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人名の編集履歴

2011-04-11 02:10:39 バージョン

人名

人名とは、人に付けられる名前のこと。


概要

 人名の構造は文化によって異なり、その種類は多岐にわたる。

 現代では、個人をさす「名(名前」と、その人の所属をさす「[氏]](名字苗字)」で構成される事が多い。これは、欧米列強、中国、日本の影響とされる。

 その他、人名を構成する要素として、洗礼名ミドルネーム、家族の名前などがある。


 欧米列強の影響を受けた地域は「名前・苗字」の順の人名、中国や日本の影響を受けた東アジア周辺は「苗字・名前」の順の人名が多い。

 なお、中国と日本の人名が「苗字・名前」の順になった経緯はそれぞれ違う流れである。両国の文化が周囲の国々に影響した結果、東アジア周辺の人名が現在のようになったらしい。



日本の人名

 日本の人名体系は「氏名」と呼ばれる。


 昔の日本は、姓や氏などの区別が明確についていたため、昔の日本人は長いフルネームを持っていた。

 例えば、現代で「織田信長」と呼ばれている人物は、「織田三郎信長」(おださぶろうのぶなが)とか「織田上総介信長」(おだかずさのすけのぶなが)とか「織田弾正忠平朝臣信長」(おだだんじょうのちゅうたいらのあそんのぶなが)などのような名前を名乗っていたとされる。この名前は時と場合によって様々に変化していた。

 上記の名前の内容は以下のようになっている。はず。


織田 … 苗字。家名。その人の所属。

弾正忠、上総介 … 官位。通称。仮名(けみょう)。職業のようなもの。現代でいう「部長」のようなニュアンスで、部下が上司を呼ぶ時はこれを用いた。弾正忠は正式な物だが、上総介などは朝廷から金品と引き換えに貰ったり、「俺上総介だったらかっこいいんじゃね」みたいなノリで名乗ったりしていたらしい。

三郎 … 輩行名。仮名。この中では、現代の「名」に近い意味合いを持つもの。

 … 氏(うじ)。自分の一族の系譜。武士全員が由緒ある家系な訳は無いので、だいたい嘘。

朝臣 … 姓(かばね)。朝廷との関係。

信長 … 諱(いみな)。その人の魂を指す感じの名前。現代の「名」に当たるものだが、軽々しく使ってはいけない名前だった。


 このように、日本人名は複雑な構造をしていた。この成り立ちは、中国の文化の影響も大きかった。

 この日本人名は、時代と共に変化していった結果、明治時代に現在の形に近いものになった。


 なお、戦国時代がモチーフの漫画、小説、ドラマなどで、家臣や姫などが織田信長を呼ぶ際に「信長様」と言うシーンがあるが、これは現代人に分かりやすくするための表現であり、本来、人を呼ぶのに「信長」(諱)が使われる場面はものすごく目上の人が、ものすごく目下の人を呼ぶ時である。

 リアルでそんな風に呼んだら冗談抜きでフルボッコにされるので、皆も誰かを呼ぶ時は、うっかり諱で呼ばないように気をつけようね!



関連タグ

ネーミング

氏名 名前 苗字 名字   家名 洗礼名 ミドルネーム

本名が長いキャラ

同名ネタ 名前系バラエティ 名前つながり 人違い

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