※Undertaleのネタバレを含みます。原作をプレイされてからの閲覧を推奨します。また、グロテスクな描写を含みますのでご注意下さい。
概要
Sour-Apple-Studios氏によって制作されたUndertaleの派生作品。
Deviantartで連載されているwebコミックと、ブラウザゲーム二つの媒体が存在している。このほかにもDeviantartやTumblrにて設定画や本作の設定に関するQ&Aが公開されていたり、Deviantartのコメント欄で質問をすると答えてもらえることもある。
原作のNルート(Torielが追放されUndyneが女王となるエンディング)から長い年月が経ち、全てが悪い方向に進んでしまった地下世界が舞台、という設定である。
そんな地下世界に落ちてきた主人公・Aliza(アリザ)が地下からの脱出を目指すというのが大まかなストーリー。
登場するモンスターは皆狂ってしまっており、Alizaは彼らによって何度も悲惨な目に遭わされたり、最悪殺される羽目になる。
漫画版とゲーム版の違い
漫画版
漫画版は花畑(原作のスタート地点)でAlizaが目覚める場面から始まり、今のところは原作と同じ順序でストーリーが展開している。現在、Ruinsを脱出し、Snowdinの町での物語が描かれている。
(2017年11月現在)
まれに、物語の中でAlizaにどのような行動をとらせるか読者に選択肢を出し、その投票結果で物語が分岐することがある。エンディングもいくつか候補が用意してあり、いままでどのような選択をしてきたかによって、たどり着く結末が変化する予定らしい。気になる人は参加してみるといいだろう。
ゲーム版
ゲーム版のスタート地点はSnowdinの森で、AlizaをSnowdinの外へ導いてあげることが目的である。こちらはSansにHorrortaleの世界についてあれこれ質問できたり、Papyrusのスパゲティを食べたりすることができる。Papyrusにパズルを挑まれたところでゲームは終了となる。
登場人物
Horrorの名の通り、モンスター達は皆狂気に満ちた恐ろしい外見になっているのが特徴。
※各媒体の展開や設定画、作者様のTumblrなどを参考に編集しています。漫画本編およびゲーム版のネタバレも一部ありますので、気になる方はご注意ください。
Aliza
Horrortaleの主人公。年齢は9~12歳。ボロボロのワンピースを着た茶髪の少女。足元は裸足。
目は基本閉じている(または糸目)が、開眼することもしばしばある。
開眼時は目つきの鋭いイケメン。原作の主人公とは異なり、セリフを喋る場面がある。
原作では「ケツイ」の力によってセーブとロードが行われていたが、Horrortaleでは「恐怖」によって行われるという設定であり、彼女が死んだり死を望んだりする度に元の状態に巻き戻されてしまう。服はボロボロだが、地下に落ちる前は貧乏な暮らしをしていたというわけではないようだ。(ゲーム版のSansの発言については間違った印象だとSour-Apple-Studios氏は述べている)
タマシイの色は青紫。
Sansとの接点が多い影響で、彼とのカップリング「ホラサンアリ(ホラアリ)」がある。
Alizaが地下で最初に出会う、言葉を喋る花。容姿は原作と異なり、単眼になっている。
詳細は不明だが、Alphysの実験のせいであるらしい。登場してすぐTorielに燃やされてしまうが、その後Alizaに助けられて復活し、行動を共にする。Alizaを馬鹿にすることもあるが、基本的にはAlizaにアドバイスをくれる味方ポジションである。
Ruinsの番人。荒れ果てた家で暮らしている、ヤギに似た容姿のモンスター。
目が爛々と緑色に輝いており、ローブに描かれている紋章は破り取られている。
精神的に病んでしまっているようだが、原作同様落ちてきた子どもたちの世話をしている。
地下世界が地獄と化したことを知っているため、Ruinsから人間が出るのを阻止しようとしている。これまでRuinsから出ようとした人間の多くを殺害している。 Alizaも彼女に保護されるが、毒を盛られてしまい、Floweyの助けを借りながら脱出を目指すことになる。
ゲーム版ではRuinsの扉を調べると彼女と会話することができるが、機嫌を損ねるような回答をすると炎魔法で焼き殺されてしまう。
Snowdinで暮らすスケルトン。Papyrusの兄。頭蓋が割れており、服には返り血がついている。瞳孔は赤色だが、右目は常に真っ黒なままである。表情が豊かで、笑顔が可愛らしく一見の価値あり。
ジョークや精神的な拷問を好む。
頭の傷は支配者であるUndyneに反抗したとき、彼女に付けられたものであるらしい。また、この傷によって原作での出来事の一部を忘れてしまっている他、ガスターブラスターを召喚することができなくなった。(骨攻撃とショートカットは使えるらしく、漫画・ゲームともに使っている描写がある)
Undyneを激しく嫌っている。また、恐ろしい容姿に反して、仲間のモンスターのために人間を狩っているが、彼自身は人肉を食べたことが無いという可能性が示唆されている。
ゲーム版では見張り小屋に居て、特定の条件下ではホットドッグを食べるか質問してくる。
ここで食べると答えると「head dog(ヘッドドッグ)」と称してAlizaを肉切り包丁で切り殺す。このヘッドドッグの場面が印象的であったためか、ファンアートでは斧や肉切り包丁を手にした姿で描かれていることが多い。しかし、設定画によると普段の武器は巨大な骨であるようだ。
色々な質問に答えてくれる場面もあるが、ある操作をすると怒ってAlizaを骨で串刺しにする。
Snowdinで暮らすスケルトン。Sansの弟。
目が小さく、大きさの不揃いな歯を持っている。歯には血のようなものが付着している。
地下世界が地獄と化してもその陽気さは失われておらず、周囲のモンスターからはUndyneより尊敬されている。怠けているSansに怒ったりする、Alizaにパズルを解かせるなど原作と大差なく見える場面も多い。しかし、人間を太らせようとすることに対して意欲的。
ゲーム版ではお腹を空かせたAlizaを太らせようとスパゲティを振舞ってくれる。
……が、食べると中から髪の毛や目玉が出てくる。
地下世界の女王。漫画版、ゲーム版ともに直接登場はしていないが、作中に名前が度々出てきたり、作者であるSour-Apple-Studios氏が彼女を描いたイラストは存在する。Tumblrでも彼女の設定について触れられている。ヘソの出たデザインの鎧を着ていて、棘のような冠をかぶっている。左目には眼帯ではなく血の滲んだ包帯を巻き、左側のヒレ耳も欠損している。ポニーテールは千切れたようになっている。Sansとは互いを嫌っているらしい。
・・・以上。
その他のキャラクターたちも構想は練っているようなので、気長に登場を待とう。
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※英語注意。
Sour-Apple-Studios氏のDeviantart
日本語版コミック
許可を貰い、前半はれもんあざらし氏が、途中からは星屑チッピー氏が翻訳をしている。