演じた俳優
TVアニメ:三木眞一郎
実写映画:佐々木蔵之介
概要
『3月のライオン』の登場人物。A級八段。
30歳代後半。A級八段。宗谷冬司名人の同期にあたり、名人が突発性難聴にかかっていることを知る数少ない人物。
努力を積み重ね実力をつけてきた粘り強い棋風。二海堂の兄弟子。
奨励会に在籍していた頃から胃痛持ちであり、ストレスのせいか髪にも悪影響が出、タイトル戦などではプレッシャーなどから症状が悪化する。作中でもそれらをよくネタにされている。
二海堂とは互いに「坊」「兄者」と呼び合う仲。二海堂からの依頼により、後藤との対局にこだわり、まわりが見えなくなった零の目を覚ます役割を果たす。
後輩の面倒見がよく、また故郷(山形県)の過疎問題に心を砕くその人柄から、周囲の棋士たちや記者に慕われている。
二海堂の薦めや、オールラウンダーである零の棋風が宗谷の棋風に「似ている」と感じたことから、零を研究会に誘う。
獅子王戦挑戦者決定戦決勝において、重厚な棋風で知られるA級棋士・後藤正宗九段を2勝1敗で破り、自身の目標である宗谷獅子王と対戦するが、必死の戦いもむなしく4連敗を喫してしまう。
その後、宗谷に惨敗した棋風を組みなおすために試行錯誤を繰り返し、棋匠戦において一時的なスランプに陥るが、後藤の「そのうち勝ちだすだろう」という予言どおり徐々に復調していく。
ビジュアルのモデルは佐々木蔵之介。棋士のモデルは勉強会を開き、後進の指導にあたっている島朗九段だといわれている。
実写版では実際に佐々木蔵之介が島田を演じることになり、原作者・羽海野チカが喜んでいた。