概要
ドイツ海軍がかつて建造した、軽巡洋艦。4隻が建造され、ドイツ海軍での類別は小型巡洋艦だった。本級は前級であるヴィースバーデン級の改良型として設計・建造された。変更点は機雷搭載数が増加し、艦名は第一次世界大戦中に失われた巡洋艦の艦名を踏襲していた。
大戦後、スカパ・フローで全艦で自沈を試みたが、カールスルーエのみ成功しただけで他の艦は失敗した。
艦型
艦首は前方に強く傾斜したクリッパー型の艦首から中央部が狭い艦首甲板上に波きり板を設けた後ろに主砲の15cm速射砲を防盾の付いた単装砲架で1番2番主砲を並列配置で2基、その背後に司令塔を基部とする船橋をのせた箱型艦橋と前部マストが立つ。船体中央部に等間隔に並んだ3本の煙突が立ち、その周囲は艦載艇置き場となっており、艦載艇は2本1組のボート・ダビットが片舷2組で計4組により運用された。舷側甲板上には15cm速射砲が片舷2基配置された。