サードアイとは、第三の目のこと。
pixivでは主に、東方Projectのキャラクター古明地さとりと古明地こいしの持つ第三の眼を指して用いられる(例外もある)。
※東方地霊殿では第三の「眼」と表記されている。「覚りの瞳」とも。「サードアイ」の呼称は原作では用いられていないが、古明地さとりのテーマ曲が「少女さとり ~ 3rd eye」であり、そこから来ていると思われる。
古明地姉妹が描かれたイラストにはサードアイも描かれていることが多いが、このタグが付くことはあまりない。このタグはどちらかというと、サードアイのみを描いた作品や、サードアイを主題とした作品に付けられる傾向がある。
概要
姉の古明地さとりは、第三の眼で他人の心を読むことができる。
一方、妹の古明地こいしは、嫌われることを恐れて第三の眼を閉じてしまっているため、他人の心を読むことはできない。
サードアイの詳細な構造
サードアイからは複数のコードが伸びており、立ち絵で確認できる限り、末端はすべてハートに繋がっている。
さとりのコードのうち二本は末端が描かれていないが、おそらく同様と思われる。
コードの本数
サードアイから伸びるコードの本数は、さとりが六本、こいしが二本。
同じ覚であるにもかかわらずコードの本数が異なっているわけだが、その理由は不明。
コードの本数自体に個体差がある、単にZUN氏の表現上の揺れなどの可能性も考えられるが、瞳を閉ざす前のこいしには六本のコードがあったと考える絵師も多いようで、瞳を閉ざすシーンで引きちぎられたコードを描いた作品もある。
※しかしそもそも、コードの本数の根拠は立ち絵のみであり、公式設定として明言されているわけではないことに注意。当然ながら、これと異なるからといって、ただちに誤りとはいえない。
これは、他の項目についてもいえることである。
コードの本数は、絵師によって解釈が分かれ、アレンジされることの多い要素の一つであり、さとり・こいし共に、二本~六本、場合によってはそれ以上の本数が描かれることもある。
コードの色
さとりのコードは、先端へと行くに従い、サードアイ本体と同じ赤から、ハートと同じ黄色へと変化している。
こいしの場合はそれほど目立たないが、同様に、藍色から藤色へと変化しているようである。
コードの接続部
さとりのコードは、確認できる限りでは、頭、胸、左手、下腹部のハートに繋がっている。
残り二本の接続部は確認できないが、多くの絵師は、右手にもハートがあってそれに繋がっていると考えているようである。
最後の一本の行先は、最も意見の分かれるところであり、背中や頭など、いくつかのパターンが見られる。
さとりのコードが(おそらく)すべて上半身に繋がっているのに対し、こいしの二本のコードは、両足のハートに繋がっている。
一説によるとこれは、それぞれの能力が司る、意識と無意識を象徴しているとも。
瞳の色
さとりのサードアイの瞳は赤色または茶色。顔の両眼の瞳が紫色なので、それに合わせて紫色に描かれることもある。
こいしは第三の眼を閉ざしているためその瞳の色は不明だが、第三の眼を開いているイラストでは、青や緑などの色で描かれることが多いようである。これは、古明地姉妹の配色が補色になっているという説とも関係しているのかもしれない。
体の一部? 別個体?
サードアイが覚妖怪の体の一部かどうかは、意見の分かれるところである。
傾向としては、ギャグ作品では別個体説、シリアスな作品では体の一部説を採っていることが多い。
そもそもサードアイが着脱可能であれば、古明地姉妹が地底に籠る必要も、こいしが瞳を閉ざす必要もなかったのではないか、という意見がある。
一方、サードアイのコードが繋がったままでは服を脱ぎ着できないのではないか、そもそもコードの末端のハートは服の上についているように見える、などの反論もある。