概要
主人公、不動明は両親が海外出張しているため彼女の家に居候している。
可愛い少女だが芯は強く人を見る目は確かで、明がデビルマンとしての姿を現した時もその心は不動明のままだと受け入れる。
そのような経緯から、ある事件を境に「人類とは守るに値しない存在ではないか」という悩みを抱えた明が、それでも「唯一守るに値するのが美樹であり、彼女がいる限り自分は悪魔にはならない」と決意するほど明にとって大切な存在であった。
ところが美樹を守ろうとして駆け付けた明の目に入ったものは「明が悪魔ではないかと疑いを持った近所の住民が美樹を惨殺してその生首を槍の先に掲げて狂喜乱舞している」という地獄絵図であった。このことにより明は人類に絶望し、その場にいた「人間でありながら悪魔になった者たち」を怒りの炎で焼き尽くした。そして、人間を守るためではなく、デビルマンとデーモンの生存を掛けて、全ての元凶…サタンである了との最終決戦に臨むこととなる。
所が永井豪の自伝漫画、激マン!によると、実はもっと悲惨な目になってたかもしれなかったことが明らかになってたりする…。豪ちゃん、あれで自重したのか?
ちなみに「バイオレンスジャック」にも登場するが、恋人の飛鳥了とともに
人犬というあまりに惨い姿で登場するため、永井作品を代表するみんなのトラウマキャラとなっている。さらに言えば了の方は最終局面でその姿に深い意味があったのだと帰結されるのに対して美樹の方には一切そういうことがなく、全く救いがない。
余談
実は外伝作品やクロスオーバー作品に登場する美樹ちゃんはデーモンを倒せるほどの戦闘力があったりする。
例えばFC版では美樹ちゃんを操作する際には雑魚クラスのデーモンを連続パンチで粉々に粉砕できたり、挙句CBキャラでは(ギャグ補正の為せる業とは言え)ジンメンを出刃包丁で首チョンパした挙句胴体を焼いて食うという程の戦闘力を発揮した。(この時のジンメンの甲羅にいた動物の中に人間がいなかったのが幸いだが。)
関連イラスト
流石に古い作品なのでそれ程数は多くない(OVA版だと普通に萌え系のキャラデザなんだぞ)が、原作の結末が結末だからか幸せそうにしている作品が多数を占める。バイオレンスジャック版もR-18Gながら原作のように虐待されてはいない。