配役
テレビアニメ:東地宏樹
概要
羽海野チカ原作のマンガ『3月のライオン』に登場するプロ棋士。
九段、将棋界の最高峰にあたるA級に属する棋士のひとり、41歳。
体格のよさ、ヤクザのような風貌と目力の強さ、闘志を前面に出す重厚な棋風に対局相手は強い威圧感を感じ、言いしれぬ恐怖感を感じることになるが、勝敗が決すると対局相手にアドバイスするなど「将棋」に真摯な態度を見せている。
獅子王戦挑戦者決定戦決勝では、粘り強さと負けない将棋を身上とするA級棋士・島田開八段と対戦し1勝2敗という戦績で惜敗、島田が心身ともに疲れきって記者会見もままならなかったにもかかわらず、後藤は零に不敵な笑みを浮かべながら会場を立ち去る頑強さを見せた。
その後、獅子王戦に敗れ一時的な不振に陥った島田を揶揄する若手棋士たちに怒りをあらわにし、「他人が不振になっていることを気にするよりも、タイトル戦にも出たこともない自分たちの将来を考えろ」と言い放ったうえ、「(心配しなくても)島田もそのうち勝ちだすだろう」と島田の実力も正当に評価している。
主人公・桐山零の義父にして師匠にあたる幸田柾近八段の弟弟子にあたり、幸田の娘・香子とは不倫関係にあるが、彼女のことを「ストーカー」と言い放って零を激怒させたことがあるため、零にはよく思われていない。
妻は意識不明の難病にかかり入院中であるが、香子に入院中の妻の化粧品を買いに行かせる傲岸な態度をとる一方、彼女に時計を買い与えるなど、香子に複雑な心境をもっているようでもある。
実写映画では他の棋士との対局中に妻を亡くして号泣、宗谷冬司名人との対局を想定して研究に没頭する姿を見せるほか、後編の終盤に零と対戦し、圧倒的な将棋で彼を追い詰めていく。