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ウルトラエースの編集履歴

2018-01-04 23:06:09 バージョン

ウルトラエース

うるとらえーす

ウルトラA(エース)とは「ウルトラマンA」の初期の名前、および玩具メーカー「マルサン商店(現・マルサン)」が販売したソフビ人形「怪傑透明ウルトラエース」を意味する。

ウルトラA(ウルトラエース)

ウルトラマンAウルトラマンエース)の初期タイトル、およびその主役ヒーロー名。


円谷プロは「帰ってきたウルトラマン」に続く次なるウルトラマンのタイトルとして「ウルトラA」のタイトルを用意。初期案のデザインを含めて、少年誌にてそのタイトルを発表した。

ところが、玩具メーカーのマルサン商店より「怪傑透明ウルトラエース」というソフトビニール人形が既に発売されており、商標の問題を考慮してタイトルを「ウルトラマンA」に変更した。

これまでウルトラヒーローは必ずしも「マン」を付ける定義は無かったが、この一件以降より「ウルトラマン~」というタイトルが慣例化していくことになる。


タイトル変更前に、既に主題歌も「ウルトラA」としてレコーディングがされており、テレビでの歌詞がレコードの歌詞と異なるのはこの名残である。

この没曲はウルトラマンの「主題歌・挿入歌大全集」などに収録されている。


なお、デザインの変更に関してはよくあることなので、この商標問題とは無関係であろうと思われる。


怪傑透明ウルトラエース

怪傑透明ウルトラエース

『マルサン怪獣新聞』の説明書きによると、

ドイツの科学者アインベック博士が実験中、誤ってアルファー液を体中に浴びたために変身したヒーローで、マントは広げるとマッハ3で飛べ、頭から被ると透明になれるのだという。


マルサンのオリジナル怪獣シリーズとして、そのヒーロー玩具として「ウルトラサターン」と共に発売された。

しかし、上記のように「帰ってきたウルトラマン」の続編タイトル発表以前の発売であったことから、「ウルトラマンA」のタイトル変更につながった。


勘違いしてはいけないが、マルサン側が円谷プロにクレームを入れたのではない。あくまでも円谷サイドが自主的に変更に及んだものである。

マルサンはそれまで「ウルトラQ」や「ウルトラマン」の版権を取得してその怪獣やメカの玩具化を行っており、また「ウルトラマンA」に関しても同様に製品化していることから、両社の関係が悪化したということもない。

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