概要
『アズールレーン』に登場するキャラクターで、イギリス海軍のG級駆逐艦グローウォームを擬人化したもの。
イギリスをモチーフとした国家ロイヤル所属。
イラストの投稿は(アズールレーン)のつかないグローウォームタグにも多いため、イラストを探す際には並行してチェックするといいだろう。
キャラクター
元気いっぱいで、話していれば遊んだりぐるぐる回ったりCQCをかけようとしたり、あまりに元気すぎて公式からアホの子扱いをも受けている。
具体的には、サンディエゴとオマハと同時に編成することでバカ三銃士を自称したり、オート戦闘開始時の警告UIにおいて、蝶々に気をとられ敵の魚雷に当たりそうになる等。
公式から愛されているようで、上述のオート戦闘警告以外にも委託のアイコン、寮舎の食糧枯渇時のアイコン、TIPSの限界突破の解説例、ショップのダイヤ購入など、様々な場面でその姿を見せてくれる。
容姿
蛍石のような落ち着いたグリーンの髪を二本のおさげにしていて、臙脂を基調にした制服を着て、錨を象った長柄の武器(?)を持っている。また、顔のついた単装砲をお供に引き連れている。
武器の石突にある探照灯らしいランプと、お供の単装砲のお尻が緑の光を放っている。
これは名前がGlow(輝く)worm(ミミズ等のにょろっとした虫・ワーム)で、飛翔しない雌の蛍、もしくは蛍の幼虫(ほか発光性を持つ幼虫全般)のことを指すことからだろう。
性能
レアリティはSRで、レアリティに見合うそれなりに高水準のステータスはしているが、特別際立ったものはない。
グローウォームの真価はスキルの「コメットヘッドスマッシュ」の、ワンオフにして特殊な性能にある。
スキル内容は「前衛艦隊が敵とぶつかる時、敵が受けるダメージを最大100%上昇させ、味方が受けるダメージを最大30%軽減させる」というもの。
他の多くの一定時間有効になるバフスキルと異なり、これは戦闘中常に発揮されるスキルで、また接触ダメージは5%ほどの割合ダメージらしく、HPの高いボス相手には存外大きなダメージとなる。
このことから、強敵をガリガリ接触ダメージで削って、至近距離にいくことからオマケの密着魚雷を叩きこむ通称頭突き艦隊と呼ばれるコンセプト編成の根幹を担っている。
同時に、オート戦闘でのAI操作は不用意な接触ダメージを受けやすいため、オート戦闘でもダメージを抑えやすいという面もあり、難敵の攻略にも、オート戦闘で格下の掃討にも役立つ意外な実力者である。
一見イロモノであり、また素直な強さをもつ夕立やクイーン・エリザベス掘りのハズレとしてハローしがちなものの、ぜひ一度運用を試してほしい。
元ネタ等
モチーフとなった駆逐艦グローウォームはなにかと衝突と縁がある艦で、姉妹艦のG級駆逐艦グレネード、また北海の哨戒警備のときにもノルウェーの船舶とごっつんこしている。
何よりも大きな、そして最後の衝突は、ノルウェー沖でのドイツ軍との戦闘であった。
単独で行動していたグローウォームはドイツ軍の駆逐艦『Z11』と『Z18』を発見し、これと交戦。しかし敵側の救援に訪れた重巡洋艦『アドミラル・ヒッパー』に補足され、次第に追い詰められていく。
被弾や消耗で武装のほとんどを失ったグローウォームは、最終的にアドミラル・ヒッパーに体当たり攻撃を敢行、小破させるものの致命打にはいたらず、グローウォームは沈没してしまう。
その勇敢な戦いぶりを称え、戦死したグローウォーム艦長へは、英国軍人へ対する最高勲章であるヴィクトリア十字章が与えられた。