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三国太一

さんごくたいち

『イナズマイレブンGO』シリーズ及びスマートフォン用ゲーム『イナズマイレブンSD』(2020年11月30日サービス終了)の登場人物。
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CV:佐藤健輔


概要編集

雷門中サッカー部所属3年生。ポジションはGK。

雷門の裏のキャプテンと言われている。3年に進級した際、キャプテンの座を神童に託す。

母子家庭で育ち、料理の腕は天馬と同じくらい美味しいと称賛するほど。

アニメ第9話ではロールキャベツを披露しており、『イナズマイレブンGO限定ファンブック』(LEVEL5BOOKS)でもレシピが掲載された(同書では「夏未の煮込みハンバーグ」(『GO』第24話より)の正しい作り方を教える裏方としても活躍)。

母親にはフィフスセクターの指示によりサッカーの勝敗が決められていることを伝えておらず、指示に従っている自分の姿を見せたくなかったために今まで試合に呼んでいなかった。

家庭環境から安定した進路を取るためにフィフスセクターの指示に従おうとしていたが、天馬との接触や応援に来た母親の姿を見て自分の本音と向き合い、天河原中との試合でフィフスに逆らいゴールを守ることを宣言する。

海王学園との試合にてゴールを守れずGKのポジションを天馬に交代させられる。天馬の務めていたポジションには霧野が入り、自身はサイドバックに回されるが、天馬が魔神ペガサスでゴールを守ったことにより自分たちのサッカーを守る熱意とボールに向かっていく姿勢を教えられ、その後再びGKに戻り雷門のゴールを守った。この試合で新技フェンス・オブ・ガイアを習得。基本必殺技よりワンランク上のものとして扱われている相手の化身シュートを必殺技で止めた。

ちなみにゲームではノリノリで交代を受け入れており、むしろ天馬の方が困惑していた。

幻影学園戦後、西園信助を次期キーパー候補に見込み、いろいろと指導する。新雲学園戦以降は信助がキーパーとして出場することがあり、彼の出番は減った。


イナズマイレブンGOクロノ・ストーンで雷門サッカー部が消えたパラレル世界では相撲部に入っている。

サッカー部が戻ってからも時空最強イレブン探しに連れて行ってもらえなかったりと出番は少なめ。

終盤、セカンドステージ・チルドレンとの対戦の際に登場したときは、なんと前作ラスボスポジションであるロココ・ウルパの必殺技、「真ゴッドハンドX」を習得していた(その後試合中に「絶ゴッドハンドX」に進化)。


容姿編集

ブロッコリーのような褐色の角刈り頭が特徴(少年時代からこの髪型であり、初期案では髪の量がかなりあった)。

チームメイトから信頼の厚い、雷門中を支える柱のような存在。

メンタル面でもチームを支える縁の下の力持ち。いわゆるオカンポジである。(さらに公式にもそのような扱いを受けている)


作中行為編集

子供のころから母親が試合の応援に来ると必ず勝つというジンクスがあり、母親は周囲の子供たちに「勝利の女神」と呼ばれていた。

三国自身も恥ずかしがってはいるが、自分にとっての勝利の女神は母だと認識している。

しかしアニメでは敵のシュートを受け止められる確率が著しく低い(演出上仕方が無いが)ため「クソザコブロッコリー」「ZARU(フェーダのSARUをもじった呼び方)」などと呼ばれ、一部のユーザーからは「三国さんがキーパーだから負け確定」等と言われる事も多い。

作中では相手の強力なシュートを止めきれずに失点するシーンが目立ち、遂には作中で「ザル」呼ばわりもされてしまい、視聴者からも度々ネタにされた。

母親は勝利の女神なのに、三国本人は疫病神扱いされるという皮肉な状態になってしまっている。

ゴールキーパーの扱いは前作の三期頃から強力なシュート技をガンガン入れていくという魅せ方が主になっており、 主人公の円堂守でさえ半ばザル化していた時期があった。(それでも主人公補正で最後にはちゃんとシュートを止めていたが)

今作では主人公のポジションがMFに変更されたため、主人公補正を持たない三国さんは最後までシュートを止められないという悲劇が起こってしまった為と考えられる。

主要キャラである故に三国さんの失点率が悪目立ちしてまっているが、 勿論、チームが試合に勝つためには「失点した分だけ得点し返さないといけない」ので、実は作中における「ザルGK」は決して三国さんだけではなかったりする。

こればかりは、試合演出の方針が変わるなり、昔のように戻るなりしない限りどうにもならない問題であろう。

なお、化身や必殺技を使わないパンチングのセーブ率はものすごく高く、ノーマルシュートには強い模様。

ゲームでは決して彼自身のステータスが悪いというわけではない(キャッチがほぼ特訓なし+2番目に強いグローブで230は越える)のだが、やはり相手が化身使いだとどうしても分が悪くゴールを割ってしまうこともしばしば。

