カードテキスト
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2450/守1600
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上に存在する悪魔族モンスターが
戦闘で破壊した効果モンスターの効果は無効化される。
概要
悪魔族の大型モンスターにして、冥界を統べる魔王。名前の由来はギリシャ神話に登場する冥界の神「ハデス」であろう。しかし神話のハデスはれっきとした「神」であるのに対し、こちらのハ・デスは見た目からして「悪魔」であり「魔王」である。
自身を含め、自軍の悪魔族全員を強化する強大な力を持つ。このカードの影響を受けた悪魔族モンスターに戦闘破壊されると、墓地で有用な効果を発揮するはずのモンスターも沈黙してしまう。しかし、あくまで「戦闘で破壊した」モンスターの効果しか無効化できない。破壊される前に効果を発揮されたり、そもそも戦闘破壊されないモンスターに対しては効果を適用できないので注意。
また、一度墓地に送られると蘇生できないというデメリットを抱えている。墓地からの特殊召喚が非常に重宝される現在のデュエル環境においては大きなデメリットであるが、相手に利用されにくい長所と取ることもできる。
様々なカードのイラストに登場しており、悪魔族の中では最もキャラクターが立っていると言える。そして元々冥界を統治していたとされる「深淵の冥王」とは浅からぬ因縁を持っている。彼から王の座を奪って降格処分を言い渡した後、悪魔の軍勢を率いて無敗将軍フリード率いる戦士・魔法使い連合軍やタイラント・ドラゴンを中心としたドラゴン族の群れとの戦いに身を投じた。
咆哮一つで相手を弱化させてしまうなど、ハ・デスの力は圧倒的なものではあったが、玉砕するのを承知で部下を敵陣にけしかけたり、死者を操り人形にしたりと非情な手段を取ることも少なくなかった。そんな暴虐のツケが回ってきたか、ついには深淵の冥王の突撃作戦「ヘイト・バスター」によって爆殺されてしまうのだった。
自爆によってハ・デスを倒した深淵の冥王は新たな力を得つつ復活、再度冥界の王に返り咲く……かと思いきや、なんとハ・デスもまた蘇りし魔王 ハ・デスとして復活。二人の争いはまだまだ続いていく模様。
余談だが、イラストはハ・デスの魔王としての力を知らしめるかのようなシーンが描かれている場合もあるが、ヘイト・バスターのように劣勢や窮地に立たされているイラストも少なくはない。