概要
稲穂のような毛色をした狐の少女。
小柄で可愛らしい容姿をしているが、胸はそこそこあって体つきはなかなか女性的。
大雪に埋もれて凍死しかかっていたところを比丘尼様に拾われ、以降は彼女の寺で下働きをしながら教育を受けていたが、本人の希望によって此花亭へ奉公に出される。
此花亭では皐とコンビを組むことが多い。
誰に対しても敬語を崩さず、丁寧な物腰で接する。
心優しくとても前向きで、多くの人が汚点、欠点と認識するものでも、何かしら美点を見出して慈愛や敬愛の対象にしてしまう。
怒るということはめったになく、もし怒るとしても、言葉を荒げることなく優しく相手を諭すことができる。
しかしながら、怒り以外については感情の起伏がとても激しく、とても涙もろくもある。
間が抜けたところがあり、ドジ(特に転倒)を連発して騒ぎを引き起こすことが多い。
警戒心も鈍く、悪霊、死霊とそうとは気づかぬうちに仲良くなり、危うくあの世に連れて行かれかけたこともある。
一方で、比丘尼様の教育のおかげで非常に博学。古事記等の古典に精通し、神話にも詳しく、言葉に表れる語彙も豊富。発想力にも秀でる。山育ち故体力にも自信アリ。
悪霊の変身を初見で見破るなど勘の鋭さもあり、顧客の要望を先輩たち以上に敏感に察して対応して見せることも。