シャイン、ダークではボス試合のミッション発生中はGKがコマンドバトルで無敵(バーニングキャッチで化身技を防げる等)かつTPが減らない無敵状態となるので、 それを利用して相手の化身とTPを全て削りさる攻略方法(通称・三国無双)が存在した。


GO2ではあまり目立った活躍はなく、信助がGKであるため時空最強イレブンには選ばれなかったのだが、パラレルワールドイベントでは別の意味で大活躍している。


パラレルワールドイベントの雷門イケメンコンテストでは、何とイケメンコンテストの前回優勝者となっている。しかしモテているハズの霧野・神童・太陽が三国の顔を羨ましがる様子を見て、天馬は「ここは美意識がねじまがった世界なんだ」と発言。つまり三国さんはゲフンゲフン

性格も普段の三国の性格とは少し変わっており、「はあああっ!あなたの心をバーニングキャッチ!」「雷門のイケメンは俺が守る!」等と妙な事を叫んでいる。おまけにコンテスト優勝の座は飛び入りしてきた天城に掻っ攫われ、激しく落胆するなど普段の三国からは考えられないような凄まじいネタっぷりを発揮している。


またこれ以外にもイベントが・・・詳しくは下記で。


最終作のイナズマイレブンGOギャラクシーでは、数人を残してメンバーが総入れ替えになったため、彼も他の殆どのメンバーと同じく戦うことはなかった。

ゲーム版ではビッグバン・スーパーノヴァ共通でアースイレブン追加メンバー候補として登場しており、仲間にすることができる。


英雄たちのヴィクトリーロードでは、何度倒れても諦めない不屈の姿に皆が心を打たれる。……と倒される前提の記述になっている。


化身編集

  • 精鋭兵ポーンB

GO2のパラレルワールドにて念願の化身を習得。

しかし、習得した化身はMF化身であり、三国は自慢げに信助に見せびらかしたが、信助は苦い表情をしていた。

ちなみにアームドも可能だが、頭の部分がどうみてもアレにしか見えない…。


ギャラクシー終盤付近で放送された妖怪ウォッチの予告CMで披露したアニメオリジナル(?)の化身。

気合は十分だったのだが、天馬のノーマルシュートに三国ごと吹き飛ばされてしまった。

あまりにも不意打ちな登場だったため、視聴者の腹筋を悉く崩壊させた。


五条さんの例からも分かる通り、ファンからの評価を公式が逆輸入することは本シリーズではよくあることであり、 これによって彼のネタ化にさらに拍車がかかったことは言うまでもない。


必殺技編集

炎を纏って回転…するのだが、途中で何故が逆回転して威力を殺し、そのままキャッチする。

豪炎寺のファイアトルネードなどが炎を回転で生み出しつつその回転力を生かしているのに対し、後ろ向きの回転で勢いを無駄にしている点はよく突っ込まれる。

成功率は3/12回(セーブ率25%)であり、八百長時代を除けばもう少し上がるがそれでも3割ちょい。頼れるとは言い難い。

挙句カードゲーム版のCMでは剣城のデスソードに破られ吹っ飛ばされるなど散々な扱いを受けていた(一応成功バージョンもある)。

『GO2』では信助の初期技に採用されている。


  • フェンス・オブ・ガイア

地面から大地の壁が突き出してくる。非常に強力なパンチング技だが、属性不一致

序盤は出しさえすれば中々成功率が高かったものの、それも話数が進むにつれて怪しくなって行くように。

特に劇場版では何度も出す前に潰され、やっと出せても白竜のホワイトブレスの前に破壊されてしまうなど散々であった(まあその前にヤギをかばった天馬に気を取られてボールを腹にモロに食らって失点したシーンの方がよほど印象に残るが)。

なお、ドラゴンリンク戦では化身シュートを2回連続で防ぐなど、そこそこの活躍をしている。

成功率は6/17回(セーブ率35%)。バーニングキャッチよりはマシな方だが、こちらもあまり誇れる戦績とは言えない。

時々フェンスオブ害悪と言われてしまう。


手を目の前で組み、そのまま大きく振りかぶってから腕を横に開き、黒と赤の巨大な手を出現させてシュートを止める。 黒と赤でできた手や迫力溢れるカメラワークは中々カッコよく、威力も高い。ゲーム版ではGO1では火属性最強、GO2以降では準最強技である。

劇場版では散々やられっぱなしだった三国さんが意地を見せ、最後の最後でゼロマグナムをこの技で止めた。

…のだが、アニメでは2期で登場した新キャラのベータの化身アームドのかませ犬扱いにされ、なんとアニメ初登場で破られてしまう。 その後もう一度発動するも、今度はベータのノーマルシュートにすら破られ、結局アニメ版では成功率0%という悲しい結果に終わった。

