概要
元々は、第一世代戦術機であるF-4J改 瑞鶴の技術情報を元に、河崎重工、富嶽重工、光菱重工の3社によって共同開発されるはずであったが、第二世代戦術機開発を経験していないためその開発は難航した。そのため帝国軍は先に第二世代戦術機F-15J 陽炎をライセンス生産。その技術蓄積を元に開発されたのがこの“不知火”である。
この機体では、新素材や複合材の開発により耐熱耐弾装甲を重要部に限定することが可能となり、可動性を向上すると共に機体を軽量化。その結果、機動性や整備性が従来機に比べて大幅に向上した。さらに機体表面には新開発の対レーザー蒸散塗膜加工が施されている。また、700km/hを超える速度で長距離噴射をする事が可能。(トータルイクリプス小説第一巻 朧月の衛士 第2話より)|
横浜基地ではA-01にのみ配備されている。UNブルーの不知火はその部隊の秘匿性などから非常に貴重な機体となっていたようである。同じ第三世代戦術機の中でも、米軍最新鋭機であるラプターと比べるとスペック上では劣っているものの、衛士の錬度次第ではスペック差を覆す事が可能なポテンシャルを持つ優れた機体。
メイン画像は国連軍仕様機。
改良型に不知火壱型丙があるが、非常にピーキーで扱いづらい機体でありこの不知火をアメリカの技術で改修する計画がXFJ計画でありこれをめぐる物語がトータルイクリプスである。
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マブラヴオルタネイティヴ本編では主人公任官後となる物語後半から登場(敵としてであれば中盤、キルレシオ7:1をひっくり返した化け物として登場している)。特殊任務部隊の一員となった主人公の愛機として、二度の大規模な戦闘を共にした。特に一度目の戦いである『甲21号作戦』に於いては、同部隊の先任将校すら驚愕し目を見張るような戦闘を展開、本機の高い機動性能と主人公の機動戦闘技術とが噛み合い常識外の戦果を上げた(同時に三体もいれば部隊が壊滅しかねない敵を23体も同時に敵に回した上でフルボッコ。しかも単機で)。
漫画版マブラヴオルタネイティヴに於いては描写の関係で更に出番が増える。本機を用いての部隊内模擬戦闘演習に於いて、突撃隊長(通常、部隊で最も単独での戦闘・生存能力の高い者が任じられる)にも冷や汗をかかせる事となり、主人公のキワモノぶりの表現に一役買った。
その他外伝作品として『マブラヴアンリミテッド ザ・デイアフター』『マブラヴオルタネイティヴ トータルイクリプス』にも本機またはその改修機が主役を張っている。
どうでもいいが陽炎の進化形、即ちその次の存在として本機が存在する辺り、何とも名前の由来たる大日本帝国海軍・陽炎型駆逐艦である(陽炎が一番艦、不知火が二番艦)。
……陽炎の国産8号機は雪風ってあだ名に違いない(確信