概要
本作の主人公。身長152.6cm、体重42.0kg、血液型O型。
最近になって茜ヶ咲中学校に転入してきた少女。普段は新聞販売店で住み込みながら学校生活を送っている。いつも笑顔で生活する彼女だが、裏の顔を持っていた。
それは「魔法少女相手に名前を訊き、訊いた相手をその場で殺し、その名前を記した紙を持つ」というもので、噂されている「女子中学生連続殺人事件」の犯人「キリサキさん」その人だった。ちなみにその紙は、髪留めと一緒につけている、お守り袋に入れている。これはツバキ(後述)がしていた「相手のことを忘れない」というまじないである。
これまでの原作(スピンオフ作品含む)でもダークな展開はあったが、このパターンすら既に慣れてきている読者に改めて衝撃を与えた。「魔法少女自体の善悪を問う」のがテーマの本作の主人公らしい人物像であることは、確かである。
作者のTwitterによれば、当初のデザインとしては、敵役用のもので、年齢も18くらいを想定。メインの5人の中では一番最後に描いたキャラで、復讐に燃える炎と相手を灰にするというイメージでカラーが決まったとのこと。
(後に振り返って、『どこぞの諜報機関のガチのアサシンでも面白かったなぁ』と思っていたそうな…)
第1話からやりました。
同じ主要キャラに対しては第2話で。
幼い頃に魔女によって両親を殺されたスズネは、ツバキという魔法少女に助けられる。
その後自らもキュゥべえと契約し、恐らくは「ツバキのような魔法少女になりたい」という願いで契約を果たした。
その後はツバキと共に魔法少女として魔女と戦っていたが、ツバキが魔女化したことで魔法少女の真実を知る。
以後、これ以上魔女を生み出さないように魔法少女を殺し回る暗殺者へと変貌した。
魔法少女としての能力
イメージカラーは灰色。ソウルジェムはネックレス型になり、自身の首にかけられている。
灰色のコートを羽織っており、カッターナイフのような形状の大剣を使用した、斬撃を得意とする。
対魔法少女戦においては、なるべく苦しまないようにと、相手の死角からソウルジェムをピンポイントで狙う。
固有魔法は「魔女の能力のコピー」。倒した魔女の能力を剣に取り込み、1種類だけ獲得することができる。
かつては魔女を倒すたびに上書きしていたが、ツバキの魔女を倒した後は、彼女の火炎系の魔法で固定するようになった。
ツバキの魔法を発動する際には、その種類に合わせて、剣の模様が発光するようになっている。
- 陽炎:光る模様は左から2番目。名前通り陽炎の要領で、光を屈折させ姿と気配を消す。
- 炎舞:光る模様は真ん中。空中に炎で出来た無数の剣を生じ、敵に向かって発射する。
マギアレコードでは、横ブラストの技として登場。
- 桜火:髪に結わえたお守りを媒介とした強力な火炎魔法。剣が刀じみた形状に変化する。
マギアレコード
ホオズキ市に転校する前の時期のため、時間軸としては、原作以前となる。
インキュベーターから自分たちの監視が及ばなくなった場所の話を聞き、魔法少女を狩るために神浜へ足を運ぶ。
最期
ネタバレ含む
自分の意志で行っているかに見えた魔法少女抹殺は、彼女を椿の仇として付け狙う日向カガリの策略であった。
亜里紗との戦闘中、突然現れたカガリによって、自身が凶行へ走るに至った決意が彼女によって捏造されたものだという、真実を突き付けられ、これまでに4人の命(*)を奪ってしまった罪悪感に襲われ、絶望しかける。
しかし、自身を操ってきたカガリへの負の感情により立ち上がり、彼女へ戦いを挑むも、心身ともにボロボロの上、彼女の魔法によって翻弄され、窮地に陥る。
最終的には、加勢した茉莉によって救われ共闘。彼女のサポートによりカガリを追い詰める。カガリが魔女化した後は茉莉を救うために魔女カガリを倒す。グリーフシードで茉莉を救った後、茉莉に感謝され自害した。彼女の意思は茉莉に受け継がれることとなる。
関連タグ
*2話で彼女が読んでいた新聞によると、1話で殺害した穂香佳奈美が3人目の犠牲者だとされているため、本編開始時点で、すでに2人の魔法少女を手にかけていることになる。