成功率は1/3回(セーブ率33%)。使用回数が少ないとはいえ、フェンス・オブ・ガイアよりも低くなってしまった。

アニメでの活躍っぷりの影響か、視聴者からは名前をもじって「頼り無いハンド」「無能ハンド」「無信頼ハンド」など散々言われてしまうことに。


実はニコファーレで行われた七夕フェスティバルでのオリジナルストーリーでもう一度だけ使用しているが、 その際アルファが超次元サッカーの「超次元」を消す(=ただの地味なサッカーが残る)というトンデモなことをしていたため、 超次元の代名詞である必殺技は「無頼ハン…ハン…ハンバーグが得意料理だ!!」となり不発に終わってしまった。

ちなみに敵のシュートも超次元が抜けていたためか、ノーマルシュートには強い三国さんはちゃんと止めていた。

神童が「三国さんが…止めた!?」と本気で驚いてたのは、キャラ崩壊ありの番外編ならではだろう。


前作のラスボスであるロココも使った、大介さん直伝の必殺技。最終章であるラグナロク戦前の練習試合で初披露。信助の化身技をも破ったプラズマボールを難なく止めた。

無印版のラスボスが使った技だけあって協力で、試合では相手の化身の必殺技シュートくらいなら難なく止めてしまう。 更に試合中に「絶ゴッドハンドX」に進化させるなど成長も見せた。

だが脚本の都合かTPの枯渇か試合では2回しか発動せず、技を使わない時を狙われ得点を重ねられてしまうことに。味方の裏切りも相まって、結局その試合は1-5で敗北するなどあまりいいところは見せられなかった(それでもゲーム版では10点以上の失点イベントがあるため、それに比べれば頑張った方だろう)。

一応この技自体の成功率は3/3回(セーブ率100%)なので、強い技であることには変わりはない。


ドラマCD「特訓の絆」にて登場。

時系列的にはクロノストーン幕末編の話であり、その時に砂木沼治と出会い修行をして見事習得。しかし、沖田とミキシマックスした剣城の菊一文字に破られてしまった。

なお、ゲーム版ではドリルスマッシャーが収録されなかったため、再現は不可能。


  • 大爆発張り手

ゲーム版GOギャラクシーで自力習得可能(代わりにバーニングキャッチが秘伝書枠に移動された)。

元々は韓国代表ファイアードラゴンの必殺技であり、パンチング技である。


セーブ率に関する余談編集

「実は自身がGKを託した信助の方がセーブ率が低い」というのは、ファンの間ではそこそこ囁かれる話だったりする。

有志の集計結果によると、アニメ(GOギャラクシー)終了段階での三国さんの全体のセーブ率は約45%であるのに対し、信助や前作キーパーの立向居勇気のセーブ率は約38%である。

立向居と信助はノーマルシュートに対するセーブ率が異様に低く、対ノーマルシュートが強い三国さんとは対照的である。

未だに「ザルキーパー」の代名詞として三国太一の名が挙がるのは、一度与えた印象と登場回数の多さ故だろうか。

作品自体が失点率の高い試合が高く、その分を取り返す為に得点を入れていかなくてはいけないことが多いので、彼だけが特別ザルでもなく、初代主人公でGKをしていた円堂守ですらゴールを割られる事が少なくなかったのである。


ちなみに天馬がやむを得ずGKを務めた際のセーブ率は6/6の100%。

絶対数が少ないために何とも言えないが、円堂以上に何でもできる天馬の能力の異常さ、ひいては主人公補正の強さというものを感じてしまうデータである。


主にネットで何かとネタにされることが多い三国さんだが、本項目の記述の通り、決して選手としての能力が極端に低いわけではない。

(むしろ、ゴッドハンドXの習得及びその成長速度を見る限りではかなり優秀な部類である)

勿論、彼を純粋に愛するファンが存在するのもまた事実。くれぐれも過度なバッシングや貶し愛は控え、話題のネタにする場合は愛と尊敬を持った上で行うことが大切である。


ちなみに、天馬がGKに入る時に監督から「SBに入れ」と言われ指示に従い一時的にサイドバックを務めたが、この指示されるシーンはイナズマイレブンではポジション名がDF、MF、FWなどの一括りで言われることが大半な中、具体的なポジション名が登場した何気に珍しいシーンでもある。しかもそれがGKという他と違ってそれ以上分類しようもないポジションの選手に指示されたのだからなおさらにである。


関連イラスト編集

(いいシュートだ……!!!)三国先輩

無頼「無頼ハンドは通用しないようだ…」


関連タグ編集

イナズマイレブンGO どうしてこうなった

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