ダークサイド瞬木
だーくさいどまたたぎ
ネタバレ注意!
「彼」は、登場時から周りとの協調を大事にする爽やかな少年だった。
しかしその一方で、過去の暗い経験からなのか、所々で彼の影の部分が見え隠れしていた。
グランドセレスタ・ギャラクシー本選二回戦、惑星サザナーラとの試合。
サザナーラ人は心の形「アズル」が見える種族であり、彼のブラックホールのような心の闇を見抜いていた。
サザナーライレブンのキャプテンであるポワイは、瞬木のドス黒いアズルを天馬の輝くアズルにぶつけて互いの心を壊してしまおうと画策する。
彼女は、瞬木に皆が自分の足を引っ張っているように錯覚させ、さらには「お前らが不甲斐ないから俺が力を発揮できないんだ」などと苛立つ彼の心の内を、彼に駆け寄ってきた皆の前で暴露してしまう。
自分の心の黒い部分を明かされ疑惑の目を向けられる中、耐えられなくなった瞬木は「ああ、そうだ!自分はこういう奴だ!」と肯定し、胸中を吐露する。
このままアズルが壊れるかとサザナーライレブンが期待する中、天馬と座名九郎の言葉が彼の心を動かした。
「いい所も悪い所も、全部引っ括めて瞬木隼人だ!おれの仲間の、瞬木隼人だ!」
そして彼は自分の汚い部分を受け入れ、変貌をとげる。
「キャプテン!俺にボールをまわせ!決めてやるよ!」
自分の心の内を曝け出すようになった瞬木。
以前の爽やかな態度は影を潜め、思ったことをストレートに表現する性格となり、他人を見下したような発言や、皮肉っぽい台詞を吐くようになる。
かと言って協調性がなくなり一匹狼になったというわけではなく、他人の思惑にあえて乗っかることも多い。
クールというよりは好戦的であり、熱い一面も持ち合わせている。
イクサルフリート戦の際には、剣城との連携技「ブラックドーン」を初披露。しかしベルセルクレイの影響により、ソウルが暴走しオズロック達の想像以上の力に苦戦するアースイレブン面々。そんな中、現状ではオズロック達に勝てないと見越した瞬木はみんなを引っ張るキャプテンとしての天馬の態度に憤慨、叱咤する。
「松風天馬ーーー!!.
もうあんたのキャプテン面にはウンザリだ!。
キャプテンの優しい言葉なんて反吐が出るぜ!!!。
俺は「アンタ」が見たいんだ!、松風天馬!
すげぇプレイで見せてみろよ!アンタ自身のサッカーで、
みんなを引っ張ってみろよ!」
チームの大半がサッカー初心者だった事もあり、心のどこかで「みんながついてこれるサッカー」として無意識のうちに本来の力をセーブしていたのだ。その言葉を受けた天馬はキャプテンとしてではなく一人のプレイヤーとして、持ち前の最強のドリブルを解禁、ソウルもペガサスへと進化させる。その光景を見ていた瞬木は
「さぁ!
アンタの嵐・竜巻・ハリケーン
見せてもらうぜ!」
と天馬を必殺技へと促す。その後、全宇宙の存亡を懸けた試合に勝利。「コズミックプラズマ砲」の流れ弾をアースイレブン全員で打ち返し、ブラックホールは消滅、地球へと帰還する。
また容姿も多少変化しており、前髪は左側が後退した分右側が長く伸び、右側の横髪が濃い青色に変色している。
顔つきも鋭くなり、ニヤリと挑発的な笑みを浮かべることが多くなった。
『Level5』のPVでその存在が明らかになってからは『闇瞬木」と呼ばれていた(そのため、こちらに移行するまではこのタグで検索するといいだろう)が、2013年10月15日、『イナズマイレブンGOギャラクシー ビッグバン/スーパーノヴァ』公式ページの更新で、正式名称が『ダークサイド瞬木』だと判明した。