概要
原子番号74、元素記号Wの金属元素。重くて固い上に電気抵抗も大きい性質を持つ。そのため、電球のフィラメントや鉄や炭素などと合金にして更に硬くし、土木用や工業用工具の刃先としても使われる。また、融点も高いので上記の電球のフィラメントのほかにTIG溶接用の電極などといった他の金属では熔けてしまったり磨耗や摩滅が激しい用途によく使われる。
他の重金属と違って毒性がないため劣化ウランなどと異なり環境面での問題が少なく、徹甲弾の弾芯、戦車などの装甲として用いられる。狩猟用としても環境規制対象となっている鉛の代用として注目されたが、タングステンは高価である上に加工にコストがかかるため、コストが安い軟鉄や鋼鉄の弾丸(スチール弾)の方が代替として一般的に用いられるようになった。
また金と比重が近いため、金の延べ棒のニセモノ作りに悪用されることがある。
創作上のタングステン
テラリア
ゲーム『テラリア』に登場する素材の一種。
ワールド生成時に銀かタングステンのどちらか一方の鉱脈が出現する。
タングステンの装備品は銀のものと同等か、僅かに性能が高い。特にぎんのツルハシではメテオライトを採掘できないが、タングステンツルハシは採掘が可能になる。