ユリウス・カエサルの言葉。
軍を率いたままルビコン川を渡る(反逆を意味する行為※)際に発せられた。
ラテン語では“alea iacta est(アーレア・ヤクタ・エスト)”(同じ意味だが、記録では“iacta alea est”となっている)と言う。
この場合の「賽」は賭博に用いるサイコロであり、「既に戻ることはできない所まで来ているので、やるしかない」というような意味。
この故事から、そういう決定を“cross the Rubicon”(ルビコン川を渡る)とも言う。
※当時のルビコン川はローマ本国と属州の境界線の一つであり、本国に軍団を展開させることは法的に禁じられていた。
その一見するとカッコイイ響きから、様々な作品におけるエピソードやBGMのタイトルだったり、キャラクターのセリフとして使われる事も多い。
投げられたのは「賽」(サイコロ)であり、
犀ではないし、
匙でもない。