概要
雷門中サッカー部1年生。FW。
イナズマイレブン5周年特別企画「ベストイレブン!国民投票!!」では、
豪炎寺、シュウと共に栄えあるFWの座についた。順位は第3位。
イナズマイレブンGO
サッカー管理組織「フィフスセクター」から送られてきたシードの一人で、現在の雷門サッカー部を潰すため黒の騎士団を率いて新たな雷門イレブンになり替わろうとした。
その後、組織の方針により現在のメンバーでのサッカー部の存続が決定したため、監視役として雷門イレブンの一員となる。
劇場版では一時期「ゴッドエデン」のファーストランクにいたことと、白竜との関係について語られた。
剣城優一という兄がおり、自分を庇って下半身不随になった兄の手術代を援助してもらうかわりにフィフスセクターに従っていた。
兄のことはとても慕っており、彼の前ではかなり表情が柔らかくなる。
万能坂中との試合中に、松風天馬の足を潰そうとしてきた磯崎研磨の「あんな奴は一生サッカーできない体になればいい」という発言に兄のことを思い出して激怒し、フィフスセクターの指示に逆らい得点を決める。
その後しばらくは迷いを見せていたが、事情を知った優一の叱咤により正面からサッカーと向き合うことを決意。フィフスセクターから離反する。
決勝戦前日に何者かの寄付により兄が足の手術を受けられることになったのを駆けつけた病院で知り、安堵のためか涙していた。
イナズマイレブンGOクロノ・ストーン
プロトコル・オメガによる過去介入の影響により、兄の事故負傷が回避されたために兄弟でサッカーを続けていた。
しかし、サッカー留学の話が持ち上がった際に両親の経済状態ではどちらか一人しか送り出すことができないという話を聞いてしまい、兄のためにサッカーそのものから遠ざかってしまう。
そのため、歴史干渉による雷門サッカー部抹消を阻止した後もしばらく一人だけ雷門イレブンと関わりを持っていない状態が続いており、サッカーを続けていた優一が天馬たちと共に歴史の修正に臨んだことによってようやく元に戻る形となる。
「稲妻のように素早く切り込む速さ 電光石火のスピードストライカー」
として時空最強イレブンの一人となった。
イナズマイレブンGOギャラクシー
天馬、神童と共に新生イナズマジャパンのメンバーに選出。
予選大会を勝ち抜き地球代表「アースイレブン」としてグランドセレスタ・ギャラクシー本戦に参加するがサンドリアス戦終了後、剣城を自分の夫にしファラム・オービアスの王とするべく目論むララヤ・オビエスの命令によりビットウェイ・オズロック達により偽者とすりかえる形で拉致される。
街の様子を見た際にファラム・オービアスは実は幸せな星ではなく、贅沢な暮らしを保ちたい上級貴族によって民達が苦しめられているということを知り、何も知らないララヤにこの真実を伝える。
後にララヤの父であり故人アクロウスにより銀河とファラム・オービアスを救う方法を聞かされファラム・オービアス代表ファラム・ディーテのキャプテンとしてアースイレブンと戦う。
全力で天馬達と戦い、「コズミックプラズマ砲」に必要なライフエナジーを溜めることに成功、その後のイクサルフリートとの最終決戦ではアースイレブンの一員として戦う。
全てが終わったあとはララヤへ本物の女王になれると励ましを送り、地球へ帰っていった。
特徴
濃いめの青髪で逆毛の髪にポニーテールという髪形をしている。サイドにくるんとした髪がある。
目は黄土色(黄色)で、肌色はかなり白い。雷門中一年生の中では一番身長が高い。
雷門中指定のものではない紫色の学ランの下に赤いTシャツを着用し、ボンタンにチェーンを巻くという昭和時代の不良のような改造学ランを着用。
最初は気性が荒く、口も悪いため多くの先輩などから恐れられていたが、根は兄想いで真面目。
ユニフォームを着る時は必ず襟立てをしている。
回想にて兄と二人で豪炎寺の必殺技を真似ているシーンがあったため、襟立ても影響を受けているのかと思われていたが、キャラデザの長野さん曰く襟立て=不良のイメージ(豪炎寺もゲーム1では不良っぽい性格だった)とのことで、特に豪炎寺を意識しているわけではないらしい。
また、当初はユニフォーム時も学ランマントを羽織らせるつもりだったが、途中でそのことをすっかり忘れてそのまま世に送り出してしまったとニンドリにて語られている。
「ずばぬけたサッカーの才能を持ちながらも、サッカーを憎んでいる。」と紹介されていたが、サッカー自体を憎んでいるというよりは兄の事からサッカーを楽しもうとしている相手に嫌悪感を募らせている節がある。
そのため純粋にサッカーを楽しもうとし、サッカー界の現状を知っても折れることなく前向きに突き進もうとする天馬に対してキツい態度を取っていた。
だが、帝国学園戦を機に、天馬の内なる力を見出したり、自ら必殺技習得の相手を買って出たりするなど、色々気にかけている。
雷門中メンバーの中で唯一天馬のことを「松風」呼びにしていたが、ドラゴンリンク戦以降からは「天馬」呼びになった。
また、当初は円堂守に対しても敵意を剥き出しにし、食って掛かったり煽ったりしていたものの、あちらが剣城自身の事情を(おそらく)把握していたこともあって気に留めていなかったために空回り気味になっていた。
当初は誰にでもタメ口だったが仲間になってからはちゃんと年上には敬語を使っている。
その素直になれない不器用な性格や、「ちょっとそういう気分になっただけだ」「勘違いするな」等ツンデレ的な言動・反応が多くみられるため、ファンからはツンデレキャラ扱いを受けている。
