概要
十脚目テナガエビ科に所属するエビ。
その名の通りオスは非常に鋏脚が長く発達し、その長いハサミでミミズなどを捕まえたり、魚の死骸をほじくったりする。淡水・汽水域に生息しており、非常に美味であることから海老では珍しいことに釣りの対象になる。ただし、寄生虫が多いため生で食するには適さない。
海に生息しているアカザエビも非常に長い鋏を持っていることからテナガエビと呼ばれることがある(レストランで出る「テナガエビ」は大体アカザエビの方)が、こちらはザリガニやロブスターの仲間で共にザリガニ下目に属する全く別の種類である。
まだ、上記のザリガニ下目のハサミは第1対の歩脚に由来するに対して、テナガエビのハサミは第2対の歩脚に由来する。