概要
硬骨魚綱スズキ目サンフィッシュ科に属する淡水魚。北アメリカ原産。
全長25センチメートル程度。体は卵円形で側扁する。背は緑褐色を帯び、腹部は淡い色を呈する。雄の鰓(えら)の後端が青黒く見える事が名前の由来(ブルーギルとは英語で「青い鰓」を意味する)。
近年、釣りの対象魚として日本各地の湖沼に移入されたが、繁殖力が強く生態系の霍乱をもたらしている。
一応食用にもなるが、小骨が多い為調理法を選ぶ魚である。
余談
日本に初めてブルーギルを持ち込んだのはさるやんごとなきお方であると言われる(海外から研究用として提供された)。
最も、この時の移入は飽くまで研究対象としてであり、日本各地の湖沼に移入されたのはそれからずっと後の事である。近年「特定外来生物」に指定されるまで日本各地で大繁殖したのは、違法な釣魚師達の無差別な放流が頻繁に行われるようになったのが原因である事を忘れてはならない。
関連タグ
ガトー級潜水艦・・・この魚が由来の艦「ブルーギル」が実在した