ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

東南アジアを中心に分布している。

成体の平均的な全長は3mほどで、最大で6mと言う記録がある。有毒の蛇としては世界で最も大きい。大型の成体が最大限に鎌首をもたげた場合には、大人の胸元に迫る高さに達する。

興奮したり外敵を威嚇したりする際には鎌首をもたげて頚部を広げるが、フードコブラ属のように(コブラと聞いてイメージされるほど)甚だしく広げることはない。が、威嚇中はその場から動けなくなってしまう他のコブラと違い、移動が可能なのでそのまま迫ってくることがある

肉食性で、野生では毒の有無に関わらず他種の蛇を捕食する。それ以外ではトカゲや、飼育下ではマウスも食べる。

毒はをも斃す威力があると言われるが、実際恐ろしいのは質より量で、世界最大の毒蛇らしく巨体相応の毒を有しており、パスツール研究所で飼育員が噛まれた際は、血清を1リットル使った。そうした危険性(+頚部を広げる姿をほとんど見せず、他の蛇同様にとぐろを巻いて動かないため客にガッカリされること)から日本では現在ジャパンスネークセンター体感型動物園iZooくらいでしか飼育、展示されておらず(恩賜上野動物園でも両生爬虫類館で飼われていたが、2007年9月17日に死亡。現在は展示されていない)当然一般人が容易に手を出していいような存在ではない

ちなみに毒の威力だけならもっと高いのがより小型の蛇に多くいる。また蛇としては性質はおとなしく、余程の事が無い限りは(食事以外で)他の動物を攻撃する事は無い。

メスは落ち葉や枯れ草などを体で器用に寄せ集めて巣をつくり、そこに卵を産み落として、孵化寸前まで保護する習性がある。

『キングコブラ』の名を冠するもの。

  • ベル・エアクラフト社が製造した航空機「P-63 キングコブラ」

関連記事