概要
発射すると「ワッズ」と呼ばれるケースに込められた小さな多数の弾が銃口から散らばって出るように作られた弾丸。その名の通り散弾銃で使われることが一般的。発射後一定範囲に散らばるため、射程がおおよそ50m以内と短く、弾道の精密性に欠けるため遠距離への狙撃には向かず、動く対象への射撃や面に対しての破壊に向く。また、小銃で使われる弾と異なり貫通力が低い特徴をもつ。
散弾の材質はかつては鉛がよく使われてきたが、鉛が重金属中毒を起こす有害物質のため、近年では鉄やビスマス、タングステンに置き換えられつつある。
一般には散弾銃から発射するが、毒蛇退治のために拳銃から発射する「スネークショット」と呼ばれる散弾もあるそうだ。