一般において、「地獄の裁判も金の力で有利になる。この世はすべて金の力で左右されるというたとえ」などと書かれた辞書さえ存在するが、これは言葉の意味を履き違えたとんでもない誤解である


本来の意味

あるところの山寺に、麓で多くの使用人を使う長者様が亡くなられ、そのお葬式をお願いしますと依頼が来たので、和尚が葬儀の準備していると、和尚にその長者が地獄に墜ちていく光景が見えて来たのです。

このままでは長者さんの霊は地獄に墜ちてしまうと、直ぐに小僧を長者の屋敷に走らせて、「長者さんの全財産を村人に分けなさい。そうしないと長者さんの霊は地獄界に墜ちますよ」と知らせました。

長者の遺族は、地獄に墜ちるのでは大変だと、直ぐにその財を村人達に分けた。その結果によって、地獄行きの沙汰が変更になったのです。


というのが原話で、解るとおりこの諺とは意味が全く違っている。

閻魔大王に賄賂を贈って情けをもらう、ということを言っているのではなく、大金持ちに対して「余りある財を捨てて世のため人のために尽くし“徳”を積みなさい」と説いているのである。

そもそも金はあの世に持っていけないのだから、地獄の沙汰を金でどうこうするなど土台無理である。


金さえあれば何でも出来ると思ったら大間違いだ!


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