デビルっちのおはなし
死んでしまったたまごっちは、てんしっちに生まれ変わって、てんしっちの都でしあわせにくらす・・・ハズなのですが・・・。どんなワケか、てんしっちになりそこなってしまったたまごっちがひとりいました。それがごぞんじ、イタズラ大好きデビルっちの第1号だったのです!!
大きな灰色雲の上で、ひとりぼっちのデビルっちは、しあわせそうに暮すてんしっちたちを、灰色雲ののぞき穴から見ては、なんとか自分も仲間にしてもらえないかと考えていました。そして、たまたま通りかかったこうもりとガイコっちを手下にして、ある作戦をたてました。
その作戦とは、「てんしっちゆうわく大作戦」!! 手下のこうもりとガイコっちをてんしっちの都に送り込んでは、あの手、この手でてんしっちを誘惑して、デビル界に連れ込んだのです!!デビル界に連れ込まれたてんしっち達は、デビルっちに変えられてしまうという運命なのです・・・(涙)。
こうして次々に仲間を増やしたデビルっちの暮すデビル界は、まさにイタズラ王国。そして今も、灰色雲のすきまから、デビルっちはてんしっちを狙っているのです・・・。
概要
悪魔のような姿をしたたまごっち「デビルっち」を飼育するゲームで、人間界の滞在期間中にデビルっちと仲良くなることが目的。デビルっちはもともと携帯型「たまごっち」シリーズ第3弾「てんしっちのたまごっち」において、堕天による育成終了(通常のたまごっちにおける病死)時に登場していたキャラで、今作では主役(?)に抜擢された形である。
本体カラーは白、黒、ピンク、ツートンの4色。
当時、本作を皮切りに「やさしいたまごっち(10月発売)」「サンタクロっちのたまごっち(11月発売)」と3ヶ月連続で携帯型「たまごっち」の新機種が発売されているが、結果的に第一期の携帯型たまごっちシリーズはここで発売が打ち止めになってしまっている。たまごっちブームのピーク時と比べて出荷数が少ないため、本作を含め末期に発売された機種は中古市場において高値で取引されることが多い。
2006年3月7日からバンダイのiモード向けゲームサイト「ケータイで発見!!たまごっち」(月額315円)で移植版を遊ぶことが出来たが、現在は配信を終了している。
基本的な飼育ルールは「てんしっちのたまごっち」に近いが、本体を叩いてコミュニケーションをとる機能はオミットされ、飼育と関係なくゲーム内で起こる見た目に楽しいイベントが増えている。
通常のたまごっちにおける「年齢」は「人間界たいざい日数」、「ごきげん」は「なかよし度」に差し替えられており、「体重」「しつけ」にあたるパラメータはなく、「DP(デビルンパワー)」という全く別のものに置き換わっている。
ごはんはイカスミパイ(おなかが1ポイント回復)、おやつはブラックチョコ(なかよし度が1ポイント回復)。
「てんしっちのたまごっち」ではTP(てんしパワー)という、てんしっちのお祈りに必要なエネルギーのパラメータがあったが、本作のデビルンパワーは性質が異なる。こちらの値は高いほどイタズラ(後述)や呼び出しの回数が増え、100に達するとコウモリになってデビル界へ帰ってしまい育成終了(BAD END)となる。また、この値によってデビルっちの成長が変化する。
デビルンパワーは時間経過によって5ずつ上昇し、なかよしアップゲームで4回失敗する、寝ていない時に電気を消すなど特定の条件で10上昇する。おなか、なかよし度が少ないと時間経過で上昇しやすくなるため、こまめにお世話をすることで上昇を抑えることが可能である。
デビルっち特有の行動として「イタズラ」がある。たまごっちにも「ワガママ」という行動があったが、たまごっちの「おなかやごきげんが減ってないのに呼び出す」という行動に加え、「ごはんを投げ返す」「おやつを食べたふりをする」「チェックメーターを選択できなくする」「ゲームで遊ぼうとすると寝たふりをする」「うんちを流せなくする」など数多くのものが用意されている。
イタズラ時は「かみだのみ」(たまごっちにおける「しつけ」)コマンドを選ぶことでデビルっちが反省し、デビルンパワーが10減少する。また「あくしゅ」というお世話コマンドが用意されており、デビルっちが握手を求めた時にこれを選択するとデビルンパワーが15減少し、なかよし度が減りにくくなる。
デビルっちと呼ばれているキャラクター
デビル初級
- デビルっち
実はデビル界ではまだまだ初級だったデビルっち。 くりてんとは宿命のライバルであるが、なぜかベビーてんやチルドてんが苦手。 趣味のデビルタンゴはプロ級。
姿はいかにもデビルっちらしいけど、実は超はずかしがりや。シャイな気持ちを隠すために赤いマスクをかぶっている。 こんな性格なので、てんしっちのゆうわくは苦手だったりするらしい。