概要
田中あすかと小笠原晴香は北宇治高校吹奏楽部で副部長、部長である。
もともとリーダーシップや人心掌握に長け、かつあらゆる物事を器用にこなすあすかの部長就任が期待されていたが、あすがが部長就任を断ったため、人が良い晴香に部長のポストがまわってきたものである。
晴香は真面目な性格を有しているものの、あすかの様に器用ではなく、またリーダーシップや人心掌握に長けているとは言えないため、部長としての職務を副部長のあすかや会計担当の中世古香織に支えられながらこなしている。
晴香は自身の置かれているその様な状況をよく理解しており、そのため、あすかに対してコンプレックスを抱いており、時にはそれが爆発する事もあるが、部内で次々と起こる騒動やトラブルに部長として晴香なりに懸命に対処していってる内に晴香は次第に部長としての自信を身に着けてきている。
もっとも晴香の涙もろい性格については相変わらずで、晴香が何かの折に泣き出し、そのために挨拶や「北宇治ファイトー」の掛け声が出来なくなると、あすかが代わってそれらをこなしている。
また、北宇治高校の文化祭ではクラスが異なるにも関わらず、晴香はあすかの手で彼女のクラスの出し物の応援に駆り出されているが、当のあすかが自身のクラスの出し物を疎かにして黄前久美子と喋ってばかりいた時にはあすかを注意して引き戻している。