概要
『マリオ&ルイージRPG』のラスボス。
キノコ王国の隣の国、「マメーリア」からやってきた悪い魔女で、ピーチ姫の声を盗んでスタービーンズを目覚めさせ、その力で世界を我がものにしようと目論んでいる。
海外ではCacklettaと呼ばれているらしい。
マメラ女王が言うには、スタービーンズの起動には清らかな心を持つ者の声が必要であり、今となってはその様な心の持ち主はピーチ姫の他にいないとの事。
ゲヒャヒャヒャヒャ!とボイス(サウンドエフェクトの可能性もある)つきで笑うのが特徴的。(作中ではゲラコビッツやマメラ女王が同じ笑い方をしている)。
マリオシリーズ初の女性のラスボスでもある。(スピンオフ作品のキャプテンシロップを除いて)
リメイク版に当たる『マリオ&ルイージRPG1DX』のCMでは「マメのお化け」と呼ばれている。
天才科学者のゲラコビッツが一番弟子。
アハハ・アハデミーにてスタービーンズを目覚めさせようとしていたところをマリオたちに追いつかれ、
この際手下のゲラコビッツはルイージによって速攻で無力化されたが、ゲラゲモーナ単体で圧倒的な魔力を持って迎え撃った。
この際、足元にブラックホールの様な物(落とし穴)を出現させて床を這い回らせてマリオ達を吸い込む、天から雷を落とす、分身して惑わせる、無数のコウモリに分裂して突撃するなどの攻撃を行う。
だが、マリオとルイージの連携の前に敗北してしまう。
復活したゲラコビッツはゲラコビッツのヘルメット(すいとりマシーン)にゲラゲモーナのエネルギーを吸い込ませる事で一体化し、マリオとルイージに「最後の一撃」を加えようとするのだが、不意に現れたマメック王子に阻止され、アハデミーの外へ吹き飛ばされてしまう。
その後、エネルギー体となったゲラゲモーナは気絶していたクッパに憑依してゲラクッパとなり、今度はピーチ姫の声ではなくピーチ姫本人を誘拐。
マリオたちにバラバラになったスタービーンズのかけらを集めさせ、再びスタービーンズを目覚めさせようとする。
だが、女装したルイージがピーチ姫になりすますという奇策にはまり、本物のピーチ姫を逃がしてしまった為に、スタービーンズの起動は諦める事になる。
その後クッパ城を占拠して武力行使でマメーリア王国を制圧。攻撃の届かない上空から一方的に城下町や城を破壊し尽くした。スタービーンズの力なんてなくても十分やれるのでは……。そのまま城で2人を待ち構える。
空を飛ぶ手段を見つけて城内を進行中のマリオ達に先述したゲラコビッツや、テレサ等のおなじみクッパの手下に加え、当時は珍しかったコクッパ軍団までけしかけてくる。
そして、それら全てを突破して玉座まで辿り着くと、「よくぞここまで来た!」とマリオ達に一定の賞賛を向けた後に「マメーリアの次はキノコ王国もあたしのものにしてやるのさ!」と侵略宣言をして襲い掛かる。
この際はメラメラという名の火炎弾を連射、マリオ達の頭上にブロックを出現させて回避を妨害した上で超極太の熱線を吐く、連射してメラメラを取り込んで回復等の行動を取る。
HPが減ると真っ黒な姿に変身。口から吐き出した無数の星屑を大粒の流星群に変化させてマリオ達へ激しく降り注がせるという技を使う。
そしてなんと、やられたふりをしてマリオ達の背後から不意打ちでレベル99だろうがHPを0にする威力のじげんボムへいを突っ込ませ、強制的に戦闘不能にした挙句マリオ達を吸い込んで食べてしまう。
ゲラクッパの体内で最終決戦に挑む際には禍々しい巨大な悪霊の様な姿をとっており、この姿は海外のプレイヤーにはCackletta Soul(ゲラゲモーナの魂という意味)等と呼ばれる。
身長はなんとマリオの3倍以上もある。
また、前述のじげんボム攻撃によりマリオ達のHPは限界に達しているので、すぐに回復アイテムを使わねば一撃で二人ともゲームオーバーである。
幸い、ゲラクッパ戦でスイングブロスのアドバンスコマンドを成功させれば二人のHPを全快させるMAXナッツを入手できるので、これを使用すれば建て直しは容易。
しかも、この時ゲラゲモーナはマリオとルイージに1ターンの猶予を与えてくれるので、全快させた上でゲラゲモーナに全力攻撃をしかける事さえ出来てしまう。
じげんボム攻撃は非道な行いに見えるが、実際は回復アイテムと回復に割くためのターンを与えてくれており、しかもその上でゲラゲモーナに先制攻撃を加える事が出来る為、極めて温情のある行動なのだ。
ただし、海外版だと猶予を与えずに普通にゲラゲモーナのターンになるようで、下手すれば回復の間もなく全滅する模様。
頭部、右腕、左腕、そして胴体のハートが別々に行動する。その為、1ターンに最大で4回も行動する。
頭部は巨大なエネルギー弾を吐く、マリオとルイージの時間を止めてからビームを放つ、エクトプラズム・ゲラコビッツを呼び出して砲撃させる、幾度もワープを繰り返しながら接近してくる光弾を乱射する、一定時間攻撃力が上昇する魔法、体力を回復する魔法等の多彩な行動を取る。
また両腕はデコピンや腕を振り回す打撃を使用し、これとは別に右腕は電撃、左腕は炎の攻撃を使う。
とある古代遺跡にてマリオは炎、ルイージは電撃のハンドパワーを授かったのだが、ゲラゲモーナは右腕と左腕を使って炎と電撃の両方を一人で扱うことが出来るのだ。
そして、最も重要なのが胴体のハートである。
普段は体内にいて目立たず、攻撃を加える事も出来ないが、ゲラゲモーナの頭部と両腕が倒されると活動が活発になり、なんと消失した頭部と両腕を一瞬にして再生させてしまう不死身の生命力を持つ。
幾度頭を叩き潰されようが腕を失おうが無限に再生する為、これではいくらゲラゲモーナにダメージを与えても戦闘が終わらない。
活動が活発になったハートはドクドクと脈打って体の表面に出てくるので、このタイミングを狙ってハートのHPを0にしよう。
攻撃対象の選択肢としてハートが追加された事に気付かないと、延々とゲラゲモーナの不死性を味わわされる事になる。
ハートを倒せば不死身のゲラゲモーナもとうとう爆散霧消し、晴れてゲームクリア。後はクッパ城から脱出すればエンディングとなる。
また戦闘時のクッパの体内には人工物らしきものがあるが、彼女の魔力によるものなのか、クッパの体内が某冥府神の体内のように異世界になっているのか不明。