BEATLESS

びーとれす

『BEATLESS』とは、SF小説で注目される作家の長谷敏司と、supercellの活動でも知られる気鋭のイラストレーターredjuiceのコラボレーションによる、オリジナル小説。

概要

「Project-Lacia」と呼ばれ、『月刊Newtype』(角川書店)2011年7月号から2012年8月号まで、全14回に渡って連載された。

2012年9月に角川書店より単行本発売。

後にテレビアニメ化が電撃発表された。放送時期は2018年1月を予定。アニメーション制作はアクションヒロインチアフルーツ等のディオメディア、監督は水島精二が担当する。

放送枠は毎日放送およびBS-TBS、TBSのアニメイズムである事が、勇者の章の放送終了後のCMで判明した。

僕らのセカイはあまにもせまく

そのせまさ以上に「モノ」があふれている

「モノ」であふれたこのセカイで、

最後にたったひとつだけ、必要になるものはなんだろう？

本当に大事なモノはなんだろう？

最後に選択するのは「モノ」か「僕」

最後に残るのは「モノ」か「心」か。

僕らの生活にあふれる「モノ」たち

僕らの心に近づく「モノ」たち

そもそも、僕らと「モノ」の違いはどこなのか？

果てしなく続く僕らと「モノ」との連続性

いつの間にか煮えたぎっていた僕らと

「モノ」との生存競争

そろそろ本気で「モノ」の話をしよう。

僕らのセカイが僕らのものであるうちに。

本作の主人公。16歳。東京都新小岩に兄と妹の三人暮らし。

「当たり前だろ、死ぬかも知れないんだぞ！」

「やってみたら、できること、何もないわけじゃなかったな」

主人公アラトの妹。14歳。

「お兄ちゃん、ついでにアイス買ってきて、アイス」

「お兄ちゃんスキ」

巨大なデバイスを持つ、アンドロイドの少女。

「遠藤アラト、わたしは、あなたに要請します」

「わたしの所有者（オーナー）になってください」