『うしおととら』の登場人物。
概要
符の力を用い妖怪を退治する符咒士。本名は捨てており、得物の縄鏢にちなんで「鏢」と名乗っている。
その右眼は失われており、青紫水晶を磨いて出来た翠竜晶を埋め込んで目の代用としている。
この目は「浄眼」と呼ばれ、あらゆるまやかしを見破ることが出来、妖怪の姿をも見る事が可能。
更に一種の暗示をかける事も出来る。
退魔術・十五雷正法を駆使し、それをもって「妖怪の存在を禁ずる」。
元は中国広東省に住む一般人であったが、ある夜、自分の帰りを待つ妻と娘がある妖怪により無残に食い殺された。
妻子を惨殺されたショックから錯乱状態で一晩中森を走りまわり、桃源郷へ迷い込む。
そこで仙人から道術を習得し、右眼と妻子を奪った妖怪に復讐をするため執拗に追う。
目的を達するためには手段を選ばず、精神攻撃にも動じないなど感情を表に出すことも少ないが、子供を殺したり傷つける者に対しては激しい怒りと憎悪を露わにする。
仇に良く似たとらが日本にいることを偶然知り、来日。潮とも出会う。
一度はとらを追い詰めるものの危ういところで誤解は解かれた。