甘麻井戸誠二郎
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あまいどせいじろう
羽海野チカの漫画『3月のライオン』の登場キャラクター。
主人公・桐山零がお世話になっている川本家3姉妹(あかり・ひなた・モモ)の実父。3姉妹の母・美香子の夫。
妻子を捨てて絶縁状態になっていたが、あることをきっかけに川本家に戻ってくる。一見すると眼鏡をかけた優男だが、その本性は悪辣なまでの要領の良さの持ち主で、マイペースで無責任な行動ばかり起こし、その裏を返せば辛抱強くない性格。通称(?)妻子捨男(さいしすてお)。
かつて川本家の父親としては国語の塾講師で生計を立てるなど問題はなかったが、保護者と口論を起こして退職。その後、その場しのぎとして義父であった相米二が経営する三日月堂で働くも、折り合いが悪くすぐに手伝いを止めて、仕事もせずプータローになり、果てには浮気をして妻子を捨てて出て行った。
その後は浮気した相手と結婚し新たな娘を儲け、中古車販売店で働き家族寮で生活していたが、懲りずに不倫して騒動を起こし、会社の看板に泥を塗ったために解雇される(それを前後して妻が病気になる)。それに伴い、期限内に家族寮を退去しなければならなくなり、図々しくも川本家を頼って新しい家族との同居を提案しにきた。
無論、それは後妻と、その間にできた娘を川本家に押し付け、自分は新たに不倫した女性と生活するための算段であり、マシンガントークで相手を自滅させ、戦意喪失を誘導し、弱みを突く話術であかりたちをひれ伏せようとしたが、人生の辛酸をなめ続けた忍耐強い零に阻止され、最後は3姉妹に「一緒に暮らすのは無理!!」と言われ、その場を去っていった。
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毎度誰得な小話を失礼します。今回は甘麻井戸誠二郎こと妻子捨夫話ですよー。 あ、逆でした。 このおじさんはこのおじさんで、考えるところがあったのかなーなかったろうなー。 と思いつつも、ダークサイドを作ってつつきたい病に侵されているいる自分はやっぱり 手を出してしまいましたよ…。もうこのおじさん出てこないでしょうしね!。 また出てきたらどうしましょうね。桐山君と相米二さんにグーで殴ってもらいましょうかね。 ざまぁもしたい気持ちもゼロではないのですが、ある程度救いを…設けてみました。 そして、一部の人からは刺されそうな男女観発言…。あくまで妻子捨夫の考えですから…。 捨夫の奥さんは子宮筋腫と切迫早産を併発(それも重め)している設定です。2,462文字pixiv小説作品ドーナツ6個/三日月みたいな娘
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