元ネタは『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』第21話「置き去りの軌跡 ERASER」より。
「笑い男事件」を巡る陰謀の真相を探るべく重要参考人「今来栖尚」の保護に向かった草薙素子達、公安9課の元を、厚生労働省医薬局麻薬対策課の凶悪犯罪担当組織「麻薬取締強制介入班」(通称:「麻取(マトリ)」)が同様に今来栖を追って村井ワクチン接種者リストを郵送させた疑いで彼ごと証拠隠滅の為に急襲。
海上自衛軍のアームスーツ(パワードスーツ)を駆って襲い来る麻取の首謀安岡ゲイルに、味方も装備も限られていた素子は苦戦を強いられ、やがて彼女は片腕を巨大マシンガンで打ち抜かれた上、頭部を地面に打ち付けられて、その上アームスーツの全体重で踏みつけられ、失神してしまう。
そこへ対物ライフルを装備したサイトー、パズ等の増援が到着、アームスーツの装甲を破る事は叶わなかったものの、その動きを止める事に成功する。
目を覚ました素子が開口一番大声で発したのがこの台詞。
その後、キレた彼女によって至近距離からコクピット目掛けて何発も何発もライフルを撃ち込まれ、哀れアームスーツの操縦者はひしゃげたコクピットの中で呼吸困難になる。
普段クールな素子が本気でキレた場面として、ファンの印象に強く残っている台詞である。
皆も斎藤さんに何かを要求する時に使ってみよう。
なお、ネタとして用いられることが多い台詞だが、この台詞が出た回を通して考えると、前回(第20話)のトグサの記憶を感情のフィルタリングなしで見た際の影響と考えることもできる(20話ではトグサは厚生省の闇を暴こうとした”ひまわりの会”に対する安岡率いる麻取の襲撃に巻き込まれ、重傷を負っている。ひまわりの会は非武装の民間人による集団であったにも関わらず麻取によって一人残らず殺害され、トグサはその際の記憶を電脳記録に残していた)。
パチンコ版の「CR新世紀ぱちんこ攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」ではストーリーリーチレベル2でこのエピソードがリーチ予告になっているが、大当たりしても結局サイトーが間に合わず、素子自身がアームスーツのバイザー部分のガラスを拳でぶち割ってゲイルを倒している。