概要
2006年6月より刊行されている萌えに軍事オタクネタを掛け合わせたジャンル(萌えミリ)の専門誌。
発端
イカロス出版から発行されているミリタリー雑誌には『MILITARY CLASSICS(ミリタリークラシックス:通称ミリクラ)』というものがあるが、当時の萌え本ブームからくる流れでミリクラの紙面も萌え系に偏っており、それに対する批判もあった。とはいえ、ミリクラは硬派なミリタリー雑誌の中ではネタ方面には緩いことで知られており、イカロス出版からもミリ萌え読本系ではヒット作となった萌えよ!戦車学校が出版されているためそれらを受け入れる土壌はすでにあったわけだが。
追放の果てに・・・
そういった批判や日に日に多くなる萌え紙面の確保などの事情を踏まえ別雑誌として隔離・追放するという名目で発行されたのが『MC☆あくしず』である。当初はミリクラの姉妹誌扱いであったが後に独立創刊された。
なお、当のミリクラは萌えの隔離はしたもののネタ方面で緩いのは変わらずなので、表紙の煽り文などでは存分にその時々に話題のサブカルネタをブッ込んでいる。
基本内容
紙面は基本的に兵器の萌え擬人化を扱っているが、もともとがミリタリー雑誌であるため兵器の基本的なスペックや運用状況、戦闘における評価や戦果なども書かれており、ライト層向けではあるものの、資料としての読みごたえも十分にある。
ただし、「ビルマ航空戦」を「ブルマ航空戦」、「ツィタデレ作戦」を「ツンデレ作戦」と駄洒落に引っかけて萌え化するなどネタ的要素も強い。
また、銃火器となると擬人化ではなく美少女が扱うという構図になる。
かなりきわどいイラストも多いものの基本的に一般紙であるため乳首厳禁である(でも輪チラはOK)。
萌えよ!戦車学校が連載されているほか、ライトノベルレーベルとして『あくしずレーベル』を展開している。
タイトルの「あくしず」は枢軸国(AXIS)にかけているが、特に第二次世界大戦の枢軸国ネタに特化しているわけではなく、他の時代や連合国軍のネタも普通に扱う。
イラストを寄稿したり紙面連載をしている絵師はpixivでも活動している人がいるので、一度購入して見てみるのもいいかもしれない。