さらに、円堂の担当声優である竹内順子からもツンデレ扱いされている。
アニメエンディングでは携帯の使い方がわからない信助と天馬を見かねて使い方を教えるなど親切な一面も見受けられた。
次第に最初の気性の激しさや口の悪さは成りを潜めるようになり、今ではクールだが頼れるキャラと化している。
3期では、自分達雷門組以外が初心者という状況に苛立ってる神童とそんな初心者達を引っ張ろうとする天馬が対立した際には神童寄りながらも二人の間を取り持っている。
やぶのてんや作の漫画版では、和解前はやぶ鬼と同様なキャラクターになっており、和解後も意地悪な所もあり、他のメンバーとともにツッコミ役も担い、表情もアニメ版と比べて豊か。言う必要がないのに天馬に「くるくるトンマ」と言ったりして喧嘩になったりと一言多い面を持つ。ちなみに、学校の授業はちゃんと受けているようで、歴史をあまり知らない天馬に対しても「授業で習っただろ」とツッコむことが多い。
本編でも豪炎寺との共通点と要素の見られる剣城だが、実は髪型は豪炎寺の没デザインにそっくりだったりする。(そちらは髪の色が赤いが)
しかし、剣城は企画段階からそのような髪型だった訳ではなく、片目が隠れた赤と黒のメッシュが入った灰色の髪の毛が特徴的なデザインをしていた。採用案ではトゲ付きのリストバンドと揉み上げの巻き毛のみが受け継がれている。
また、その一方で、最初は敵として現れ非道な行為を行う、それでも諦めない主人公に刺激を受ける、肉親のためのサッカー、後に黒幕からの離反、(厳密には異なるが)マントの着用など前作の初期ライバルである鬼道有人との共通点と要素も多く持っている。カードゲームの属性も鬼道と同じ。また、雷門の一員になったのはともに17話であり、奇しくも剣城の改心回での対戦相手は鬼道の古巣である帝国学園であった。
神童が鬼道の能力とポジション、豪炎寺の経歴と人物的要素を受け継いだキャラクターであるように、剣城はそれぞれの逆を受け継いでおり、1人だけに納めずうまく合わせた人物であるといえるだろう(イナズマイレブンSDの試し配信でも、天馬役の寺崎氏から鬼道と剣城は「ツンツン枠」と共通認識されていた)。
上記の通り、1期と3期のほかにも、2期にも一度天馬と本気で対決している。ただし、この時は彼のみならず、神童らも剣城と共に天馬と戦っており(というより神童がキャプテン)、アーサー王の物語に雷門イレブンが組み込まれ、剣城らは主人公の入団テストの相手という形であり、なおかつアーサー王に怪しまれないためにという互いに双方の目的を一致している状態での勝負であり、敵対していたわけではない。
必殺技
個人技
トゥーキックで力を暗黒の力をチャージし、剣を振るかのように右腕を振り下げて発射するシュート技。
無論ボールには触れておらず、右腕を振り下げる動作はいわば発射の号令のようなもの。
暗黒のエネルギーを込めたボールにオーバーヘッドキックを叩き込むシュート技。
究極奥義に数えられるシュートチェイン技であり、単体で使うよりも、シュートの威力を強化するという使用方法が効果的。
悪魔のごとき翼を生やして体を捻り、翼からエネルギーをボールに収束させボレーシュートを放つ。
剣城単体での最強技なのだが、アニメ作品ではゴール率最低で、初登場が最初のシリーズにもかかわらず初ゴールを決めたのはギャラクシーに入ってからである。
デスソードをバイシクルキックで放つバージョン。こちらは火属性ではなく無属性。
GO3での主力技であり、アニメでも得点率が非常に高い。
- 菊一文字(ミキシマックス)
沖田総司とのミキシマックスで発動。ボールに左足で一閃。ボールにエネルギーが集まって菊の花が形成され、散華と共にゴールに向かって行くシュート技。
合体技
- ジョーカーレインズ(パートナーは神童)
- エボリューション(パートナーは天馬、神童)
- ファイアトルネードDD(パートナーは天馬)
- グレートブラスター(パートナーは白竜)
- ファイアトルネードTC(パートナーは天馬、黄名子)
- ブラックドーン(パートナーは瞬木)
- ジ・アース∞(パートナーは天馬、神童)
化身名「剣聖ランスロット」
必殺技「ロストエンジェル」
全身甲冑に赤いマントを羽織った騎士の姿をしている。
元ネタはアーサー王物語に登場する円卓の騎士長ランスロットだと思われる。
また、天馬の魔神ペガサスアークと神童の奏者マエストロと合体した化身、魔帝グリフォンもある。必殺技はソード・オブ・ファイア
化身自体の特徴もあって、初のオプションが翼ではなくマントのアームド。
当初は失敗を繰り返していたが、それを見ていた円堂大介の抽象的アドバイスを読み解くことで取得した。
ミキシマックス
前述の通り沖田総司とミキシマックスし、「稲妻のように素早く切り込む速さ 電光石火のスピードストライカー」となった。必殺技は菊一文字。
天馬とフェイ、もしくはフェイと神童の組み合わせで最強イレブン波動も使用。
ソウル
剣城京介のソウルは黒い「オオカミ」。
ファラム戦で天馬と同時に発動する。
関連イラスト
関連タグ
登場作品
イナズマイレブンGOクロノ・ストーン イナズマイレブンGOギャラクシー
所属チーム
雷門中/雷門イレブン 黒の騎士団 時空最強イレブン 新生イナズマジャパン/アースイレブン ファラム・ディーテ
その他
灰崎凌兵:次作のメインFW。「最初は強力な敵で、後に雷門に加入する」という鬼道、剣城と同じ道を辿る。