概要
FWで背番号は11番。持ち前の瞬速を生かしてボールを奪う。中学2年生。
海王学園出身で、元陸上部出身である。
雄太と瞬という2人の弟がいる。ひので荘という古いアパートに住んでいる。
とうの昔に父親は家を出て行き、母親も病気のために入院しており、とても働ける状態ではない。小学生の頃から弟たちの面倒はすべて瞬木が見ていた。彼の希望は「弟達を大きな家に住まわせること」である。
過去に空腹に耐えかね窃盗した弟達を庇って罪を被ったことがあり、そのことについての先入観で真名部陣一郎に財布を盗んだ窃盗犯として糾弾されたこともある。(その日のうちに誤解は解けた。ゲームではイナリンクにて真名部からの謝罪も見られる。)
その後は順調にチームに馴染んでいるようには見えるが、誰とでも表面的に当たり障りなく付き合うだけであり、決して本音は見せなかった。友達のおもちゃを隠して喧嘩になった弟の瞬に対して、悪い行為自体ではなく「見つかったら負け」と見つかるような隠し方を注意するなど不謹慎な面を見せる。
たまに垣間見せる普段の彼からは考えられない言動に少しずつ剣城京介や皆帆和人は気づいており、皆帆からは密かに観察されたりもしていた。この頃から皆帆に対してはため息混じりではあるが、わりと本性で接している。同時に松風天馬も瞬木に対し少しずつ不安を抱えていた。
ついに彼の苦い過去も25話の回想で明かされた。貧しさ故に流行っているおもちゃ「ビュンカート」も持てず、その事で同級生は表向きは瞬木を友達だと言うものの、影では彼を除け者にしていた。福引の景品で「ビュンカート」を得る事が出来た時は、同級生達は瞬木そっちのけで「ビュンカート」に関心を示す。そのことで、瞬木は自身のことを見てくれなかった事に気づき、心の闇が芽生え友情が信じられなくなってしまう。
サザナーラ戦でポワイによって、心の闇をみんなの前で暴露されてしまうものの、天馬に良い面も悪い面も含めて受け入れられ、それによって心の闇を克服した。それ以降これまでの当たり障りない、表面的な付き合いから一変し、本音でチームメイトと接するようになった。
必殺技
パルクールアタック
ビッグウェイブス戦で使ったシュート技。パルクール(障害物を利用する運動動作)の名の通り、空中を軽やかに跳びながらシュートを繰り出す。
ブラックドーン
イクサルフリート戦で使った剣城との連携シュート技。剣城にバックパスし、蹴り返されて追い越してきたボールを追い、日食の様な球体にしてシュートを繰り出す。
ソウル
瞬木のケモノの力、ソウルは「ハヤブサ」。
サザナーラ戦にてソウルが覚醒した。