概要
この年、熾烈な首位争いを繰り広げていた両チーム、先発投手難に悩む阪神・金本監督はこの大事な試合にドラフト6位新人・福永春吾を抜擢、しかし、福永は重圧に呑まれて四球を連発し丸佳浩に二点本塁打を浴びせるなどして4回6失点KO、リリーフした松田竜馬も5回に3点を失い試合は終わったかと思いきや、5回1失点の広島先発の岡田明丈が6回に4四死球を乱発するなど突如くずれて7失点、リリーフした中田廉、薮田和樹、(仲尾次)オスカルも流れに飲み込まれて失点を重ね、9点を先取しながら9対12で敗れる赤っ恥の試合となってしまった。この日、9点差の呪いとしてその名と共に刻み込まれる事となるその名は「血涙の9点差」。
その後
この敗北がきっかけでカープは一時期2位に転落したものの。嘘のように息を吹き返し再び首位に浮上し血涙の9点差を引き起こした投手岡田はなぜか一年を通し12勝という成績を残している。そして1年後の同時期にカープは呪いを弾き飛ばす如く馬鹿試合を引き出し勝利した。
広島カープ全体に残した影響
この時の事件は一般のファンや赤ヘル信者だけでなく選手たちの心にも大きく傷を残し未だに「9点差はやばい」とたびたびベンチで発言されているという。当たり前だが一般のファンや赤ヘル信者にも同じ事を大量点数でリードしている状態でも同じ事ささやかれているという。まさに血涙の9点差。呪いである
馬鹿試合としての評価
言うまでもなく日本プロ野球界の馬鹿試合記録に残された1つの記録である。詳しくはここ馬鹿試合(プロ野球)