概要
エキスパンション:ウルザズ・デスティニーを初出とするクリーチャー。
二つ口を持つライオンのような胴体と蠍の尾のような物を生やしたクリーチャー。
こんな見た目だが一応分類はアーティファクト・クリーチャー。
デメリット能力を持っているものの、それに対してきちんと対策すれば高いスペックを発揮することで有名。
その強さから(同ゲームを取り上げていた時代の) あの漫画にも出演している。
名前の由来は「manticore(マンティコア)」+「masticate(食べ物をかむ)」。
ゲームでの性能
登場時と表記は違うが、ここでは2007年に行われたトーナメントでの適正な全カードの最新の文面を含む英語文献更新後を基準とした表記で行う。
マスティコア(ウルザズ・デスティニー)
マスティコア (4)
アーティファクト クリーチャー — マスティコア
あなたのアップキープの開始時に、あなたがカードを1枚捨てないかぎり、マスティコアを生け贄に捧げる。
(2):クリーチャー1体を対象とする。マスティコアはそれに1点のダメージを与える。
(2):マスティコアを再生する。
4/4
召還の色を問わないアーティファクトクリーチャーでありながら4マナ4/4と他と比較してもかなりの高水準。
また、2マナ払うことに再生・つまり破壊される場合、代わりにそれから全てのダメージを取り除き、タップし、(戦闘に参加しているなら)戦闘から取り除くことで高い生存能力を持ち、対クリーチャー専用の除去能力をタップせずに使用できる。
ちょっとやそっとの攻撃ではびくとはしない恐るべき殲滅兵器である。
しかし、ターンごとに手札からカードを1枚捨てなければならないというデメリット効果をもつ。ターン始めのドローステップしか手札補充手段がないとマスティコア1枚で戦う破目になる。
その具体的な対策は
- 大量のドロー手段を他に用意しておく
- 手札から捨てても回収できる能力を持ったカードを一緒に使用する
などが挙げられる。
メリット・デメリットをきちんと理解して大暴れさせよう。
派生カード
上記の記述通り英語文献更新によって[クリーチャータイプ:マスティコア]が制定された。
以後、同クリーチャータイプを持ったクリーチャーが少数だが存在する。
剃刀毛のマスティコア(フィフス・ドーン)
剃刀毛のマスティコア (5)
アーティファクト クリーチャー — マスティコア
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
あなたのアップキープの開始時に、あなたがカードを1枚捨てないかぎり、剃刀毛のマスティコアを生け贄に捧げる。
あなたのドロー・ステップの開始時に、クリーチャー1体を対象とする。あなたは「剃刀毛のマスティコアがそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。
5/5
2004年発売のフィフス・ドーンに収録された2体目のマスティコア。10版でも再録。マナコストがこっちのほうが1高い。
再生は無くなったが代わりに先制攻撃・そしてマナ無しでもダメージを飛ばせるので殴り合いの性能は上昇している。ただしダメージは3点固定なので硬すぎる相手には効かない。
溶鉄の尾のマスティコア(ミラディンの傷跡)
溶鉄の尾のマスティコア (4)
アーティファクト クリーチャー — マスティコア
あなたのアップキープの開始時に、あなたがカードを1枚捨てないかぎり、溶鉄の尾のマスティコアを生け贄に捧げる。
(4),あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚追放する:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。溶鉄の尾のマスティコアはそれに4点のダメージを与える。
(2):溶鉄の尾のマスティコアを再生する。
4/4
2010年発売のミラディンの傷跡で収録された3体目のマスティコア。ダメージ能力のマナ効率が上昇しておりプレーヤーにも飛ばせるようになった。ただしクリーチャー・カードを1枚追放する必要があるので連発できないのが弱点。